すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

「食べもの通信」読者交流会と「フッ素を考える新潟連絡会」と

2015年12月06日 | 日々思うこと

月刊『食べもの通信』創刊45周年ということで、全国各地で読者交流会が開催され、糸魚川市でも昨土曜日に初めての読者交流会を行いました。前日の金曜日は強風のため大糸線やえちごトキめき鉄道が運休という中で、遠くは小谷村や上越市からも参加申し込みがあり主催者として嬉しい悲鳴でした。

一冊の専門誌でつながる多くの出会いで、それぞれが『食べもの通信』への思いや感想などを述べる有意義で楽しいひと時でした。折りしも12月号が「深刻化する貧困 守ろう!子どもの食と健康」特集で、民生児童委員の読者から今年の活動テーマが子どもの貧困問題なのでタイムリーな特集で参考になったこと。また市議会12月定例会「一般質問」初日で貧困家庭の子ども支援について取り上げていたが、市当局への追求や提案もなくサラッと終わってしまい、質問者の情報知識不足もあり期待はずれであったことなどが話し合われました。

さらに糸魚川市の子ども一貫教育としての「早寝 早起き おいしい朝ごはん」運動について、先日の10周年記念フォーラムに参加した読者が、子どもの健やかな成長へといいながらワンパターンで、その掘り下げ方が欠けているとの指摘もありました。これは学校給食も含めて市教育委員会にも問題があり、情報アンテナを常に高くしてほしいと受け止めました。

日曜日の今朝は、トキ鉄から直江津駅で特急しらゆき号に乗り換えて新潟市へ、「フッ素を考える新潟連絡会」総会へと出かけました。先ずはJR新潟駅構内で新潟の食材にこだわり、竹の皮に包まれたお弁当“にいがた冬 食の陣”を求め、会場の万代市民会館へと急ぎました。久しぶりの会館には「新潟市若者支援センターオール」や「ひきこもり相談支援センター」も新たに設置され、1階フロアーの「児童センター」とも大勢の人たちでにぎわっていました。

ところでフッ素新潟連絡会の代表世話人の一人でありながら久々の参加で、お仲間との再会に話しがはずみました。教育現場で虫歯予防と称しての「フッ素洗口」も、 ここ数年で新たな危険性が学会で発表されていますが、教育現場での養護教諭らは正しい知識に乏しいことが伝わってきました。どこの小中学校でも教育委員会の上から下への一方的な流れの中で、その問題の把握や将来に及ぼすであろう子どもたちへの健康被害にはノータッチですから、保護者へのインフォームドコンセントができないのは当然のことです。

かって市議会「一般質問」で、日弁連の意見書と合わせて取り上げてきたことを振り返り、子どもの健やかな成長という「早寝 早起き 朝ごはん」運動と、教育現場における「フッ素洗口」の危うさとを重ねました。

5時を過ぎて薄暗くなった中を、快速糸魚川行きに乗車し帰途に着きましたが、夜8時を少し過ぎていたことで改札口近くのコンビニもすでに閉店です。駅弁も姿を消してしまった糸魚川駅の静けさとともに、“情報の過疎化”を痛感する一日でもありました。