気ままな遍路人

人生いろいろ…徒然な日記

遍路旅8(不思議体験3)

2007-09-01 18:20:56 | 不思議体験

75番札所・善通寺では戒壇巡りというものがあります。御影堂(大師堂)の地下にめぐらされた暗闇の回廊を壁伝いに手探りで進み、弘法大師生誕の聖地をお参りするというものです。

ここで不思議な体験をしました。本当に灯りひとつない真っ暗な闇の中を歩くのですが、歩き始めて最初の角位で真っ白い光の玉が見え、「もう、祭壇についたのか」と思ったら、その光が先のほうへ進み始めたので私はその光を追うようについて行きました。2回ほど角を曲がったら、今度は裸電球色の光がボンヤリ見えてきて、足元が薄っすら見えるようになったら祭壇の間に到着しました。光の玉はそこで消えました。

この日の宿は善通寺の宿坊でした。夕食を終え部屋に戻り、明日の行程を考えながら、一息ついていると部屋の真ん中に、あの光の玉が現れ急に眠たくなり着替えることなく、ふとんに潜り込み寝てしまいました。

次の朝、目覚めると何ともいえぬ爽快感が体中をかけめぐり、今までの疲れが一気に解消していることに気がつきました。きっと、あの光の玉はお大師様だったのではないかと思います。