気ままな遍路人

人生いろいろ…徒然な日記

天は二物を与えず。

2008-02-29 22:45:28 | 日記

昨年の四国遍路道中、ご年配のご夫婦遍路さんから頂いた冊子の中に書かれていた文が面白かったので、ご紹介します。



「天は二物を与えず」


ツノある牛は歩むが遅い。ツノない馬は走るが早い

器量のよい人愛想が悪い。愛想のよい人器量がもう一つ。愛想も器量もどちらもよけりゃ、これまた身体が弱くて病院通い。

金がある時、暇がない。暇のある時、金がない。お金お金と無理してためて、たまった途端に命がもたぬ。

家も新築・お金もできたが、肝心要の子ができぬ。出来た出来たとちやほやしたら、ためたお金を湯水と使う。

お金も子供も言う事ないが、もらった嫁御が気に入らん。生んだ我が子も親に立てつく世の中だ、他家で生まれた人じゃもの、辛抱するのが当たり前。

二つ揃ってよい事ないと、悟るまでには月日がかかる。わかりかけたらこの身の終わり。ほんまに浮世はままならぬ。