cafe de sou-ryu

ほっと一息
ちょっと休憩しませんか?

心の音色

2009年06月11日 11時49分01秒 | cafe

こんにちは。
本日の京都は早速梅雨の中休みでしょうか、
薄曇りではありますが、明るい曇り空です。
くんくん…今日は雨の匂いも近くにはないようです♪



さて。
本日は珍しく音楽の話題から。
ご存知の方も多いでしょうが、先日アメリカで行われた
「第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」で
20歳の日本人男性、辻井伸行さんが優勝されましたね♪

何かと切なくなるような話題は豊富な日本、
その中でもひと際爽やかな話題でした。
辻井さんオメデトウ~ !! 
Congratulations ~!!


そんな中、今朝辻井さんがインタビューに応えられて
いる様子を見て、とても素敵だなぁと思う一言がありました。
インタビュアーの一人が、
「もし、一日だけ目が見えたら何が見たいですか?」との質問を
辻井さんにされていました。(彼は盲目のピアニストです)
すると…
「両親の顔を見てみたい、海や花火も見てみたい」との答え。
そして、それに続いて
「でも、それらは心の目で見られるので、今は充分満足してます」
との事でした。


素敵な返答です…。
「心の目」という言葉もそうなのですが、何よりあるがままを
受け入れる事ができる心の柔らかさと強さを感じます。
もしかしたら…彼が生み出す音の前では
心の目は実際の目よりももっと多くのものをとらえ、
美しい色彩で映し出しているのかもしれませんね。


私には専門的な知識も、それを聞き分ける耳もありません。
美しい絵や文学を精査するような目もありません。
けれど、それでも何かに惹きつけられる事はあります。
その惹きつける力を持つものを芸術とするのならば…

全ての芸術の前では、人は常に平等であるはず。
そしてそれは演者・作者に限らず、全ての人に言えるのでは。
芸術に癒され、感動できる事は
全ての人々に平等に与えられる喜びなのですから。

何かに感動できるって、とても幸せな事なんでしょうね♪





「本日の cafe BGM ♪」




今日の♪は珍しく、少し古い一曲。
西田敏行の「もしもピアノが弾けたなら」です。
この主人公は…たとえピアノが弾けなくても
思いを心の中や声に変える術をちゃんと持ってるのでしょうね。
それだって、とても素敵な事だと思います。




「もしもピアノが弾けたなら」   song by  西田敏行



もしもピアノが弾けたなら
小さな灯りを一つ点け
きみに聴かせることだろう

人を愛したよろこびや
心が通わぬ悲しみや
おさえきれない情熱や

だけどぼくにはピアノがない
きみと夢見ることもない

心はいつでも空回り
聴かせる夢さえ遠ざかる
遠ざかる…





私の言葉が、あなたへ届きますように
美しい調べも、鮮やかな色彩もまとってないけれど、
それでも心を込めてあなたへと贈ります



宗流


和装小物 宗流
http://www.sou-ryu.jp

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8 コメント

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Unknown (なお)
2009-06-11 12:25:54
こんにちは!!
私もニュース見ていましたよー♪
インタビューは知りませんでした。。
良い回答しますねえ。。
ちょっと感動。。
心の目だけをとぎすますっていいですよね。
ブログも顔が見えないから
ある意味心の目?笑

でも宗流さんの「私には専門的な知識もー」
という言葉もすごくいいなぁと思いました。
私もなのですが・・・笑。

自分を冷静に気づいている人は強いですよね。
でも客観的にみても宗流さんは惹きつけられるべき!人ですよ♪
きっと芸術家さんも見てもらいたくなる人なんだろうな・・・。
返信する
こんにちわ (たーぼのはは)
2009-06-11 13:20:50
私も見てたの。
そうやの。
心の目で見てるから、、て、さらっといえた彼をこよなく尊敬したの。
心でものを見る、感じる。
どれだけ大切なことでしょう。
教えてもらえて、とても感動したのよ。
そんな美しい心の方やからこそ、優勝なさったんやとおもうわ。
美しいメロデイを奏でて、世間に渦まいてるもやもやを吹き飛ばして欲しいわ。
返信する
Unknown (cani2)
2009-06-11 15:36:27
私にはとても言えないなぁ~。
何不自由なく、何でも持っているのに
あれもほしい、これもほしい
これがいや、あれがいや

彼がそう言えるようになるまで
おそらく私なんかには想像できないような
大きな葛藤もあったのでしょうね。
だからこそ、心の目が開く
素晴らしい音を創り出せる

お友達のブログでみつけた言葉
「不満が多い時、感謝を忘れている」
宗流さんの今日の記事と
なんとなく重なるように感じました。
返信する
ちょっと鈍り気味…かな? (宗流)
2009-06-12 00:12:35
こんばんは、なおさん♪
コメントどうもありがとうございます!

そうですね~ブログも顔の見えないもの。
そう言われると、心の目ってあるのかも
しれませんね♪

客観的って、ホントに難しいなぁと思います。
どうしても自分に対しては甘えや逆に自信の
なさが出てきますしね。
でも、人ってきっと自分で思うよりももっと
色んな可能性があるんでしょうね!
そう信じたいなと思ってます。

それを見極める「心の目」最近ちょっと鈍り
気味かも…!
心の目、いつもきらきらとしていたいものです♪


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心が奏でるメロディー♪ (宗流)
2009-06-12 00:30:10

こんばんは、たーぼのははさん♪
今日は一日ホントにお疲れ様でした!
大変な一日でしたね…。

本当に明るい話題でしたね♪
きっと誰もが受賞を心から祝福したい気持ちに
なったのでは、と思います!

あの一言の裏に、どれほどの苦労があったかは
はかり知る事はできませんが、それを表に出す
事もなく爽やかに語られた事に感銘を受け
ました♪

どんな芸術も、きっと技術だけで為し得るもの
ではないのでしょうね。
そして、芸術だけに限らず色んなものを心で
感じる事は大切な事なのだと思います!


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ちょっと躊躇したのですが… (宗流)
2009-06-12 00:46:03

こんばんは、cani2さん♪
いつもありがとうございます!

実は…ホントは最初記事にするのを躊躇した
んです。
障害についてを前面にした記事にしたくないと
思っていたので、ちょっとまとまりがついて
ない内容になっちゃったかなと、後でちょっと
考えてしまいました…。

きっと、はかりしれない苦悩も葛藤もあったの
でしょうね。でも、それを経たからこそ開いた
のかもしれない心の目…それを称えたい気持ち
が全てです。

不満が多い時、感謝を忘れている…ホントに
そうですね。生きてる事、生かされている事、
まずはそれに感謝する気持ちは忘れずにいたい
ものです。

…ちょっと、いつもとは違う宗流ですね。
でも、たまにはこんな事も考えてたりします♪
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素敵なお話ですね^^ (キララ)
2009-06-12 21:32:34
素敵なお話にここにもコメントしたく
なりました^^

目がちゃんと見える私は毎日沢山の
物を見ることが出来ますが、その分
「心の目」の視力が落ちているかも・・

目に見える物だけが全てではないですよね。
「心の目」でみれば感動も一味違う^^
返信する
心が温まる話題でした♪ (宗流)
2009-06-12 23:06:20
キララさん、こちらにも♪
ありがとうございます~!

ホントに嬉しい受賞のお話でしたね♪
多くの方々が、そう思われたのでしょうね。

心の目…きっと誰もが持っているはず!
たとえ辻井さんのような音を奏でる事はでき
なくても、感動に心が震えるのは、心の目が
開いているからだと思いたい宗流です♪

明日も心の目で素敵なものを胸にたくさん
残せる一日でありますように♪

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