すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

幕張メッセ武器見本市と戦争への準備

2019年05月23日 | 日々思うこと

昨日同様に今日も風がなく穏やかで、強風にも負けなかった季節の花たちに癒されるひと時です。裏庭の出窓の下の日陰の所で、今年も山野草に分類される紫蘭(シラン)が咲き出して、そのたくましさに目を細めます。

21日開催の糸魚川市議会臨時議会では、任期後半の正副議長や各委員会委員長らが選任され、会派による“コップの中の嵐”のようで、このところの国会運営と合わせてウンザリしてしまいます。

またアベ政権の下で衆参同日選挙も浮上している中、自民党憲法草案を深読みすると、これまでの憲法第1条「象徴天皇」が「元首」として位置づけられていることに危うさが伝わってきます。さらに自民党草案には緊急事態条項が盛り込まれており、かってのナチスヒトラー政権が進んだ道と重ねてしまいます。

ドイツの近現代史が専門の東京大学石田勇治教授は、昨年1月の参議院議員会館内での講演で「うり二つの自民改憲案」と指摘し、「ワイマール憲法の緊急事態条項を背景にヒトラー政権が誕生し、ナチス独裁を敷くために乱用されたのも緊急事態条項だった」と・・・。

緊急事態条項は、緊急時に権力を大統領や首相へ集中させ、国民の権利を制限する仕組みで、ワイマール憲法には「大統領緊急令」として規定されることから、石田教授は自民党改憲草案を厳しく批判しています。大多数の国民の気づかないところで戦争への法整備が進められていることは確かです。

写真は隣りの境との日中の太陽がほとんど当たらない花壇に、4年ほど前に植えたエゴノキ、あっという間に背丈を超える程に成長し釣り鐘状の可憐な白い花がいっぱいで、その強靭さに驚くばかりです。

また強靭さといえば、来月から国際的な武器の見本市が千葉県の県有施設の幕張メッセで開催されようとしており、日本での開催は3回目の異例さで、果たして武器見本市は防衛のためなのでしょうか。米国からステルス戦闘機F35の購入は決算済み42機と合わせて147機のバク買いで、ちなみに1機116億円というお値段で、学校へのエアコンが4000教室設置、特別擁護老人ホーム900人分建設です。それでも自民党支持率が一向に下がらず、この国の行くへを案じてしまいます。

「幕張メッセで武器見本市を開催しないでください」キャンペーンにご賛同くださいますようお願いいたします。https://www.change.org/p/