マニフィカ カンタービレ声楽教室
最近は色々と本を読んでいます。
たぶんご存じの方も多いかと思いますが、嫌われる勇気という本、売れているようですね。(もう話題としては古いかもしれませんが)
この本の内容がアドラーの心理学をテーマにしているとのことで、私が買ったのは他の本なんですが、こういう心理学があったんだ~と大変興味深く思っています。
なんでも、このアドラー、三大心理学の一つだそうで、他の心理学はフロイトとユングなんですが、この二人に比べて今までこんな風に大きく取り上げられなかったのはなぜなんでしょうか。
ただ単に噛み砕いて解説してくれる人がいなかったというだけなんでしょうか。
私が読んだ本にはアドラーとフロイトを比較しているところがあったんですが、本当に簡単にいいますと、フロイトが過去に、アドラーは未来に理由があってその気持ちが起こるそうです。
…すみません、分かりにくいと思うんですが、とにかく私が感じたのは、とにかくアドラーの心理学が文字通り前向きだということ、人としての温かみがあること、そして、学問も人柄なのかも、ということでした。
知り合いからも言われたし、自分でもそういう部分があるなと思いますが、私は職人気質なところがあると思います。
何をいいたいかといいますと、私は昔から学問というのは追求するものだと思っていました。
それがまた楽しかったのですけれど。
だけど、アドラーの心理学についての本を読んで、学問がただ人を助けたり、普通の生活を良くすることだったり、生きやすくなる為の方法論という考え方もあるんだなと思いました。
う~ん、まだうまく言えてないなぁ。
なんだろ、生きてく為の道具?
「楽しく、幸せに朗らかに生きられればいいよね」的な。(←敢えてこんな文章にしました。)
先の私の学問に対する思いは高校生の時に勉強したフィロソフィアという言葉からきています。
ちなみにフィロソフィアというのは哲学の語源だったかと思います。
そして、そのフィロソフィアというのは「知を愛する」という意味で、何かの為の学問ではなく、学ぶこと自体が喜びだという意味でした。
この時の授業で雷に打たれたみたいに感動して、座右の銘みたいに私の心にこの言葉が常にあったんですが、今回の出来事に久々の驚きを感じています。
もちろん、追求も喜びなんだけど、このアドラーの心理学の自由度というか解放感に頭を叩かれたような気さへします。
こういう当たり前過ぎて疑問も持たなかったことが覆されるのって面白いなと思いますし、当たり前で気が付かなかったことに自分の盲点や弱点、新発見の種があるのかなとも思います。
まだ自分の中で言葉になる程の何かになっていないので、何回も読んでいいところを盗みたいなと思います!
コミカルな彼女しか知らなかったので、当たり前が意外に思いました。 Regina della notte
そんな彼女のコミカルな方の動画を探していたら、ある方の若かりし頃の映像が。 Les contes d'Hoffmann