これまで5年間担当してきた東芝テック株式会社広報誌「てっくぷらざ」表紙掲載最終作品の撮影が無事に終了しました。
担当最終作品は「味噌屋 壽々重」
店名には自分の名前の漢字の中から1文字入れたいなと考えていました。
壽のフォントはとてもたくさんあり選ぶのに迷うくらいです。
途中、関係者の方から文字の提供がありました。
とても男性的でこの作品の最後を飾るにふさわしいものでした。
早速暖簾や看板様々なパーツに使わせていただき、とても良いコラボレーションとなりました。
カメラマンのKさんは5年間素晴しい写真を撮ってくださいました。
毎回、「この画像は本当に私の作品かしら?」と思うくらい素敵な画像でした。
プロのカメラマンさんに写真を撮っていただけるなんて、考えてみたらとても幸せな事です。
初めの頃カメラに夢中だった私はたくさん質問をしてしまいましたが、快く教えてくださいました。
現在はスマホの画像がメインになり、時の流れを感じます。
肝心の編集者のYさんとはその前ですので皆さんよりもう少し長いお付き合いとなりました。
池袋オレンジギャラリーで秋に開催の「共同作品展」が最初の出会いでした。
ホームページで調べて、直接私の作品を見に会場に来てくださったのです。
私の娘と同年代の方との全く新しい分野の仕事。
彼女のサポートがあってこそでした。
ある時、「お好み焼き屋さん」制作中に私のパソコンが故障してしまい、重要な印刷ができなくなってしまいました。
パソコンは修理に出しましたが、その間制作が滞ってしまう為、彼女の会社でその個所の制作を手伝ってくださいました。
おかげさまで期日に間に合うよう完成しました。
5年で20作品制作しました。
1作品ごとにそれぞれに思い出があります。
特に、重要なパーツ「レジスター」については、ドールハウス仲間に相談したりアドバイスをいただいたりしながら進化させてきました。
買い物に出かけ清算する時「TEC」の文字と機種が気になるこの5年。
コロナ禍で見かけるようになったセルフレジ。
ショールームで初めて目にした時、この機種を当たり前のように使う時代がこんなに早く来るとは思いもしませんでした。
たくさんある機種の中でこの形状が複雑ではありますが、一番好きです。
制作にはパソコンが欠かせませんでした。
苦手な分野でしたが、休むことなく続けていて本当に良かったと思っています。
パソカフェのU先生にも大変お世話になりました。
私のような生徒に何度でも理解するまで教えてくださり感謝しております。
こうしてたくさんの方々に支えていただきながら5年の月日が流れ、節目の年に余力を残して卒業させていただこうと決めたのでした。
ドールハウスに理解のある方々との出会いで、どうにか私の役目を無事に終えることができました。
製作者としての幸せな時間をありがとうございました。
心より感謝いたします。