京都に一泊しての初詣で。
けふはやうやくその記録を纏め終はつた。
そもそも、寫眞アルバムのPHJ(Photo Highway Japan)の容量が殘り少なくなつてゐたので、
昔の寫眞をYahoo! Photoに移して容量を確保するといふ作業から始めなくてはならなかつた。
これに思ひの外、時間が掛つてしまつた。
午後3時頃から、Goo BLOGの「仙丈放浪記」に寫眞と記事をアップした。
これが終 . . . 本文を読む
今囘、最後に訪ねたのは、「陰陽師」安倍晴明を祀る晴明神社。
祟りの神を祀る神社を訪ねた後は、「陰陽師」を祀る神社といふのもまたオツなものだ。
神社の入り口には、一條戻橋のレプリカがある。
その左に控へてゐるのは式神かな?
「陰陽師」の作者、夢枕氏も繪馬を奉納してゐた。
それはさうだらうな。
境内には五芒星を型取つた井戸があつた。
「晴明井」と記されてゐた。
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堀川今出川を下ると、左手に一條戻橋がある。
戻橋。
何が戻るかといふと靈魂だ。
その昔(いつかは知らないが)、この橋で坊さんが自分の父親の葬列に出会つたのださうな。
その坊さんが、何か祕術を盡したら、父親が生き返つたのださうな。
それで戻橋という名前が付いたといふことらしい。
なんともおどろおどろしい話ではある。
ちなみにすぐ近くに晴明神社がある。
安倍晴明はこの橋の下に十二神將を養つて . . . 本文を読む
金閣を出て、さて何處へ?
「陰陽師」の晴明神社に行つてみやうといふことになつた。
「上御靈神社」で怨靈鎭魂の神社へ行つたのだから、「陰陽師」にも敬意を表して置かう。
バスで堀川今出川まで行く。
途中で、「白峯神宮て、このへんやつた?」と思ひ出す。
「もつと烏丸よりだつたかな?」
バスを降りたら、なんと目の前が白峯神宮ではないか!
これも祟り神の導きか?
この、白峯神宮は、いはずと知れた、崇 . . . 本文を読む
船岡山から降りて、また何處へ行かうかといふことになつた。
ガイドブックの地圖を見ると、ここから金閣が近い。
私は10年振りで、嫁はんに至つては中學の修學旅行以來だといふ。
では、行つてみるべえ!
さすがに名にし負ふ「金閣」。
外國からの觀光客が多い。
きのふの雪で、池が凍つてゐて白い。
さういへば、私が10年前に會社の社員旅行で來た時も眞つ白だつた。
金閣には雪がよく似合ふ。
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上賀茂神社を出て、朝食をとらうと店を搜すが、何もない。
近くのタナカコーヒでモーニング。
コーヒーにベーコンエッグとサラダが附いてゐる。
こいつがなかなか旨かつた。
さて、次は何處へ行かうか?
私の前の會社の上司が、十數年前、京都のはなしをしてゐる時に、
「一度船岡山に行つてみたら?」
と云つてゐたのを思ひ出し、船岡山に行くことにした。
その上司も數年前に病氣で亡くなつてゐたので、彼の供養 . . . 本文を読む
市バスで上賀茂神社へ向ふ。
上賀茂神社といふと、岩倉のすぐ近くといふ印象がある。
といふのは、私が暮してゐた岩倉の學生アパートには京都産業大學の學生が多く、
京都産業大學は上賀茂神社のすぐ北にあるからだ。
案の定、バスを降りたら雪が積つてゐた。
神社へ向ふ參道は眞つ白で、かたはらの枝垂れ櫻には雪の花が咲いてゐた。
神社の清淨な趣きがさらに演出されてゐる。
こちらには、下鴨神社の祭神・玉依 . . . 本文を読む
明けて、1月8日。
大きな窓のカーテンを開けると、そこには東山三十六峰。
日は既に昇つてゐたが、朝日に染つた雲が、東山の稜線にたなびいてゐる。
けふは素晴らしい天氣になりさうだ。
朝食はリッチにルーム・サービス、といひたいところだが、コンチネンタルで1700円はさすがにもつたいない。
外で食べることにしてチェックアウトした。
我々がホテルで使つたお金は、おみやげを別にしたら、賣店で買つたお . . . 本文を読む
「上御靈神社」にお參りした後は、今夜の宿、ホテル日航プリンセス京都に向ふ。
「鞍馬口」驛から地下鐵に乘り、四條烏丸で降りる。
地上に出るとあたりは暗くなつてゐた。
そもそも、この旅を計畫したのは日航のクーポン券を使ふためだつた。
期限が2006年2月末までだつたので、それまでに使はないといけない。
どうせなら日航ホテルに泊まらう。
でも交通費はかけたくないし、近いところで旅が樂しめるところ・・ . . . 本文を読む
「上御靈神社」は、行つてみると「御靈神社」といふ石碑がたつてゐた。
地圖では「上御靈神社」と表記されてゐるのだが・・・
上御霊神社は創建が桓武天皇。
祀られてゐるのは、早良親王、他戸親王、井上内親王、藤原吉子、橘逸勢、文室宮田麻呂、菅原道真、吉備真備なのでさうだ。
早良親王といへば、謀反の罪を着せられて、非業の死を遂げた人物だつた筈。
合祀されたほかの7人を併せて、八處御靈といふらしい。
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暖かいだんご屋を出ると、外の寒さはまた格別。
雪はやんだものの、じはりじはりと寒さがからだに染みこんでくる。
次は上御靈神社を目指す。
なんだか恐ろしげな名前に惹かれてしまつた。
そもそも、今囘の旅は、目的地が決つてゐない。
下鴨神社だけは決つてゐたが、あとは足の赴く儘の氣樂な旅だ。
細い道を西に向ふと、「出雲路橋」に出た。
賀茂川を西に渡る。
あたかも陽が沈む頃あひで、賀茂川に夕燒雲が . . . 本文を読む
下鴨神社の境内には「御手洗(みたらし)川」といふ小さな流れがある。
この流れの始まるところ、水が湧き出てゐるらしいのだが、そのさまを模したのが「みたらしだんご」ださうだ。
「みたらしだんご」といふと飛騨高山を思ひ出す。
なので、「みたらしだんご」の發祥は飛騨か信州だとばかり思つてゐた。
恐るべし、千年の都、京都!
下鴨神社の西北にあるだんご屋が元祖?らしい。
「加茂みたらし茶屋」といふお . . . 本文を読む
「さざれ石のいはおとなりて苔のむすまで」
國歌「君が代」の一節にある「さざれいし」。
ここ下鴨神社に存在してゐるとは驚きだ。
九州の霧島神宮にもあつた。
伊勢神宮にもあつたやうな氣がする。
いろいろなところにある、不思議な「さざれいし」。
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糺の森を拔けて、下鴨神社の境内に入る。
雪が激しさをましてきた。
これではまるで、私が暮してゐた岩倉だ。
京都の底冷え。
大家さんにナイショでこつそりと石油ストーブを買つてきた日を思ひ出した。
すぐにばれたけど、やさしい大家さんは、
「ここ、石油ストーブでもないと暮していかれへんしなあ」
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前日、飮み會があり、歸宅したのは當日の午前4時。
嫁はんが氣を遣つて、9時に起こしてくれた。
もつと早く起こしたかつたさうだが、怒られると思つたらしい。
自宅を出たのはひるまえ。
愛犬・穗高を嫁はんの實家に預けにいき、午後1時前に梅田へ向ふ。
遲いひるご飯を食べて、やうやく京都へ出發。
京都到着は3時前。
四條京阪まで歩いて、京阪で出町柳まで。
そこから歩いて、下鴨神社に着いたのは4時前 . . . 本文を読む