「一連の蛋白質の列の最後にATP合成酵素という「タービン」がついている。「膜」の外に溜まったプロトンがタービンを回しながら一気に「膜」の内側になだれ込む。水力発電と同じ要領でエネルギーが発生し、このエネルギーでもってADPにリンがくっつく。すなわち、ADPとリンとが「高エネルギー」で結合する。生物があらゆる仕事でATPを使うときは 、ADPとリンの間に内蔵されたこの高エネルギーを開放し、その結果、ATPはADPとリンとに分解する。(中略)結局のところ、酸素を呼吸しているわたしたちは燃料電池を体内にもっているようなものだ。燃料電池の仕組みは、水素が放った電子を酸素が受け取る、すなわち、水素が酸素と反応して燃えるとき水ができて熱が発生する。だから水素はエネルギーになるわけだ。(三村芳和著 酸素のはなし 生物を育んできた気体の謎 P47,48より)
ミトコンドリア(エネルギー産生工場)の説明なのですが、私たちは体内に燃料電池を持っているようなもの!だそうです。思わぬところで燃料電池が出てきました。詳しいことは分かりませんが、水力発電と同じ要領、タービンを回す、燃料電池を体内に持っている とか興味を持ちやすい言い回しで生物エネルギー産生の仕組みを説明して頂けるのは有難いことです。
9月11日(月)曇り
発電量 18.8kWh (AiSEGデータ)
売電量 15.7kWh
自給率 241.0%
設備利用率 18.7%
日照時間 6 .2h
日照時間当たり発電 3.03kW
連系以来 2951日(8年と29日 )