孫が生まれて1年。
お七夜、お食い初め、お宮参り、初節句・・・。
はじめてのジジババとして、なんとか行事をこなしてきた、という感じかな。
そして、先週のこと。
お嫁さんから家内に、
「一升餅をしたいんですけど、そちらでしてもいいでしょうか?」
最初はなんのことかわからず、ググってみると、
一升餅の一升(いっしょう)と、
お子様のこれからの人生=一生(いっしょう)を掛け
一生食べ物に困らないように
これからの一生が健やかになるように
との願いを込めて、お子様の一歳までの成長を祝うとともに行われるお祝いです。
また、丸い形から、円満な人生を送れるようにとの意味も込められています。
・・・簡単に言えば、一升のお餅を背負って歩く行事らしい。
そういえば、むかしテレビのニュースか情報番組で見たような気がする。
といっても、大阪ではそんな行事があると聞いたこともないし、
田舎の方でも聞いたことがない。
(・・・調べると、どうも東日本の方で多い行事らしい。)
とはいっても、めでたいことなので、喜んでお迎えした。
当然のごとく歩き始めたばかりの孫が、
いくら体格が立派といっても、そんな重たいお餅を担げるわけもなく、
二三歩歩いては尻もちをつく。そして、近所迷惑なくらいの泣き声をあげる・・・・・。
背中に担いだ餅が前に回って、ドッシ~ン。
孫にとったら、難行苦行のようなものなんだろうけど、
周りの大人たちはそれを見て笑っている。
可哀想な気もするが、和やかなことこのうえない。
そのあと、カード(ホントはカードではなく本物を置くらしいが)を置いて、
なにを最初に掴むかで将来を予見するというゲームみたいなことをやって
みんなで孫の将来に思いをはせた。
こんなカード。
初めてやった行事だったが、
孫を囲んで家族が和む、というのは、まぁいいことなんだろうと、
若干新しい行事に違和感があったものの、頑固ジジィの顔は出ず、
素直に納得してしまった。
でも、その地方独特の風習や行事は、継続して続けるべきだと思うものの、
何処でもかしこでもやってしまうのは如何なものか、と本音では思う。
商業ベースに乗っかって広まるものが多い昨今。
バレンタインやホワイトデー、ハロウィン、、、恵方巻とか、…もっとありそう……。
(もうすでに一升餅も全国区になっている?アマゾンでも取り扱っていたし・・・。)
それってどうよ、と心のどこかで呟きながらも、
平和だからできることだし、家族が笑顔になるんだったら、幸福感もあって、
まぁええか、と簡単に妥協してしまうジジババ。(笑)
あんまり行事や用事が多すぎて、クタクタになるのは困るけど、
ほどほどに、適度にあるんだったら、気難しいことも言わずにおこうか、と。
・・・歳とともに丸くなってきたのかなぁ。
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