暑い夏が始まった頃、友人から思いも寄らぬ告白をされました。それは偶然の会話からでし
た。お互い忙しくしていて、ある時ふと「最近彼女からメールも着てないな」と思い電話を
してみました。近況報告に始まり?・・・・何となく声のトーンがいつもと違う。「何かあ
ったの」と聞いてみました。深刻な空気が流れ、「実は・・・・」健康診断で乳がんが見つ
かり今月手術をするのだといいます。私はその言葉に固まってしまいました。えーっ!
でも、彼女は明るい感じで話を続けます。ふと、我に返り、ここで私が悲しむようなことを
言ってはいけないと思い、彼女の今の気持ちを聞きました。途中何度も彼女の気持ちがハイ
になり、電話口で泣きながら話しているのがわかりました。私も涙が止まりませんでした。
でも、彼女はしっかりとそのことを受け止めていて、きっと大丈夫という確信がもてました
ので、前向きな話に終始しました。話の終わりに、「私は、お願い事があると、ベランダか
ら毎日富士山に向ってお祈りしているのよ。大体のことは叶っているの。あなたのことも毎
日お願いしておくからね。」彼女は声をつまらせていました。
それから約1ヶ月。今朝、手術が成功し、今日退院するとメールが届きました。これから、
しばらく静養しなければいけませんが、落ち着いたら元気な顔を見に行きたいと思います。
もう少し時間が経てば、以前のようにエネルギッシュに活躍する彼女の姿をまた見られるの
かと思うと嬉しいです。
人生半分以上過ぎてから出合った友人。本当に大切な友です。
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