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行事

2015年09月08日 13時21分35秒 | 日記

 孫が生まれて1年。

お七夜、お食い初め、お宮参り、初節句・・・。

はじめてのジジババとして、なんとか行事をこなしてきた、という感じかな。


 そして、先週のこと。

お嫁さんから家内に、

「一升餅をしたいんですけど、そちらでしてもいいでしょうか?」

最初はなんのことかわからず、ググってみると、

   
   一升餅の一升(いっしょう)と、
   お子様のこれからの人生=一生(いっしょう)を掛け
   一生食べ物に困らないように
   これからの一生が健やかになるように
   との願いを込めて、お子様の一歳までの成長を祝うとともに行われるお祝いです。
   また、丸い形から、円満な人生を送れるようにとの意味も込められています。

・・・簡単に言えば、一升のお餅を背負って歩く行事らしい。

そういえば、むかしテレビのニュースか情報番組で見たような気がする。

といっても、大阪ではそんな行事があると聞いたこともないし、

田舎の方でも聞いたことがない。
(・・・調べると、どうも東日本の方で多い行事らしい。)

とはいっても、めでたいことなので、喜んでお迎えした。



 当然のごとく歩き始めたばかりの孫が、

いくら体格が立派といっても、そんな重たいお餅を担げるわけもなく、

二三歩歩いては尻もちをつく。そして、近所迷惑なくらいの泣き声をあげる・・・・・。


背中に担いだ餅が前に回って、ドッシ~ン。


孫にとったら、難行苦行のようなものなんだろうけど、

周りの大人たちはそれを見て笑っている。

可哀想な気もするが、和やかなことこのうえない。



 そのあと、カード(ホントはカードではなく本物を置くらしいが)を置いて、

なにを最初に掴むかで将来を予見するというゲームみたいなことをやって

みんなで孫の将来に思いをはせた。

こんなカード。
  



 初めてやった行事だったが、

孫を囲んで家族が和む、というのは、まぁいいことなんだろうと、

若干新しい行事に違和感があったものの、頑固ジジィの顔は出ず、

素直に納得してしまった。




 でも、その地方独特の風習や行事は、継続して続けるべきだと思うものの、

何処でもかしこでもやってしまうのは如何なものか、と本音では思う。


 商業ベースに乗っかって広まるものが多い昨今。

バレンタインやホワイトデー、ハロウィン、、、恵方巻とか、…もっとありそう……。
(もうすでに一升餅も全国区になっている?アマゾンでも取り扱っていたし・・・。)

それってどうよ、と心のどこかで呟きながらも、

平和だからできることだし、家族が笑顔になるんだったら、幸福感もあって、

まぁええか、と簡単に妥協してしまうジジババ。(笑)



 あんまり行事や用事が多すぎて、クタクタになるのは困るけど、

ほどほどに、適度にあるんだったら、気難しいことも言わずにおこうか、と。

・・・歳とともに丸くなってきたのかなぁ。






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