昨土曜日はポカポカ陽気の中、久しぶりに上越市へと車を走らせました。友人との昼食は広島産のカキフライ定食で、写真をすっかり忘れてしまいました。話題は野田市でSOSを発信していた10才の少女に周囲の大人たちが助けて上げられなかったことなど、教育談義に話しが尽きません。
昼食の後に孫の顔を見に行く予定でしたが、寝てしまったというので取り止めることにして“おしゃべり”が続き、暗くならないうちにと夕陽を見ながら帰途に着きました。
日曜日の今日も最高気温が10度を超える3月の陽気で、上の孫は大人に混じってのスキー1級検定に挑戦です。雪国で育ちながらスキーのできない私は、大人でも容易でない検定に挑む孫が頼もしくその成長に目を細めます。
そして今日は節分、「鬼は外、福はうち」での豆まきで、恵方巻きは甲(きのえ)東北東を向いて一気にパクリのようです。我が家では昔から豆まきは落花生で、大豆の記憶がありません。大豆は五穀の一つで“穀霊”が宿るとされ、コメに次いで神事に用いられ“悪霊”を払うことで厄落として節分にも使われてきました。
ところで毎日の食卓に欠かせない味噌や醤油や豆腐など、大豆の自給率は7%程度で輸入大豆が大半ですが、店頭には「国産大豆」と表示したものが余りにも多く、その偽装に疑問を抱いています。参考まで農林水産省HPを開いて見ると、アメリカからの輸入量は約7割で、カナダ・中国が続き、輸入がストップしたらどうなるのかと考えてしまいます。http://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/daizu/d_tisiki/index.html#Q18
写真は上の孫の大好物のムースで、いたって簡単で純正生クリームに自家製ヨーグルト、オリゴ糖をたっぷり入れてゼラチンで固めるだけで、今日はイチゴの薄桃色のムースにカットイチゴをトッピングで完成です。1千円ほどの材料費で10カップができるので、時間があるときは小まめに作っています。同じ兄弟でも好みが異なり、下の孫はムースよりもスイートポテトが大好きで、食べるものがあるということは幸せなことですね。
そんなことで人類の歴史をみると人は食料不足で争い、国が平和であることは軍事力ではなく、古代ローマ帝国の滅亡の一因の食料自給率の低さによる食糧不足と今日の日本を重ねてしまいます。そして厚労省の勤労統計調査不正問題だけでなく、アベノミクス偽装と食料自給率を注視していかねばと、平成最後の節分の日です。