今取り掛かっているものが遅々として進まないので、以前色違いで製作したものをアップします。「フォードVSフェラーリ」のシェルビーをデイトナの白いキルティングジャケットに変えたものです。造形はそのままにジャケットやシャツ、パンツの色を変えただけです。袖や胸についているワッペンもこの白ジャケットは異なります。
個人的には紺よりこのジャケットの方が好みです。見出し写真のフォードGT40はスパーク製の1/43を拡大合成している。ケン・マイルズの別バージョンも製作中なのでそれは次回?に。
元になったブルー・ジャケットはこちら
1/18フォードGT40 Mk2 #1とカスタムフィギュア (1/18 Ford GT40 Mk2 #1 and Custom Figures )
吉田拓郎が第一線から退いた。
彼と一回り違う我々の世代は大なり小なり彼の音楽に影響を受けてきた。自分はその中でも最後まで一度も欠かさず新譜を買い続けてきたファンのひとりだ。
彼を語る場合フォークで語られることが多いが、新譜を買い続けてきた私から見るとそうではない。デビューのマークⅡからリアルタイムで聴き続けてきたが、特に多感期の十代に出会った事もありその楽曲の解放感によることが大きい。「結婚しようよ」を最初に聞いた時の感激は今でも忘れられない。それまでの日本歌謡界にはない軽快さや解放感を感じたものだ。それにボーカルも特別うまいわけでもなく、ただメロディラインは当時としては斬新だった。技巧に凝るわけでもなくやはりベースにR&Bがあるせいか構成が無骨ながらしっかりしていた印象がある。多感な十代から60代の現在まで聴き続けてきた。そしてラストアルバムである。感慨深いが。こういう終わり方に納得している。
楽曲を聞いた途端にレコードを買いたくなるミュージシャンやアーチストはこれまで何度もいるが、彼もその一人である。
彼が日本音楽史に残した影響は計り知れないものがある。色んな誤解も生んだであろうが、自分の意志で決めて実行していく。それはこの団塊の世代にありがちな考えだがそれを実行し続けてきたことに意味がある。ツアーや単独野外コンサートなど時代の必然もあるかもしれない。しかしパイオニアであることに敬意を表する。編曲の重要性をレコード会社に提言したのも彼だったと記憶している。
今や高齢化社会であり天皇ですら攘夷する時代である。本人が引き際を決め実行する。それはまさにコンテンポラリーとも言える。
お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
1/12 「大脱走」トライアンフとヒルツ大尉〈その2〉(1/12”The Great Escape” Triumph TR6 and Captain Hilts -ver.2-)
1/12ミニチャンプス製「大脱走」トライアンフに添えるものとしてA2ジャケットのものを作ったが、今回はトレーナーのタイプにしてみた。
バイクと絡ませたかったがライディングポーズは1/18で作ったばかりなのでバイクに寄り掛かるポーズにした。このポーズだとハンドルとお尻と足の3点だけの支点になるので調整が簡単になる。
当初は1/18で作るつもりだった。しかしこのサイズの大脱走のバイクが一般販売されていないので1/12のミニチャンプスのバイクに合わせてサイズアップした。
そしてディスプレイ用に芝生仕様の専用台座も作った。足裏に突起を設け芝生台座の穴に差込むことで固定する。
1個だけお遊びで咥え煙草のヘッドを作ってみた。(最後の2枚の写真)こんなシーンは映画にはないんだけど、このオフショット写真?(ネットで見つけたけど合成写真かもしれない)を見てカッコいいなぁと思ったので、つい。
※このフィギュアは現在ヤフオク出品中です。
●●●1/12「大脱走」トライアンフ用ヒルツ大尉カスタムフィギュア(バイク除く)
前に1/12のヒルツ大尉を作った時、1/12のドライビング・ポーズの希望が多かった。しかし自分としてはA2ジャケットが作りたいと思っていたのでそちらを優先した。そしてミニチャンプスのトライアンフのモデルが期待していたほどのものでは無かった(期待しすぎていたこともあるのだが)ので食指が動かなかったこともある。このバイクは1/24で作ったことがあるので1/18の改造しやすいモデルがあればとずっと思ってきた。この際自分の腕試しと思って大幅な製作に踏み切った。バイクについては前回の通り。
今回のフィギュアはキックスターターに右足をかけるポーズ。そして左手はハンドルをしっかり握り右手はブレーキレバーに指をかけるようにした。ドライビングポーズのフィギュアは作るたびに思うのだが、それぞれ微妙な個体差があるためジャストフィットさせるには最終的に調整しながら合わせるしかない。特にバイクの場合両手両足にお尻と5点を考えないといけないのでややこしい。フィギュアで今回いちばん気をつけたのは肩のラインが自然に見えるようにすること。バイクとフィギュアのセットで考えて製作したので、台座も芝生風にしてヴィネット(ミニジオラマ)に仕上げた。
傍にはドイツ語の「止まれ」道路標識を追加した。