固体高分子型燃料電池(野呂康弘著 分散型エネルギーによる発電システム P139より)
現用のガス給湯器が耐用年数切れに近くなり、後継機として湯沸かしと同時に発電する給湯機についてお勉強です。
特徴として①作動温度が約70~90℃でありそれほど高くないため、迅速な起動が可能。②電解質の出力密度が高いため、装置をコンパクトにでき、自動車や家庭向けに適する。③電解質は固体の高分子膜であり、液体に比べスタック設計や運転が容易。④排熱利用が可能である。ただし、60℃以下の温水である。
課題として①触媒に高価な白金を使用しているため、価格アップの要因となる。②触媒が一酸化炭素と結合しやすく、燃料中に一酸化炭素が存在すると被毒現象により触媒の効果が低下する。そのため一酸化炭素の濃度に制約がある。③高分子膜のイオン伝導性は膜が適度に水分を含んだ状態で発揮するため、水管理が難しい。(同書P139-140より)
東京ガスがPanasonicから調達して販売するene・farmはこれらの特徴と課題についてクリアしているのでしょうか?
9月10日(日)晴れ
発電量 21.7kWh (AiSEGデータ)
売電量 17.4kWh
自給率 223.7%
設備利用率 21.5%
日照時間 7 .3h
日照時間当たり発電 2.97kW
連系以来 2950日(8年と28日 )