すし屋のおかみさん、徒然日記

~夫婦2人のおすし屋さん。毎日大変、でも何だか楽しい!~

『すし屋に嫁いで思うこと〈パート10〉』。。。

2017年05月19日 | すし屋に嫁いで思うこと
毎日毎日あっという間に過ぎていき、

やるべき事に追われ追われ

(とは言っても自分が課した物事いろいろ。。。

大半は完了出来ていませんが)

気がつけば

すし屋に嫁いでシリーズ、

ようやくvol.10到達です。。。涙

いつも構想は頭の片隅にあるものの

文章におこすのが年々遅くなって来たような。。。

脳が老化してきたんでしょうか?


。。。さて、本編へ進みましょう

今回のお題は 『後継者』。。。

先日、ニュース番組の特集で、

町工場の後継者不足により

廃業が増えているという問題を取り上げていました。

なかには、黒字経営で確かな技術を持つ町工場であるのに、

後継者がいないがため廃業せざるをえない例があり。。。

息子さんはいらっしゃるけれど、

異業種で生活されていて。。。

廃業の道を選択されたそうです。

一般論としては、『勿体無い』と言われるでしょう。。。

(実際、我が家もお客様に

『息子に継がせればいいじゃない、勿体無いから』

と言われたことがあります。)



。。。でも、どうだろう。。。

技術を継承していくことは

とても大事なことだとは思う。

しかし、少数精鋭でやっと成り立って、

今いる人材だけで

頑張っている職場もあるわけだ。



職種は違うけれど

わたしたちも同じような環境だ。

弟子をとって技術を継承していく手もあるが、

自分達の日々生活でやっとの状態では

残念ながら、

弟子を育てる環境は築けないのが現状である。

同市内の、あるお寿司屋さんも、

ご主人の代でお店を終めるそうだ。

(お子さんは継がない)

。。。我が家には息子がおりますが、

息子が幼稚園の頃は、

『おっきくなったらお寿司屋さんになる』と言ってくれましたが、

中学生になる頃に

『僕は絶対に店を継がなくてはいけないんだろうか』

と問われました。

その頃はちょうど、

おねえちゃんが、

自分の将来像を固め始めた時期でもありました。

すぐ傍でわたしたちの仕事を見て

育ってきた子供達には、

仕事の厳しさも喜びも直に感じて育ちました。

そんな親の背中を見てきた子供達も

思うところはあったのでしょう。

二人ともとても、現実的な考えを持っています。

さて、息子の問いへの返答ですが、

。。。やはり、親としては

子供にも、配偶者にも、その子供達にも、

同じような苦労はさせたくないのが本音。。。

ですから、息子には

『自分のやりたい事があるのなら、

そちらに進みなさい』と言いました。

無理に継ぐ必要はないのだと。。。

ただ、もし『すし処なりたを継ぎたい』と言うのであれば、

応援するよとも伝えました。。。

(もし後者の場合は、何年間か外で修行させるつもりです。甘えは禁物です。。。)

。。。お父さんの本音としては、

きっと店を継いでほしい気持ちはあると思います。。。

自分で立ち上げたお店ですから、

思い入れもありますし、

お客様との関係を大切にしていきたい気持ちもある。。。

。。。まぁ、今すぐにどうのこうのという問題ではないのですが

(店の存続)

ただ、

難しい問題ですが、

私たちは子供たちの気持ちを尊重してあげたい。。。そんな気持ちです。。。




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