絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

日曜デッサン会

2009-12-06 | 絵画指導
今日は、日曜日でないと出られない人のために、デッサン会を開きました。
現在は、4名です。もし、日曜日に参加してみたい人がいましたら、どうぞ、ご参加ください。

その日曜の参加者の一人、Sさんのデッサンを紹介します。
このSさんは、木炭の石膏デッサンは初めてなのですが、私が少し配慮が足らず、いきなりブルータスを描かせてしまいました。そのため、ちょっと苦労しました。
6月から半年かけて描いたそうです。
しかし、月に2回くる程度ですから、全部で10回くらいだったでしょうか。
でも、ここまで描いてくれました。

もう、終わりにしていいですかと言ったので、まだ、いくらでも追求できるのですよと言いましたが、一枚目だというので、じゃあいいですよと言いました。

同じデッサンを描いているのは、飽きるので、まあ、ある程度のところで、切り上げて、次に進むのもいいだろうと思います。



今日は、この部分を教えました。
明暗の段階を見てください。一番暗い部分、その下の暗さ、上の部分の下側の微妙な反射光線が分かりますか?
この部分の4段階~5段階の明暗の違いが描けたら、どこでも描けるのです。
後は、全体に対して、どのくらいの明度で行けばよいかという問題はありますが、これさえつかめば、明暗は卒業です。それを知ってほしいです。

常に、デッサンで言われることは、大きな明暗と小さな明暗です。部分の明暗を描いていると、全体の明暗から外れてしまって、目がチカチカするような感じになります。だから、常に大きな明暗を気にしながら、細かい明暗を描くのです。それには、時々、デッサンから離れて、見ることをお勧めします。
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