何年か前の同じ時期、GWに私たちは初めて自走で谷瀬の吊橋まで走ったことがあった。
そんなに遅くなるとはつゆ知らず、普通に行って普通に帰って来れると思っていた。
その時の距離、私にとって最長の190km越え・・・そしてその時も鍋谷から高野山を通過し、野迫川村から
十津川にぬけ、谷瀬の吊橋に着いたときで既に92kmを越えていた。帰りの方が若干距離が伸び、金剛を登って
天野山の手前で日が完全に暮れた。
私は、今回、とにかく長い距離を走りたかった。
というのも、GWは長いけれど今回の休みはそんなに走れる日が少ないことを知っていたから・・・
だから走れるときに思いっきり走りたかった。
そこで提案したのが、谷瀬の吊橋にもう一度行きたい・・・という願望だったのだ。
そこに行くには数々の登りをクリアしなければならないことも十分承知していた。きついのは十分承知の上、
私はもう一度目指したい・・・と思った。
その希望を叶えてくれた旦那。
すっかり夜になることを覚悟で、ライト装着、万全の体制で挑んだ私たち。
今回、休憩はそこそこにしてとにかく先を目指そう・・という話し合いの元、私たちは気合を入れて朝6時に
家を出る。
コンビ二でとりあえず補給する。
そして気合を入れるために記念撮影。
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もう5月だというのに、この日の朝は気温が低く、冬と変わらないぐらいの気温って・・・驚
桃坂の登り付近で6℃の表示。
ウインドブレーカーは欠かせない気温。
それでもずっと走っているとじんわり暖かくなってくる・・・風は冷たいけれど自分の身体がぬくもってくる・・・
そんな感じだったね。
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桃坂を難なくクリアし、鍋谷峠にさしかかる。
旦那は旦那のマイペース、私は私のマイペースで登って行く。
旦那が先に行くも、私は気にせず、とにかく疲れない登りを心がけながら走って行った。
最初、いつも登り出しは足が重く感じる。それでもいつもならそれを振り切るように、重い脚を引きずりながらでも
登って行こうとするから疲れるのだけれど、今回は鍋谷ごときで疲れてなんかいては、先まで行けないとあって、
極力疲れないように・・・それだけを心がけながら私は登っていた。
決して焦らず、太ももの筋肉は極力使わないように心がけていた。
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そうそう、まだまだ今回はこの先は長いんだから、鍋谷で疲れるような走りをしてたんじゃ、身体がいくらあっても
足りないよ・・・
ステムのlesserもそう言っているようだった。
木漏れ日が木の間から差込、静かに歓迎し、そして密かに応援してくれているような気がする鍋谷峠。
そんな中をひたすら私は登っていた。
極力軽く回すように心がけ、頂上に行っても、登り始めと同じぐらいの調子・・・と感じるように心がけながら・・
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その甲斐あってか?頂上についてからでも珍しくそんなに脚は疲れてるようには感じなかった。
しかし、電工温度計は何と4℃・・・
真冬やん・・驚
私は指で4℃を示していたけど、ちょっとわかりにくかったね。汗
そしていつもならこの時期、合い物ジャージを着るのが一般的だけれど、この日は真冬用のジャージを着ていた。
変な気候だもんね。ちょっと薄着したら寒いし、寒いと思って厚着したら返って暑いし・・・
よーわからん。苦笑 しかし、この日は真冬用ジャージで正解だったね。
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鍋谷峠・・・
長距離を行くときはたいてい通過する峠。
多くのサイクリストが行き来する峠。ここで知り合う人も多々有りの峠。
自転車乗りは坂馬鹿な人?が多いから、多くのサイクリストと知り合いになれるきっかけのある峠なのさ。
しかし、この日、峠山頂にはかなり早くについたからさすがに誰とも逢わなかったね。泣
峠山頂に8時前に着くという、普段では考えられない時間帯・・・
けど、この先はまだまだ続くのだからこれぐらいでいいのかも・・・
そしてこの後、そそくさと和歌山側へと下って行った私たち。
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笠田のコンビ二で旦那、サンドイッチをパクリ。笑
食べるときは嬉しそうな表情をする旦那。
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この日は空気が澄んでいたのか、山がとっても綺麗だったね~ 喜
こんな山を見ながら走れるのって最高~~~ ♪ 喜
これから嫌というほど山・山・山の風景を見ながら走るのだった。それが又楽しみだったわけだけど・・・喜
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前に黒川峠に行って帰ってきたときもここと同じ道を走っていた。
けど前は高野山へは行かなかった。途中で曲がったのだ。
今回はここから真っ直ぐ高野山へと向かうのだった。
美嶋温泉に通ずる長く嫌味な登りがしばらく続くこの道を、私たちは淡々と走っていくのだった。
高野山までここから23kmの登りが続く・・・
よし、気合入れて行こうっか~~~ 私は自分に気合を入れ、ここでも極力疲れない走りをするように心がけ
走っていた。
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旦那の姿は既に見えない。けれどここは何回も走っている道・・・
大体、どんな勾配でどこからどうなってる・・・というのは既にお見通しの道。笑
勾配が優しくなる地点、かと思いきやきつくなる地点を熟知している私は、淡々と登って行く。
決して無理せず、走れるペースで登って行く。
しかし、この日の山は、どこを通っても申し分なかったね~~~
新緑の若葉、初々しい綺麗な葉っぱがまばゆいばかりに心を癒してくれる。
ヒーハー言いながら登っていてもつい若葉に目が行き、顔がほころんでしまう。
山の綺麗な景色を見ながら自転車を進ませる。とっても幸せな気分。喜
思わずしんどいことも忘れてしまう・・・でもしんどいのはしんどいわけだけど・・・苦笑
多分旦那は美嶋温泉のとこまで行ってるだろう・・・と思っていた。
しかし・・・ん?前方に旦那が止まってる?
何やろ?
私は近づいていく・・・
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旦那の後輪を見る・・・
私 ”どうしたん?”
旦那 ”バースト寸前かも・・・”
私 ”え~~~ あかんやん・・・引き返す?”
旦那 ”いや、ちょっと空気抜いたからいけるとこまで行こう”
私 ”そんなんでいけるん?これから高野山通過で谷瀬まで行かなあかんのにタイヤバースト寸前って・・驚”
旦那 ”いけるとこまでこのタイヤで行って、あかんかったらタイヤ換えるし、空気ちょっと抜いたからいけるよ”
ほんまにいけるんかいな?私は目を疑った。汗
ちょっと走るには大丈夫かもしれない。しかし、明らかにタイヤが若干よれている。
昔、通勤の帰りも同じような状態のときがあった。
忠岡近くまで帰ってきたとき、いきなり凄い音、パーン!と音がした。そう、タイヤの限界でバーストしたのだった。
その経験があったからこそ、私は不安だった。
よく見ると中の繊維がチラッと見ているではないか。これはヤバイんちゃう?と思ったのだ。
これから走るにしても大きな爆弾を抱えながら走るに等しかったのだ。しかも今日は200kmという長丁場・・
大きな不安を背負いながら走るのと同じことだったからね。汗
鍋谷の下りでちょっと乗り心地に違和感を感じていたという旦那。そりゃこんなタイヤだったらわかるよな~
みたいな・・・汗
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当の本人はケロッとした様子。ある意味、余裕の表情さえ見せていた。
まあ、私よりも自転車経験が豊富な旦那だから、いけると判断したのだろう。
旦那のタイヤはチューブラータイヤ、予備を持ってるからいざとなったらタイヤを換えるから・・・との
ことで、そのまま行けるところまで行こう・・ということに・・・
私は後姿を見て、ある意味、余裕の旦那の行動に感心を覚えたね。汗
もし、私が旦那の立場で、他の仲間と走ってたとしたら、間違いなく行き先を変更していただろう。
走るには走ったとしてもレスキューを読んでも大丈夫な範囲を走ってただろう。
しかし、旦那の考え方は違ってたもんね。
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大きな不安を抱えながら?逆に旦那はある意味、余裕の表情を漂わせながらえっちらおっちら、美嶋温泉の
登りを登って行く。
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あー、やれやれ・・・
厳しい登りもやっとクリアできた・・・
私もここに来たときは、やれやれ・・・という安堵感で一杯だったね。
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しかし、ここから高野山山頂まではまだまだあるのさ。
あー、先は長いなー・・・汗
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長いトンネルを抜ける。
トンネルを通り抜けるとそこは雪国・・・ではなく、やっぱり永遠と山道が続くのだった。
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そしてひたすら走り続け、やっとのことで矢立のところまで登りつめる。
通常ならもう少し登った先の花坂ドライブインで休憩するのだけれど、今回は高野山で昼食をとるため、
花坂へは寄らない予定となっていた。
だから矢立の信号のところで小休憩をとることに・・・
ここまで来ると、あとの高野山への登りは少し楽になるんだよね。
きついのは花坂のところまでなんだよね。
けど、逆に車は多くなるんだけど・・・・汗
今回はここでトイレ休憩もとることに・・・
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少し周りを散策。
通常カメラに納めることがなかったところで写真撮影をすることに・・・
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そしてウォーキングのルートを表示した看板も・・・・
町石道(ちょういしみち)・・・このルートを前にチームのメンバーが歩いていったんやな~~と確認
しながら・・・・
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そして私たちは再び高野山目指して走っていくことに・・・
上に登って行くにつれ、さらに綺麗な山の風景が目に入ってくる。
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旦那も走りながら山の風景を楽しんでいるようだった。
勿論私もなのさ。
途中、サイクリング車のような自転車で2人、一生懸命登っている人を追い抜かす。
私は、頑張って・・・あともうちょっと・・・とその人に声を掛けてあげる。
こういうのって私も嬉しいんだよね。
私を追い抜かすとき、是非声掛けてね。笑
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えっちらおっちら登っていき、やがて山頂へと到着~~
南大門。
あー、やれやれ・・・
山頂は5.2℃を表示していた。サムッ!
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久々に登った高野山。
どうだ!ここが高野山だよ~~~というポーズ、2人して嬉しそう。笑
しかし、今回はここもまだまだ通過点に過ぎないのだった。
高野山へ来たときは11時半ごろだったかな。
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やっぱり山頂から見る折り重なる山々はとっても鮮やかで申し分なかったね~~
見ていてホッコリする気分。喜
やっぱり山って素晴らしい!
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高野山はやっぱり平野部よりかなり気温が低いため、かろうじてまだ桜が残っていたのにはびっくり!
旦那、それを見上げて嬉しそう。笑
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2台の自転車・・・・
その自転車はまだまださらなるドラマを作っていく。
高野山の時点でもまだ3分の1も走ってなかったことになるんじゃないかな?驚
いや、約3分の1ぐらいなのかな?よくわからん・・・汗
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久々に高野山頂でご飯を食べた私たち。
鶏は疲労回復にいい・・ということを知っていた私たちは親子丼を食べることに・・・
卵もたんぱく質で力になるし・・ということで・・・・
おいしかった~~
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しばらく休憩したあと、私たちはさらに登って行くことに・・・
そう、いつもならここから玉川峡へと下っていくのだけれど、この日はさらに野迫川村へと向かうため、
登っていくことになるのだった。
そして今日のレポはここまで。
又ね~~~
そんなに遅くなるとはつゆ知らず、普通に行って普通に帰って来れると思っていた。
その時の距離、私にとって最長の190km越え・・・そしてその時も鍋谷から高野山を通過し、野迫川村から
十津川にぬけ、谷瀬の吊橋に着いたときで既に92kmを越えていた。帰りの方が若干距離が伸び、金剛を登って
天野山の手前で日が完全に暮れた。
私は、今回、とにかく長い距離を走りたかった。
というのも、GWは長いけれど今回の休みはそんなに走れる日が少ないことを知っていたから・・・
だから走れるときに思いっきり走りたかった。
そこで提案したのが、谷瀬の吊橋にもう一度行きたい・・・という願望だったのだ。
そこに行くには数々の登りをクリアしなければならないことも十分承知していた。きついのは十分承知の上、
私はもう一度目指したい・・・と思った。
その希望を叶えてくれた旦那。
すっかり夜になることを覚悟で、ライト装着、万全の体制で挑んだ私たち。
今回、休憩はそこそこにしてとにかく先を目指そう・・という話し合いの元、私たちは気合を入れて朝6時に
家を出る。
コンビ二でとりあえず補給する。
そして気合を入れるために記念撮影。

もう5月だというのに、この日の朝は気温が低く、冬と変わらないぐらいの気温って・・・驚
桃坂の登り付近で6℃の表示。
ウインドブレーカーは欠かせない気温。
それでもずっと走っているとじんわり暖かくなってくる・・・風は冷たいけれど自分の身体がぬくもってくる・・・
そんな感じだったね。

桃坂を難なくクリアし、鍋谷峠にさしかかる。
旦那は旦那のマイペース、私は私のマイペースで登って行く。
旦那が先に行くも、私は気にせず、とにかく疲れない登りを心がけながら走って行った。
最初、いつも登り出しは足が重く感じる。それでもいつもならそれを振り切るように、重い脚を引きずりながらでも
登って行こうとするから疲れるのだけれど、今回は鍋谷ごときで疲れてなんかいては、先まで行けないとあって、
極力疲れないように・・・それだけを心がけながら私は登っていた。
決して焦らず、太ももの筋肉は極力使わないように心がけていた。

そうそう、まだまだ今回はこの先は長いんだから、鍋谷で疲れるような走りをしてたんじゃ、身体がいくらあっても
足りないよ・・・
ステムのlesserもそう言っているようだった。
木漏れ日が木の間から差込、静かに歓迎し、そして密かに応援してくれているような気がする鍋谷峠。
そんな中をひたすら私は登っていた。
極力軽く回すように心がけ、頂上に行っても、登り始めと同じぐらいの調子・・・と感じるように心がけながら・・

その甲斐あってか?頂上についてからでも珍しくそんなに脚は疲れてるようには感じなかった。
しかし、電工温度計は何と4℃・・・
真冬やん・・驚
私は指で4℃を示していたけど、ちょっとわかりにくかったね。汗
そしていつもならこの時期、合い物ジャージを着るのが一般的だけれど、この日は真冬用のジャージを着ていた。
変な気候だもんね。ちょっと薄着したら寒いし、寒いと思って厚着したら返って暑いし・・・
よーわからん。苦笑 しかし、この日は真冬用ジャージで正解だったね。

鍋谷峠・・・
長距離を行くときはたいてい通過する峠。
多くのサイクリストが行き来する峠。ここで知り合う人も多々有りの峠。
自転車乗りは坂馬鹿な人?が多いから、多くのサイクリストと知り合いになれるきっかけのある峠なのさ。
しかし、この日、峠山頂にはかなり早くについたからさすがに誰とも逢わなかったね。泣
峠山頂に8時前に着くという、普段では考えられない時間帯・・・
けど、この先はまだまだ続くのだからこれぐらいでいいのかも・・・
そしてこの後、そそくさと和歌山側へと下って行った私たち。
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笠田のコンビ二で旦那、サンドイッチをパクリ。笑
食べるときは嬉しそうな表情をする旦那。
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この日は空気が澄んでいたのか、山がとっても綺麗だったね~ 喜
こんな山を見ながら走れるのって最高~~~ ♪ 喜
これから嫌というほど山・山・山の風景を見ながら走るのだった。それが又楽しみだったわけだけど・・・喜
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前に黒川峠に行って帰ってきたときもここと同じ道を走っていた。
けど前は高野山へは行かなかった。途中で曲がったのだ。
今回はここから真っ直ぐ高野山へと向かうのだった。
美嶋温泉に通ずる長く嫌味な登りがしばらく続くこの道を、私たちは淡々と走っていくのだった。
高野山までここから23kmの登りが続く・・・
よし、気合入れて行こうっか~~~ 私は自分に気合を入れ、ここでも極力疲れない走りをするように心がけ
走っていた。
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旦那の姿は既に見えない。けれどここは何回も走っている道・・・
大体、どんな勾配でどこからどうなってる・・・というのは既にお見通しの道。笑
勾配が優しくなる地点、かと思いきやきつくなる地点を熟知している私は、淡々と登って行く。
決して無理せず、走れるペースで登って行く。
しかし、この日の山は、どこを通っても申し分なかったね~~~
新緑の若葉、初々しい綺麗な葉っぱがまばゆいばかりに心を癒してくれる。
ヒーハー言いながら登っていてもつい若葉に目が行き、顔がほころんでしまう。
山の綺麗な景色を見ながら自転車を進ませる。とっても幸せな気分。喜
思わずしんどいことも忘れてしまう・・・でもしんどいのはしんどいわけだけど・・・苦笑
多分旦那は美嶋温泉のとこまで行ってるだろう・・・と思っていた。
しかし・・・ん?前方に旦那が止まってる?
何やろ?
私は近づいていく・・・
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旦那の後輪を見る・・・
私 ”どうしたん?”
旦那 ”バースト寸前かも・・・”
私 ”え~~~ あかんやん・・・引き返す?”
旦那 ”いや、ちょっと空気抜いたからいけるとこまで行こう”
私 ”そんなんでいけるん?これから高野山通過で谷瀬まで行かなあかんのにタイヤバースト寸前って・・驚”
旦那 ”いけるとこまでこのタイヤで行って、あかんかったらタイヤ換えるし、空気ちょっと抜いたからいけるよ”
ほんまにいけるんかいな?私は目を疑った。汗
ちょっと走るには大丈夫かもしれない。しかし、明らかにタイヤが若干よれている。
昔、通勤の帰りも同じような状態のときがあった。
忠岡近くまで帰ってきたとき、いきなり凄い音、パーン!と音がした。そう、タイヤの限界でバーストしたのだった。
その経験があったからこそ、私は不安だった。
よく見ると中の繊維がチラッと見ているではないか。これはヤバイんちゃう?と思ったのだ。
これから走るにしても大きな爆弾を抱えながら走るに等しかったのだ。しかも今日は200kmという長丁場・・
大きな不安を背負いながら走るのと同じことだったからね。汗
鍋谷の下りでちょっと乗り心地に違和感を感じていたという旦那。そりゃこんなタイヤだったらわかるよな~
みたいな・・・汗

当の本人はケロッとした様子。ある意味、余裕の表情さえ見せていた。
まあ、私よりも自転車経験が豊富な旦那だから、いけると判断したのだろう。
旦那のタイヤはチューブラータイヤ、予備を持ってるからいざとなったらタイヤを換えるから・・・との
ことで、そのまま行けるところまで行こう・・ということに・・・
私は後姿を見て、ある意味、余裕の旦那の行動に感心を覚えたね。汗
もし、私が旦那の立場で、他の仲間と走ってたとしたら、間違いなく行き先を変更していただろう。
走るには走ったとしてもレスキューを読んでも大丈夫な範囲を走ってただろう。
しかし、旦那の考え方は違ってたもんね。

大きな不安を抱えながら?逆に旦那はある意味、余裕の表情を漂わせながらえっちらおっちら、美嶋温泉の
登りを登って行く。

あー、やれやれ・・・
厳しい登りもやっとクリアできた・・・
私もここに来たときは、やれやれ・・・という安堵感で一杯だったね。
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しかし、ここから高野山山頂まではまだまだあるのさ。
あー、先は長いなー・・・汗
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長いトンネルを抜ける。
トンネルを通り抜けるとそこは雪国・・・ではなく、やっぱり永遠と山道が続くのだった。
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そしてひたすら走り続け、やっとのことで矢立のところまで登りつめる。
通常ならもう少し登った先の花坂ドライブインで休憩するのだけれど、今回は高野山で昼食をとるため、
花坂へは寄らない予定となっていた。
だから矢立の信号のところで小休憩をとることに・・・
ここまで来ると、あとの高野山への登りは少し楽になるんだよね。
きついのは花坂のところまでなんだよね。
けど、逆に車は多くなるんだけど・・・・汗
今回はここでトイレ休憩もとることに・・・
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少し周りを散策。
通常カメラに納めることがなかったところで写真撮影をすることに・・・
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そしてウォーキングのルートを表示した看板も・・・・
町石道(ちょういしみち)・・・このルートを前にチームのメンバーが歩いていったんやな~~と確認
しながら・・・・
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そして私たちは再び高野山目指して走っていくことに・・・
上に登って行くにつれ、さらに綺麗な山の風景が目に入ってくる。
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旦那も走りながら山の風景を楽しんでいるようだった。
勿論私もなのさ。
途中、サイクリング車のような自転車で2人、一生懸命登っている人を追い抜かす。
私は、頑張って・・・あともうちょっと・・・とその人に声を掛けてあげる。
こういうのって私も嬉しいんだよね。
私を追い抜かすとき、是非声掛けてね。笑
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えっちらおっちら登っていき、やがて山頂へと到着~~
南大門。
あー、やれやれ・・・
山頂は5.2℃を表示していた。サムッ!
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久々に登った高野山。
どうだ!ここが高野山だよ~~~というポーズ、2人して嬉しそう。笑
しかし、今回はここもまだまだ通過点に過ぎないのだった。
高野山へ来たときは11時半ごろだったかな。
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やっぱり山頂から見る折り重なる山々はとっても鮮やかで申し分なかったね~~
見ていてホッコリする気分。喜
やっぱり山って素晴らしい!
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高野山はやっぱり平野部よりかなり気温が低いため、かろうじてまだ桜が残っていたのにはびっくり!
旦那、それを見上げて嬉しそう。笑
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2台の自転車・・・・
その自転車はまだまださらなるドラマを作っていく。
高野山の時点でもまだ3分の1も走ってなかったことになるんじゃないかな?驚
いや、約3分の1ぐらいなのかな?よくわからん・・・汗
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久々に高野山頂でご飯を食べた私たち。
鶏は疲労回復にいい・・ということを知っていた私たちは親子丼を食べることに・・・
卵もたんぱく質で力になるし・・ということで・・・・
おいしかった~~
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しばらく休憩したあと、私たちはさらに登って行くことに・・・
そう、いつもならここから玉川峡へと下っていくのだけれど、この日はさらに野迫川村へと向かうため、
登っていくことになるのだった。
そして今日のレポはここまで。
又ね~~~