すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

NYカーネギーホールで平和を訴えるコカリナ大合奏

2017年11月17日 | 日々思うこと

昨日は今季一番の寒さで里山にも雪が降りて、黒姫山も裾野まで白くなりました。そして17日は月刊『食べもの通信』編集の役員会で上京、北陸新幹線「かがやき」号に長野駅で乗り換える頃には空も晴れ渡り、東京駅に着く頃には秋晴れのよい天気です。

午後1時からの会議は5時に終了し、急いで東京駅に向かい「かがやき」号が満席とあって「はくたか」号に乗車し、そのまま糸魚川駅へ8時27分に到着です。外気は4度ほどでコートを着ていかなかったので震える寒さで帰宅です。

夜のニュースで気になったのは、衆参各院の本会議で行ったアベ首相の所信表明演説です。2019年10月の消費税率10%への引き上げに関し、増収分の使途を変更して幼児教育などの教育無償化を目指す考えを強調です。そもそも消費税は社会保障の充実に使われることを目的として導入でしたから、教育の無償化を打ち出している政策に首を傾げてしまいます。

バラマキ”の教育無償化よりも、少なくとも義務教育の中ではどの児童生徒も塾などへ通わなくとも“分かる授業”を推し進め、教員増など少人数学級の実現をと願い続けてきました。

また首相は北朝鮮に対して、地上配備型の「イージス・アショア」導入を念頭に、ミサイル防衛などの整備を進める方針ですから、軍事費はますます増えるばかりで何ともオカシナことばかりが続きます。

写真は玄関先の鉢物で、先日の晴れ間に少しでも太陽に当てようと小まめに移動です。いつもなら風除室には愛犬のケージを置いているのですが、気温も下がって今週から玄関の中に入れました。

ところで12日のニューヨークのカーネギーホールでは、コカリナ演奏者の黒坂黒太郎さんと一緒に日本各地から150人近いコカリナ関係者や20人の女性合唱団が渡米し、現地の日本人学校の小学生125人のコカリナと合唱の大合奏がありました。

食べもの通信社の役員Sさんも参加され、「カーネギーホールはさすが格式高く、音響もすばらしく、包み込むような優しさがありました」と・・・。特に子どもたちの歌「世界中の子どもたちに平和を」という黒坂さんオリジナル曲は大きな感動を呼び、「子どもはみんな平和に生きるために生まれてきた」というフレーズは、戦争が各地で止まない中でニューヨーク市民の心を打ったそうです。

黒坂さんのコカリナ演奏会は糸魚川でも2度開催していますが、東日本大震災の津波で残った陸前高田市の“奇跡の一本松”でコカリナを制作、カーネギーホールでの演奏は13日夜のTBS「NEWS23」でも放送されることが事前に分かり視聴です。あらためて身近にお話しを伺うと感激もまた倍増で、あわただしくも充実の一日でした。