大阪・京橋 カンタービレ声楽教室のブログ

レッスンの話題を中心に書いています。

サムライを観た。

2015年12月13日 | 日記
マニフィカ カンタービレ声楽教室



久しぶりにフィギュアスケートを観ました。

GPファイナルだったんですね。

男子フィギュアで最後の3人だけだったんですが、羽生選手、すごいですね。

若干21歳なのに、出場前の彼を観た瞬間、「侍だ…!!」と思いました。

彼の前のハビエル・フェルナンデス選手がものすごくいい演技をした後(200点越え)、当然やりにくさを感じるのか…と思っていたら。

思っていたかもしれないけど、解説のアナウンサーも言ってましたが、自分と戦っているんだなぁ、と観ていて本当に感じました。

そして演技後の表情、「ああ、これってできて当たり前のことをやった」という風に思ってるんだなと思いました。

すごい、ほんとにすごい精神力だと思いました。

演技の点数もびっくりの点数でしたが、もちろん演技そのものの点数なのかもしれないけど、彼のその生き方というか、そういうものに圧倒されてこんな点数を審査員が出してしまったんではないかと思ってしまった私でした。

演技もすごくよかったけど、そんな彼の「姿」が何よりすごかったです。

自分も生ぬるいばっかりじゃダメだなと、身が引き締まる思いでした。

そう、それと、羽生選手が今日の自分に対しての言葉として「ありがとう」と言っていたのはとても印象的でした。

でも、これこそ誰にとっても大切でとても必要な言葉だと思います。



後ですね、エキシビジョンの宇野選手を観たのですが、彼はあれですね、演技から音楽が見えるって思いました。

「うわっ…」と、その瞬間が私の中でスローモーションになりました。

他にもうまい選手がいますが、私はこういう選手がとても好きです。



それと、アイスダンスの金メダルペアのロミオとジュリエットがこれまた素晴らしかった。

美しい~。

アナウンサーだったかな、織田君だったかな、映画のワンシーンのようだと言いましたが、まさにその通り。

美しい。

同じ言葉を何度も繰り返しますが、美しかった。

そしてセクシーです。

「いやらしい」という意味のセクシーではなく、色気のあるというか、雰囲気があるというだけでは足りません、セクシーという言葉以外の適する言葉が見つかりません。(もっと言葉を知っていれば他に表現することができるのでしょうが)

こういう演技、とても好きです。

私は歌、というか芸術はこうした美しく知的でセクシーであることが大事だと思っています。

もちろん私の中の基準なので、同じものを同じように皆さんが感じるかは別なんですが、とにもかくにも、今日はいい物も観られました。



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