「再生可能エネルギーが伸び、さらに北海道の全域停電を経た今、揚水発電所が脚光を浴びている。上下二つのダムで構成し、下のダムからポンプで水をくみ上げれば蓄電池に、上のダムから放水すれば発電所に早変わりする。
早朝など原発の電力が余った時間帯だけ稼働させる。これまで、そんな消極的な使い方しかされてこなかったが、太陽光や風の強さによって出力が不安定となる再生エネの「波」を整え、電力の需要と供給を一致させる強力な武器として使える。
実際、全域停電からの復旧状況を北海道電力や経済産業省のデータなどで振り返ると、揚水式の北海道電京極(きょうごく)発電所(京極町、出力計四十万キロワット)が、大きな役割を果たしていた。」11/6付け東京新聞朝刊電子版「<原発のない国へ 全域停電に学ぶ> (3)復旧加速 揚水発電に光」より抜粋
この記事のように揚水発電所は容量の大きい巨大蓄電池。再生エネ発電の「波」を整え、電力の需要と供給を一致させる役割を果たします。北海道の再エネ発電量が最大需要の最大37%に達したと言う数字は図らずも今回の全停電の復旧過程で明らかになった再エネ発電の潜在実力のようです。大規模風力、太陽光発電に適した北海道では各種蓄電池と連携する事でこれから4割、5割へ増大する事が期待されます。
HIT210(4.2kW)の発電データ
11月5日(月)曇り一時晴れのち雨
太陽光発電量 7.5kWh
エネファーム発電量(おまかせ) 5.6kWh
W発電量 13.1kWh
売電量 6.6kWh
買電量 2.9kWh
W発電自給率 139.4%
発電設備利用率 11.1%
日照時間 1.7h
連系以来 3371日(9年84日)