すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

致命的な憲法改正国民投票法の欠陥と「国難」

2017年11月11日 | 日々思うこと

晴天も昨日までで昨夕、姫川右岸の桜堤を周って見ると頚城の山々の稜線と紅葉の桜並木がきれいです。

今日は朝から冷たい雨の凍える寒さに一変で、午後からは映画『母』上映の最後の実行委員会へ出かけました。ここでも『高校生平和大使報告会』のチラシを配布したことで話しが盛り上がりました。そして選挙権が18歳に引き下げられたものの、若年層の政治への無関心にどう取り組んでいけばよいのか課題は山積です。

そんな中で昨日の夕方、孫を塾の迎えに行くと小5の孫は、車に乗ると直ぐ「ばばは、どこの委員会だった?」と聞くので、「小学校?中学校?何十年も前のことだから憶えていないよ」と・・・。「違うよ、議員の時の委員会だよ」と言われて「福祉や環境の・・・」と言ったものの、正式な委員会名が即答ができません。

さらに議員報酬まで聞くので不思議に思い聞き返すと、先月23日(月)夜スタートのフジTV『民衆の敵』を見ているそうで「なるほど」・・・。そういえば先月25日付け、「北海道11区の石川かおりさんはね」の会話の時にも、どうして知っているのと聞くと「ニュースを見ているから」と・・・。何でもアニメ番組よりもニユースの方がおもしろいそうで感心する“ばばバカ”です。

ところで先日注文した本間 龍著『メディアに操作される憲法改正国民投票』を読むに付け、知らない間にとんでもないことが進められようとしている危機感でいっぱいです。

岩波ブックレットHPでは「支持率が落ちるも改憲に固執する安倍首相。だが、現行の憲法改正国民投票法には致命的欠陥がある.投票運動期間中の広告規制がほとんど存在しないのだ。改憲派のメディア戦略を一手に握るのが電通であることもあまり知られていない。これらを放置したら一体何が起こるのか、手遅れにならないために、第一人者が警鐘を鳴らす」と・・・。

そして衆院選前にあれだけ「国難」と騒いでいたアベ政権とメディアでしたが、さてその「国難」は過ぎ去ったのでしょうか。まことに不思議な国であることだけは確かのようで、今夜は気温10度以下の寒さでいよいよ本格的な冬到来の週末です。