2014年度「杉並どうぶつ相談員講座」の公開講座「災害に備えて」が
11月4日(火)、杉並保健所講堂にて開催されました。
講師は日本動物福祉協会の山口千津子氏。
山口先生は獣医師として、英国RSPCA(王立動物虐待防止協会)で研鑽を積まれ、
長年、日本の動物福祉の向上に取り組まれ、動物愛護管理法の改正についても
環境省の検討委員を務めるなど、ご活動は多岐に渡っています。
山口千津子氏
今回の公開講座では、災害時のための飼い主の心得や
準備しておく物のみならず、1991年の雲仙普賢岳噴火~阪神大震災~三宅島噴火~
新潟県中越地震~東日本大震災まで、日本でどのような動物救護活動が行われてきたか、
多くの現場写真をスクリーンで映しながら、体験にもとづき、お話いただきました。
(配布された資料も分厚く、役に立つものです)
そのお話を伺うと、今さらですが、日本はなんと災害の多い国でしょう!
未曾有の災害と言われた東日本大震災では、多くの犬や猫、
牛や鶏などの家畜も被災し、命を失くしました。
衰弱した乳牛
山口先生が力説されていたこと、
「自分が飼っている動物は自分で守る覚悟」
「同行避難する」
それは、福島警戒区域の経験から、住んでいた地域に立入れなくなり、
動物の救護が出来なくなるからです。
警戒区域から救出された犬
福島県では、多くの動物が置き去りにされて餓死しました。
救出されたものの、今なお飼い主と再会できないでいる犬や猫。
愛犬を連れて避難しようとして、「ペットはバスに乗せられない」と拒まれ、
泣く泣く、その場に残した人も・・。
いまだにボランティアが給餌や保護している犬や猫もいます。
福島県動物救護本部 第一シェルター(2011年当時)
ひとりの飼い主として、地域として、自治体として、
災害に見舞われた時に大切な人やペットをどう守るのか、
日頃から考えておく大切さを痛感しました。
★11月10日(火)の講座は、日本獣医生命科学大学・水越美奈先生(動物行動学)が担当されます。
どうぶつ相談員は聴講できます。
11月4日(火)、杉並保健所講堂にて開催されました。
講師は日本動物福祉協会の山口千津子氏。
山口先生は獣医師として、英国RSPCA(王立動物虐待防止協会)で研鑽を積まれ、
長年、日本の動物福祉の向上に取り組まれ、動物愛護管理法の改正についても
環境省の検討委員を務めるなど、ご活動は多岐に渡っています。
山口千津子氏
今回の公開講座では、災害時のための飼い主の心得や
準備しておく物のみならず、1991年の雲仙普賢岳噴火~阪神大震災~三宅島噴火~
新潟県中越地震~東日本大震災まで、日本でどのような動物救護活動が行われてきたか、
多くの現場写真をスクリーンで映しながら、体験にもとづき、お話いただきました。
(配布された資料も分厚く、役に立つものです)
そのお話を伺うと、今さらですが、日本はなんと災害の多い国でしょう!
未曾有の災害と言われた東日本大震災では、多くの犬や猫、
牛や鶏などの家畜も被災し、命を失くしました。
衰弱した乳牛
山口先生が力説されていたこと、
「自分が飼っている動物は自分で守る覚悟」
「同行避難する」
それは、福島警戒区域の経験から、住んでいた地域に立入れなくなり、
動物の救護が出来なくなるからです。
警戒区域から救出された犬
福島県では、多くの動物が置き去りにされて餓死しました。
救出されたものの、今なお飼い主と再会できないでいる犬や猫。
愛犬を連れて避難しようとして、「ペットはバスに乗せられない」と拒まれ、
泣く泣く、その場に残した人も・・。
いまだにボランティアが給餌や保護している犬や猫もいます。
福島県動物救護本部 第一シェルター(2011年当時)
ひとりの飼い主として、地域として、自治体として、
災害に見舞われた時に大切な人やペットをどう守るのか、
日頃から考えておく大切さを痛感しました。
★11月10日(火)の講座は、日本獣医生命科学大学・水越美奈先生(動物行動学)が担当されます。
どうぶつ相談員は聴講できます。