お薦め度:☆☆
2005年12月11日讀了
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古代日本列島の謎講談社このアイテムの詳細を見る
お薦め度:☆☆☆☆+α
題名では曖昧だが、本書は優れた古代史の概観書である。
日本人がどこから来たのかから始まり、繩文時代・彌生時代の古代史的位置づけ、邪馬臺國、
ヤマトの成立、出雲とはなにか、天皇家とは、物部氏とは、蘇我氏とは、藤原氏とは・・・
古代史の殆ど全ての謎に言及し、それらをひとつの歴史觀の中に位置付ける。
これは見事な「ちからワザ」 . . . 本文を読む
古代史の未来明石書店このアイテムの詳細を見る
お薦め度:☆☆☆+α
「邪馬臺國はなかつた」や「失はれた九州王朝」などの著作で知られる古田武彦氏。
この本は、古田武彦が1996年3月に昭和藥科大學を定年退官された時に配付した、「學問の未來」といふ小册子をベースにしてゐる。
第一部:古代史問答
第二部:歴史學の新しい常識
第三部:古代世界を歩く
第一部は古田氏と若者との問答形式で新しいテーマ . . . 本文を読む
古代史を読み解く謎の十一人青春出版社このアイテムの詳細を見る
お薦め度:☆☆☆
最近の歴史叙述は面白くない。
本来、歴史とは、もつともつと魅力的な筈なのに・・・
その大きな原因のひとつは、人物史の研究の少なさがあるのではないか。
一人でも多くの人に人物を通して歴史への興味をもつていただければ幸いである。
以上が、「はじめに」に書かれた著者の考へである。
まつたくもつて同感だ。
さて、では . . . 本文を読む
若い読者のための短編小説案内文藝春秋このアイテムの詳細を見る
お薦め度:☆☆☆+α
村上春樹がそれぞれの短篇をどのやうに讀んだかを知ることにより、村上春樹といふ作家のものの見方や考へ方の一端に觸れることが出來る。
この本は、さういふ意味でも貴重だと思ふ。
安岡章太郎「ガラスの靴」をとりあげてゐる章では、村上春樹の小説作法の一端を垣間見ることができる。(文庫のP100~101)
ファンタジー . . . 本文を読む
巨大古墳の被葬者は誰か廣済堂出版このアイテムの詳細を見る
お薦め度:☆☆☆☆
厚さが4cmほどあるので、讀むにはそれなりの覺悟が必要だ。
通勤途中に、つり皮につかまりつつ片手で讀むには、手が疲れてたいへんである。
寢る前に讀むにも、横向きの姿勢で讀むしかない。
仰向けで讀んでゐると、眠つた瞬間に本を取落として、本が顏に落ちてきて怪我をする危險がある。
とまあ、どうでもよいことはさてをき。
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大いなる助走 文藝春秋このアイテムの詳細を見る
お薦め度:☆☆☆+α
1979年に文藝春秋社から刊行された。
文壇のカリカチュアとして評判になつたが、當時の私はちやうど浪人中で、讀んでゐなかつた。
あれから四半世紀。
たまたま文春文庫で「新裝版」が出たので讀んでみた。
中央文壇と地方同人誌。
その昔、地方の同人誌は文學修行の場としての價値を持つてゐた。
しかし、同人誌經驗を經ずに各種の文學 . . . 本文を読む
τになるまで待って講談社このアイテムの詳細を見る
お薦め度:☆☆☆+α
「超能力者」の屋敷で調査をする探偵・赤柳初朗と、その手傳ひのバイトをする山吹早月、加部谷惠美、海月及介。
屋敷は山の中にあり、外界から隔絶されてゐる。
そして雷鳴、開かなくなつたドア、通じない電話・・・
まさに古典的な「山莊もの」の舞臺で、古典的な密室殺人が發生する。
とはいへ、そこは森博嗣、「羊の皮を被つたオオカミ」 . . . 本文を読む
アメリカン・フットボールの社會人王者と學生王者が日本一の座を爭ふライスボウル。
今年は、社會人がオービックシーガルズ、學生が法政大學トマホークスの對決だ。
シーガルズといへばリクルートだつたが、いつオービックとなつたのだらう。
クラブチームだから、冠スポンサーが變はれば名前も變はるが、チーム自體は變はらない。
今年のシーガルズは、攻守ともにラインが強く、選手個々人の動きが速い。
一方の法政大學 . . . 本文を読む