すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

日本の9条を語るマレーシア大統領と憲法記念日

2019年05月03日 | 日々思うこと

連休後半、昨2日夜の報道ステーションで、マレーシアのマハティール首相(93才)が 「日本の憲法9条は素晴らしい。戦争は互いの国を破壊する。殺し合いを解決の方法にしてはいけない。すべての問題は交渉やギブアンドテイクで解決できると信じている。」と心に響く言葉で語っていました。

ネトウヨらは早くもこの番組に「日本に対する内政干渉的な意見を求める取材の在り方は問題」と批判ですが、新たな元号の憲法記念日に、昭和の時代が辿った同じ道を繰り返さないように平和の意義を考えなくてはなりません。

憲法記念日の午後は、九条の会糸魚川で毎年行っている市内5ヵ所での街宣アピールです。天候にも恵まれ、マイクを持つメンバーらの言葉に耳を傾けると、先の戦争で日本人310万人とアジアの人たちの犠牲を訴えています。そして目新しい大パネルもお目見えでしたが、風で支えているのも大変です。

昭和に生まれ今「令和」を生きる私にできることは限られ、娘から“パソコンオタク”といわれようとも諦めずに感じたことを発信してゆきたいと思います。作曲家の坂本龍一さんの言葉も心に響く主張です。

九条の会アピール行動を終えて糸魚川駅まで出かけると、アルプス口の3連のレンガ車庫からキハの車両が日光浴で多くの人たちも集まっています。

夕方帰宅してから手元にある「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」のチラシを、今日だからこそ違和感を持たずに読んでもらえるのではと期待しながら地域へポスティングです。そんなことで情けないかな、日頃の運動不足もあって疲れきった憲法記念日です。http://kaikenno.com/


「令和」を生きる“記憶と記録”

2019年05月01日 | 日々思うこと

連休5日目、皐月5月1日は労働者の祭典メーデーで、新元号のスタートがメーデーというのも不思議なものですね。そして元号が「令和」になることでメディアは連日、皇室の神話に基づく見たこともない非公開の「三種の神器」引継ぎの儀式に大騒ぎです。

そして平成の30年間を振り返える特番などで、福島原発事故はすっかり忘れられているようで悲しくなります。東京五輪を来年に控えて、原発事故の影響などないことをアピールしようと必死になっているかのようです。また各地ではお祝いムードに拍車を掛けて「万歳」が聞こえてきますが、改元が最近の息苦しい世の中を何とか明るくしてくれるかもしれないという期待感に溢れているようです。

植物が喜んでいるような静かな雨の庭で、プランターのイチゴ越後姫の花が濡れ、例年遅めに咲く赤いサツキの花が咲き出しています。これらは日頃手入れが行き届かずとも季節が巡るたびに楽しませてくれます。

私も自然とともに呼吸をしながら“原発ルネッサンス”に踊らされないよう「令和」を冷静に生き、“記憶は記録”と綴ってゆきたいものです。そして多くの皆さまに読んでいただくことにも感謝の思いで、一年前のブログを読み返す終日です。澤地久枝さんの「2000年の秋」より