アルコール依存症者の問題行動を、知らず知らずのうちに助長している身近な人たちをそう呼ぶ。
共依存と同じようなことじゃないかな?
「愛情という名の支配」
イネイブラーも駄目になってしまう。
子供が長い間そのような状況下におかれると、アダルトチルドレンになる。
たとえばある酒乱が毎晩酒を飲み、ある一定量以上飲むと人間が変わったように家族に暴言、暴力をふるう。(複雑酩酊)
トラブルは毎日、毎晩続く。
酒がこの世からなくらならない限り、専門的な治療をしない限り、家族の地獄は続く。
根本的に専門病院に連れて行けばいいが、アルコール依存症者をかばって我慢し、その場しのぎが続く。
「私が愛情をそそいでやれば治るんだ」と錯覚をしてしまう。
そこで優しくされると、本人は益々つけこむ。
本人が積極的に自分の病気を認識し、治療に向かえばいいが、現実はなかなかそうは行かない。
私はアルコールを飲んでいる時、アルコール依存が酷くなってからも元妻は共依存にはならず、
かまってはくれなかったので、自分でどうにもならずに酒の恐怖を感じ、アルコール専門病院にかけこんで教育され治療した。
本人を突き放すのも大事なこと。
子供じゃないんだから本人に考えさせる。
普通の病院では駄目、アルコールの専門病院できちんと治療しないと酒は断ち切れない。
病院ではやはり妻と別居、離婚をしている人が多かった。
まだ自分には妻がいる、と当時は思っていたがそうなってしまった。(悲)
今は酒が無くても充分に生きていけるのがわかった。
酒を飲んでいた頃は考えられなかったことである。
余談ではあるが、アルコール治療で入院していた頃、やはり50手前の連中が多かったが、
60を過ぎた方も何人もいた。
きっと、定年で毎日やることが無く、酒ばかり飲んでアルコール依存になった方だろう。
考えてみれば、私たちの年代も定年まで後数年である。