すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

“日々、記録せよ 抗議せよ 生き延びよ”と

2014年12月28日 | 日々思うこと

年暮れに来て落ち着かずパソコンに向かう時間も少なくなり、28日は朝から穏やかな青空なので玄関風除室のガラス拭きなどに励みました。姫川橋を行き来するにつけ頚城の山々が気になり、夕方4時頃にやっと姫川桜堤から今年最後であろう写真を撮りました。四季を通しての頚城連山はいつになく清々しく、新しい年を迎えるかの如く凛とした姿に魅せられます。そして青空のシーサイドバレースキー場でパパと初すべりの孫たちです。 

  

今年の御用納めは少し早めの26日でしたが、安倍政権の原発再稼動への動きと経済対策の目玉という3.5兆円が気になります。この経済対策交付金の使い道は市町村の判断にゆだねられますが、お金のバラ撒きはもうやめるべきで何よりも人を大切にするために、息の長い人口減対策に使うことが重要ではないでしょうか。法人税の減税に加えて社会保障を削っての財政再建などはあろうはずもなく、地方自治体もどれだけの英知が出せるのかも大きく問われる新年になることでしょう。

27日深夜、NHKEテレ戦後史証言プロジェクト「日本人は何をめざしてきたのか 知の巨人たち・第3回 丸山眞男」を視聴しました。戦後日本の論壇をリードした政治学者の丸山眞男、60年安保闘争や東大紛争を経て丸山が構想した“永久革命としての民主主義”とは何か、今の安倍政権の暴走と重ねながら考えさせられる番組でした。続く第4回は「二十二歳の自分への手紙~司馬遼太郎~」で、こちらも興味深く釘付けでしたが前に一度視聴したような記憶がありましたが“おぼろげ”です。

そんなことで一年前の12月25日付けブログで「日々、記憶せよ、抗議せよ、生き延びよ」と、「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに・・・」と、劇作家の井上ひさしさんの遺言の言葉を書き込んでいました。私もどこまで近づけるか、できるだけ多くのメッセージを込めて書き綴ってゆきたいものです。戦後70年を迎える2015年、国も地方も多くの課題を抱えながらの年越しとなりそうですが、何はともあれ元気でアンテナを高く研ぎ澄まされた感性を持って歩んでゆきたいと思います。