マニフィカ カンタービレ声楽教室
前回が本の話題だったんで、ついでにもう一つ、私の大好きな作品の話をしたいと思います。
「上橋菜穂子」
どうでしょう、ご存じでしょうか?
こういう書き方をすると上橋菜穂子さんが本のタイトルのように見えますね。すみません。
作家さんです。
偶然に手に取っただけだったかな、最初に手に取った彼女の作品は「精霊の守人」でした。
久々になんだこれは!っていうくらいにのめり込み、夢中にさせてくれました。
シリーズ物で何冊か出版されていましたが、とにかくどんどん読みました。
元々が児童小説なんで、ハードカバーは子供用に漢字が少なく、高学年なら一人で読めるという仕様です。
単行本は大人用に漢字や行間が狭められていましたので、読まれる環境でどちらかを選ぶこともできますね。
他には獣の奏者という作品もあって、これもすごかった。
そう、「すごい」と言わせる作品を書かれる作家さんです。
彼女は最近、国際アンデルセン大賞とかいう賞を受賞され、なんでも、出版会のノーベル賞的な大きな賞らしいのですが(また聞きの情報なのであしからず)、その受賞後第一弾の作品が、今回私が読んだ「鹿の王」という作品です。
ファンタジーに分類されるのだと思いますが、現実の世界が縮小して存在しているように思います。
伝染病、移民、文化が混じる時に起こる摩擦など。
お話は架空の世界が舞台だけど、読み終わった時には本来の世界で起こっているニュースにも色が伴なってくるのではないかなと思います。
結構、厚い本の上下巻なんですが、大変お勧めします!
また、彼女の作品、読み返したくなってきました。
Marita Solberg Solveig's song Edvard Grieg Peer Gynt
オペラ以外で曲を探していたのですが、こういういい曲もあったな~と思いました。