令和元年も年度末となりました。
杉並どうぶつ相談員、2019年の活動を簡単にまとめます。
「相談員ってどんな活動をしているの?」
ご興味のある方、ぜひご一読ください。
「杉並どうぶつ相談員」には現在、犬班、猫班、災害対策班、
小動物班、企画・広報班、といった活動班があり、
区より委嘱された相談員(令和元年度は84名)は、
経験や知識、興味によって希望する班に参加します。(複数班参加可)
活動班と重複して、阿佐ヶ谷・荻窪班、井草班、井の頭線班、
高円寺班、西荻班という5つの地域班があり、お住まいの地域の
班にも参加していただき、ネットワークを作ります。
活動の内容により、活動班、又は、地域班のメンバーが主体となって
イベントへの参加や運営を担当します。
活動班と地域班にはそれぞれ班長、副班長が数名おりますが、
相談員全体に関わるイベントや企画については杉並保健所にて
隔月に開かれる連絡会で参加者が話し合って決めます。
連絡会はまた、行政からの伝達事項や意見・情報交換の場です。
必要に応じて班長会が開かれたり、班のメンバーによる
ミーティングもあります。時に、区の職員も参加します。
専用のメーリングリストで情報交換なども行っています。
区民(個人ボランティア)の集合体として、愛護団体のような
代表制はとっていません。
新旧の区別なく、誰もが気軽に、自分のペースで興味の持てる活動に参加でき、
積極的なご提案や意見なども随時歓迎です!
行政と協働し、区民の皆さんと連携し、相談員で協力しあって、
地域に根ざした「人と動物との共生」・適正飼養の普及啓発、
動物福祉の向上を目指しています。
<2019年の主なイベントと活動>
杉並どうぶつ相談員制度十周年記念講演会
杉並どうぶつ相談員制度十周年記念講演会@杉並区役所
~官民連携の現状と課題~
(主催:杉並区 講師:成城大学法学部教授 打越綾子氏)
杉並区内外より多くの自治体関係者、獣医師、学識者、ボランティア
の皆さま100名にご参集いただきました。
<相談員による講習会>
犬の飼い方講座@阿佐谷地域区民センター 2月
猫の飼い方講座@阿佐谷地域区民センター 6月
★今年度(2019年)から、相談員が主催する「区民講座」を開始しました!
🐕 第一回「区民講座」は、「高齢犬との豊かな暮らしと介護」
高齢犬との豊かな暮らしと介護@杉並保健所 11月
<啓発資材の作成>チラシ、ポスター、リーフレット等
各活動班で作成します。
飼い主のいない猫の写真展示(井の頭線班作成)
現在、「震災救援所ペット対応てびき」(災害対策班)を作成中です。
<飼い主のいない猫を増やさない活動>
猫班を中心に、動物福祉と環境衛生の両面から、区内の各地域で、
飼い主のいない猫(野良猫)を増やさない活動に取り組んでいます。
杉並区の「飼い主のいない猫を増やさない活動支援事業」に協力し、
区民からも相談を受け、住民によるTNR活動や見守り管理への助言と支援、
人道的な見地からレスキューが必要な猫は可能な限り保護・譲渡をしています。
※保護・譲渡は有志の個人活動となります。
TNR(Trap-Neuter-Return) 捕獲・不妊去勢・元の場所に戻す
猫風邪により衰弱した子猫たちを保護
<センターまつりや杉並フェスタへの参加>
地域班が中心となり、区や地域のイベントに参加しました。
毎年、ワークショップの内容や展示物を考えます。
永福和泉センターまつり
二日間のブース来訪者700名超
センターまつりでの飼養相談
<防災訓練やイベントへの参加>
総合震災訓練や震災救援所訓練、防災イベントに参加しました。
旧新泉小学校での防災フェスタ
防災フォーラム@荻窪地域区民センター
🐾 東京都獣医師会杉並支部による動物教室に協力しています🐕
活動班では定期的に勉強会を設けています。
2019年・杉並どうぶつ相談員の主な活動をご紹介しました。
活動内容は提案などによって毎年変わります。
地域の動物問題やペットの災害対策は地域で解決!
秋期に開催される すぎなみ地域大学「杉並どうぶつ相談員講座」
を受講して、一緒に活動してみませんか?