私は遍路旅以外でも不思議な体験を幼少の頃から幾度となくしてきました。
これからは、その体験をランダムに時々していきたいと思います。
今日は30歳前半のころのお話です。
仕事の都合で埼玉県に住んでいた頃、昼夜通しての仕事を終えマンションに帰宅する途中、マンションの手前に大きな公園があり、そこを横切っていつも帰宅していました。ある時、公園を横切ろうとした時、公園の大きな木の横にこちらを見ている男性の姿がありました。こんな時間(早朝)に何しているんだろうと思いましたが、その時は気にもせず歩みを進めました。
ちょうど、マンションの十字路に差し掛かった時、その十字路の真ん中に白い球体が4個フワフワ浮いていて、「なんだぁ~。朝から人魂かい。」と思いましたが、経験豊富な私は驚くこともなくそれを無視し帰宅しました。
部屋に入って、食事をしていたら公園側の部屋が気になり、覗いてみるとさっき公園で見かけた男性が壁から上半身だけ出してこちらを見ているではないですか。
左手にご飯茶碗を持ち、右手に箸を持っていた私は一瞬固まりましたが、我に返ってその男性に「何か用かい?そんな出かたするなよ。びっくりするよ。」と話しかけ、「今、食事中だから後にして。」というとフッといなくなりました。
食事が終わっても、それ以降その男性は現れることもなく、公園でも姿を見かけなくなりました。私に取り入っても無駄とでも思ったのでしょうか。