半蔵門 日本カメラ博物館を訪れた後、お濠沿いをブラリブラブラ近代美術館まで歩いた。
水仙が咲き、春の装いが始まっていた。
なんてクラシックな素敵な建物でしょう。
3月閉館後は石川県に移築されるというので、最後の展示がされていた。
父がこの師団司令部に居た頃、二・二六事件が起きた。
三島由紀夫の「春の雪」という小説を読んだとき、父に聞いてみたが守秘義務があるといって、多くを語らなかった。
チョーカー(膝までのロングブーツ)を履き、腰にはサーベルを下げ、冬はロングのマントを着て、皇居へ警備に出向いていた。
その姿はなかなかのもので、今でいうイケメン揃いの中で際立っていたそうだ。
どんな人を奥さんに向かえるのか、隊でも評判だったとか・・・?
母はそんな格好いい父を好きになって結婚したのが、大間違いだったなんて言ってましたが・・・?
色々な思いで、館内や窓の外を眺めてきた。
父の勲章もいつかは処分しなくてはいけないが、さぁどうしましょう。
撮影地 東京都 国立近代美術館 工芸館