先月、国は原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の処分場の選定に向け、科学的に候補地となりうる可能性がある地域を示した全国地図を公表しました。これを受けて昨土曜日のNHK「週刊ニュース深読み」は『誰がどこで引き受ける? どうする“核のゴミ”処分』です。イラストは番組の「今週のグラフィックレコーディング」をお借りしました。
国は、地下300メートルより深く埋めることで安全は確保されるとしていますが、不安の声も多く社会の納得を得ながら議論を進められるのか、専門家とともに考える番組で、 NHK「週刊ニュース深読み」の報道力に感心しながらの視聴です。
新潟大学の立石雅昭名誉教授がご自身のブログで「核のゴミ 特性マップの非科学性」を詳細に書き込んでいます。http://masatate.blog.fc2.com/blog-entry-58.html
ところで今月半ばに再開された新潟県内限定の東京電力柏崎刈羽原発のCM、30秒のテレビCMは月約300本、40秒のラジオCMは月約800本、その金額は1か月5000万円は下らないと試算されています。
利権がらみの原発再稼働にはウンザリですが、核のゴミ問題など“負の遺産”を考えると次の世代のために、もう少しがんばらねばと思いを熱くしている8月最後の日曜日です。そして今朝は秋の気配を感じる爽やかな稲刈り日和で、孫たちの夏休みは今日で終わり明日から早や2学期です。