これは映画の方も気になっていたが、まだ観ていない。
当然、角田光代は女性なのでその観点で物事を書いている。
男がわかっているようで、わからない女性の心情をうまくとらえている。
特に母子の起伏に富む感情表情は見事である。
男を悪者にとらえているが、悪いのだから当然。
男性からの抗議はなかったというが、文句のつけようもない。
男性の私も持っているこういうところは、自分でも辟易している。
蝉は地上で七日しか生きられないというが、八日目の蝉はまだ見たことのない1日が待っている。
先日再度した内視鏡検査の結果が悪く、酷く落ち込んでいた。
1日は病室の天井を見て過ごしていた。
悩む時は極端に徹底的に悩み抜く。
そうすると案外気が晴れるものである。
本来人間はそのように出来てるのかもしれない。
これは読み終わった後に気づいたのだが、高校の時に読んでいた。
無料だったので読んだ。
こんな時に読む本じゃないと思った。