「経済産業省は2018年11月12日、新エネルギー小委員会・系統ワーキンググループ(WG)を開催し、新たな前提条件に基づく太陽光発電所への出力制御(出力抑制)の見通しを公表した。それによると、地域間連系線を最大限に活用することで、「出力制御率」は半分以下に大幅に減少することが明らかになった。」(略)「例えば、九州電力の場合、17年度に13万kWとしていた地域間連系線の想定を、活用量0%(0万kW)、50%(67.5万kW)、100%(135万kW)の3パターンで試算した。その結果、30日等出力制御枠(817万kW)から400万kWを追加で接続した場合、連系線未活用(0万kW)時の56%に対し、連系線フル活用(135万kW)では22%まで低下した。また、700万kW追加接続時には、連系線未活用とフル活用で65%から34%に下がった。」「同様に、北海道電力では、100万kW追加接続時に連系線未活用とフル活用で53.3%が14.2%に下がる。東北電力では450万kW追加接続時に37.5%から11.6%に、北陸電力では60万kW追加接続時に36.8%が1.9%に、中国電力では300万kW追加接続時に30.3%から12.3%に、四国電力では60万kW追加接続時に45.4%が2.3%に大幅に下がる。」11/14付け日経電子版「太陽光発電の出力抑制、地域間連系線の活用で大幅減 」より
連系線の活用次第で太陽光発電に対する出力制御率は大幅に下がると言う試算だそうです。日本にも再生可能エネルギー由来電力を優先にする考え方が行われるようになると出力制御の対象が火力や原子力発電にもなるはずですが・・・ 最近のパワコンの機能に「出力制御対応」と言う文字があるのは気になるところです。
HIT210(4.2kW)の発電データ
11月14日(水)晴れ
太陽光発電量 20.3kWh
エネファーム発電量(おまかせ) 6.6kWh
W発電量 26.9kWh
売電量 19.6kWh
買電量 1.8kWh
W発電自給率 295.6%
発電設備利用率 22.9%
日照時間 7.3h
連系以来 3380日(9年93日)