絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

パリ物語

2010-02-12 | 美術
以前、パリ物語という番組がありました。

これは、エコールドパリの画家たちをテーマにした物語でした。
要するに、美術番組です。NHKではありませんでした。
確か、IBMのコマーシャルがあったと思います。

私は、この番組を録画して、80回以上見ました。
だから、ほとんど全部を覚えてしまいました。

その時、このように勉強すれば、頭に入るなあと感じました。

なぜ、こんなに何回も見たのでしょう??不思議に思いませんか?

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種明かしは、私が美術の教員だったからです。

授業で見せたのです。3年生の美術の授業で毎年1回、美術史の勉強で見せました。
私は、その頃7クラス美術を教えていたので、毎年7回は見たことになります。

また、美術部でも毎年見せていたので、それが10年以上続きました。
だから、最低でも80回は見たことになります。

私が美術史に詳しくなったのは、この勉強がきっかけでした。

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その後、特別進学類型の修学旅行がヨーロッパになったとき、事前勉強でこのビデオを使いました。そして、そのまま行方不明になってしまいました。

私は、とても良い番組だったので、もう一度このビデオを作りたくて、テレビ局に電話をしましたが、わからないらしく、出演していた竹下恵子さんの事務所にも電話をしてみましたが、確認がとれませんでした。

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ただ、この勉強方法は、その後、自分の勉強に役立ちました。ルーブル美術館の番組を全て録画して、やはりそれぞれ10回以上見ました。また、その中での説明を全てノートに書き取りました。何回も何回も巻き戻して書きとりました。
それは、このパリ物語を繰り返し見たことが切っ掛けになっています。
まさか、自分が美術史の本を書くようになるとは、思いもしませんでしたが、これが切っ掛けだったなあと思いだします。

パリ物語の思い出でした。
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