絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

グレートアーチスト

2009-11-08 | 絵画指導
本庄第一高校の美術部では、グレートアーチストをよく見せていました。
私が毎週係りに買いに行かせて、100冊全て揃えました。

それを生徒たちは、ぼろぼろになるほど見て、勉強しました。

芸術コースの時間が始まるまで、全員が揃うまでに時間差があります。早く来た生徒はグレートアーチストを見ながら待つということにしました。

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私は、芸術コースの初めの時に、よくこれを使って、美術史の話をしていました。
また、画家についての知識を持つことは、絵の指導にもとても役立ちます。だから、何としてもよく話題にする画家については生徒に覚えさせようと思いました。

その工夫として、やったのが、暗記ゲームでした。

まず、生徒に一人一冊づつ持たせ、最初の子が絵を見せて、「これはゴッホの絵です」などと、その絵の画家の名前を言います。次の子は、最初の画家の名前を言った後、自分の持っている画集の画家の名前を言います。三番目の子は、一番の子と二番の子の画家の名前を言って、自分の画家の名前を言うという方法です。
段々、後になるほど、たいへんですね。

そうして、10人くらいまで、言えるようにします。

そんな遊びをしながら、画家の名前を覚えさせました。

この場合、表紙の絵はだめです。なぜなら画家の名前が表紙に書いてあるからです。それと、みんなに見せる絵は、その画家の代表的な絵で、ぜひみんなに覚えてもらいたい絵を選ぶ必要があります。だから、適切でないときは、私が絵を変えさせます。

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芸術コースの美術史の勉強は、まずは、どんな画家がどんな絵を描いたのかを覚えさせることから始めました。
画家の名前と絵を覚えることは、批評会などで役立ちます。絵の中で、「この部分はセザンヌみたいな感じでいいね」などということがあります。しかし、セザンヌを知らなければ、その話は通じません。知識はそのような場面で必要なんですね。

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