気ままな遍路人

人生いろいろ…徒然な日記

幸せを願うなら・・・。

2008-02-03 23:14:12 | 日記

ある男性の方の話ですが、景気が悪いため会社からまともな給料を貰えず、この先の将来に不安を抱いて日々暮らしていました。彼なりに転職も視野に入れ現状を打開すべく頑張っていたのです。


そんな矢先に、奥さんから離婚話が持ち上がり、それに彼は抵抗することなく応じたというのです。法律的にいけば、こんな事由で離婚は認められないと思うのですが、既に離婚届けを提出してしまったと言うのです。子供も2人いたのですが、親権は奥さんに取られ子供と会うすべもありません。5年前に新築し家族全員で仲良く暮らしていた日々が、ある日突然崩れ去ったのです。


この話を聞いたとき、私は夫婦たるものお互いに相手が苦しんでいるときには手と手を取り合って、協力して難局を乗り越えていくものではないかと思いました。


奥さんの言い分は、「まともなお金も稼げないから・・・。」ということだったらしいのですが、本当にそれが理由だとしたら、この奥さんはこの先救われない人生を歩むだろうと思いました。何よりも一番心配なのは、こういう感覚の母親に育てられる子供たちです。


大人たちの勝手な都合に振り回され、父親と無理やり引き裂かれて真っ直ぐに育つことができるでしょうか?


この奥さんは「自分を幸せに出来ないものは夫であろうとも切り捨てる。」とでも言いたいのでしょうか?自宅を取り上げローンは夫に被せ更に慰謝料を請求し、さぞ満足なことでしょうが、そんなに人生自分勝手には旨くいかないものだと、そのうち思い知らされるでしょう。


私は彼に「貴方と別れて失敗した。」と強欲な嫁に言わすべく、一念発起してがむしゃらに働くように助言しました。元々稼ぐ人なので、単身の身を逆に生かして大きく羽ばたいてもらいたいです。


一時は会えなくて寂しいかも知れませんが、子供たちもそのうち大きくなり、自分の意思で会いにきてくれると私は思うのです。そのためにも、どんな手を使っても連絡先を解るようにしておくことも助言しました。


自分の幸せを願うなら、相手の幸せを一番に願うことが、本当に幸せになれるのではないでしょうか。地位もお金もあの世には持っていけません。人に愛されたという想い出が宝物となって、あの世に唯一持ち込めるものだと思うのです。