絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

美術史クイズ152  解答

2015-02-07 | 美術史クイズ
美術史クイズ152 解答

1、ティツィアーノ

2、ヴェネツィア派

3、フィレンツェのウフィッツィー美術館


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中野京子さんの「マンガ西洋美術史02」の中に、ティツィアーノの生涯が書かれています。
私は、ティツィアーノの生涯については、初めて知りました。
美術史を全般的に勉強する場合、専門家でもない限り一人一人の画家の生涯については、なかなか勉強する機会がありません。
だから、今回中野さんが書いてくれたこの本は、とても有り難いと思います。

私は、以前里中満智子さんが書いたラファエロについての本を読みました。それもラファエロの生涯についての楽しいマンガでした。

文字だけが並んだ画家の生涯についてだと、どうしても途中まで読んで飽きてしまいますが、漫画は有り難いなあと思います。
どんどん有名な画家について漫画で紹介してほしいと思いました。

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ヴェネツィア派というと、私は4人の画家を頭に入れています。
ジョルジョーネ、チントレット、ティツィアーノ、ヴェロネーゼです。

ヴェロネーゼは、パリのルーブル美術館にモナリザと同じ部屋にある「カナの婚礼」が有名です。
ルーブル美術館で最も大きな絵です。

チントレットは、私がヴェネツィアへ行ったとき本物を見て、絵が黒いなという印象を持ちました。
「キリストの磔刑」を描いた絵が強烈に印象に残っています。かなり大きな絵でした。(横12m、縦5m)
チントという言葉は、絵の具の名前で知っている人も多いはずです。
チントとは、染粉を意味するようです。実家が染物屋だったそうです。

ジョルジョーネについては、あまり知りませんでした。
このウルビーノのビーナスは、ジョルジョーネの絵を参考にして描かれたということでジョルジョーネを知っていたくらいです。

しかし、今回中野さんの本を読んで、ジョルジョーネとティツィアーノの関係を知りました。
ジョルジョーネは、ティツィアーノと共同で絵の制作をしていたそうです。
しかし、ジョルジョーネは、30歳でペストで死んでしまいます。
ティツィアーノは、その時20歳でした。ジョルジョーネが請け負った絵の仕事がたくさんあったので、その途中になっていた絵を
ティツィアーノがほとんど仕上げたそうです。

コメント
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