すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

後出しジャンケンの安倍首相とオオキンケイギク

2015年05月28日 | 日々思うこと

連日の好天続きは7月並みの暑さで植物たちもバテ気味で、31日までは雨が降らないようなので水やりも一仕事です。この3日間は外仕事もキリがないので、衆院本会議から衆院平和安全法制特別委員会の審議中継をできるだけ視聴するように心がけてきました。ニュース番組でもその概要を知ることができますが、TV各局でその伝え方もマチマチですから、こと安全保障関連法案だけに注視です。

マチマチといえば、他国領域での自衛隊の武力行使をめぐる首相と中谷防衛大臣との発言の食い違いも気になっていましたが、27日の衆院特別委員会で安倍首相は、集団的自衛権を行使する場合も「武力行使の新3要件」を満たせば専守防衛に該当し、他国の領域で行使することもありうると明言です。自衛隊員のリスクについて「国民の命と平和な暮らしを守り抜くため、自衛隊員に負ってもらうものだ」とこちらも軌道修正で、まるで後出しジャンケンのように思えてなりません。

そんな中で昨夜の報道ステーションで古舘キャスターも、安倍首相の答弁を「後出しジャンケンのよう・・・」と言っておりました。そして今日の首相は「武器使用と武力行使とは違う」など、聴けば聞くほどよく分からず理解ができません。さらに首相は何と「この国会中継を聞いている方は理解してほしい」と、日中の時間帯にどれだけの国民が聞いているとでも思っているのか、現実から遊離した言葉でした。

ところで特定外来生物に指定されているオオキンケイギク、今年も国道沿いだけでなくあちこちで黄色い花が咲き出しました。キバナコスモスに似ているこの美しき黄色い花はまるで安倍政権のようで、これが問題の特定外来生物とは知らずに畑の隅や花壇などで育てている人たちも少なくありません。日本生態学会の「日本の侵略的外来種ワースト100」になっており、気づかないうちにいたる所で広がる繁殖力ですから騙されてはなりません。写真は家の近くでつい最近咲き出したオオキンケイギクで、よく見ると蕾がいっぱいでこの恐ろしき花には要注意のようですね。

夕方の青海中学校の駐輪場は6時近くでも部活動でしょうか、まだたくさんの自転車が並んでいました。そんなこともあって集団的自衛権行使についての論戦を聴きながら、答弁する人たちは武器を持って最前線へ行くことは絶対にありえず、巻き込まれるのは自衛隊員だけでないことを危惧してしまいます。米国追随の政権だけに、いつの日か徴兵制になって若者たちがと思うと憤りで、21世紀は抑止力を高めるよりも平和外交を重視する道を歩むべきと願う昨今です。