すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

東京駅開業100年と赤レンガ駅舎

2014年12月21日 | 日々思うこと

一昨日19日の東京駅構内、開業100年記念に合わせたスイーツやグッツなどに大勢の人が集まっていました。そして20日の東京駅、赤レンガの駅舎をデザインした IC乗車券Suica(スイカ)の販売で、丸の内南口のJR窓口に大勢の人が殺到したことで販売中止となりました。1枚2000円のステキ過ぎるデザインで、一人3枚までとあっては私もほしいくらいですが早くもネットでは数万円・・・。

   

その赤レンガ造りの丸の内口駅舎は建築家辰野金吾らの設計で、100年前の1914年(大正3年)に竣工しました。1923年(大正12年)の関東大震災でもたいした被害を受けなかった強固な耐震構造の駅舎でしたが、1945年5月25日米軍による空襲でシンボルだった南北のドームやその他の部分を破壊焼失しました。そして戦災復興工事によって失われた南北ドーム屋根にかわって木造8角形の屋根が載せられ、2003年に国の重要文化財に指定されました。その後、長らく先延ばしされてきた建て替え計画は当初の形態に復原する方針がまとめられ、2007年5月に復原工事は起工され、総工費500億円で2012年10月に100年前の姿に甦りました。

写真はウィキメディアからお借りした東京駅の全景で、北から南までが335メートルというシンメトリーで重厚なレンガ造りの駅舎風景はかなり離れなければ見れないようですね。上京の折には中央線1・2番線ホームからドーム屋根の一部を眺めていますが、新丸の内ビル辺りから一度はライトアップも見たいと思いながら、いつも時間に追われてのとんぼ帰りです。

実は今回の上京で19日は宿泊をし、翌日には25日まで開催の調布市平和記念事業「笹本恒子100歳展~日本初の女性報道写真家が歩んだ時代~」に足を運ぶ予定でしたが、爆弾低気圧に怯えてしまい日帰りに変更です。過ぎてしまえば20日の“裏日本”は降雪の心配もほとんどなく「ほくほく線」も順調で悔やむことしきりでした。この時期は特に天候に左右されながらのライフスタイルですが、明日からはまた冬型の気圧配置の雪模様になりそうです。