同性婚の子供(補遺)
昨日のブログを投稿した後で気づいたことがあったので捕捉する。
ヒトには46本の染色体があり、そのうちの2本は性決定にかかわる遺伝子が乗っていて、性染色体と呼ばれる。性染色体にはXとYの2種類があり、女性はX染色体を2本(XX)、男性はXとYを1本ずつ(XY)それぞれ持っている。
男女の交雑(XX×XY)から生まれる子供は、XXとXYを持つものが1:1になるので、ヒトの性比は1:1となる。
男同士の受精の場合はXY×XYとなり、受精卵の性染色体構成比は、XX:XY:YY=1:2:1となる。Y染色体には少数の遺伝子しか乗っておらず、生存に必須の遺伝子を欠いているため、YYは生存不能である。よって、女1:男2の割合で子供が生まれる。
女性同士の場合はXX×XXであり、受精卵の性染色体構成はすべてXXとなる。女性同士の受精でできるのは女の子だけになる。
性比の問題は、同性婚の子供を論ずる上でポイントの一つになるだろう。
春を待つ
STOP WAR!