オペラシティアートギャラリーへ、【さわひらき UNDER THE BOX BEYOND THE BOUNDS】を見に行ってきました。
美術館に行くときは、いつも先にHPのイントロダクションや、パンフレットなどの導入を読んでしまうのですが、
今回は自分で見て感じたままを記憶したいと思い、あえてどんなテーマの作家なのか知らないまま展示室に入り、見てる最中は目録で作品タイトルを確認することもしませんでした。
以下は私が感じたままのレビューです。
----------
中に入るといろんな雑貨や道具の石膏がぽつんぽつんとあります。
意味があるような、ないような。
これらがこのあとの映像に登場するアイテムの化石だとは、このとき知る由もなく…
角を曲がって不安な和音の鳴る大スクリーンの前へ。
眠りから覚めた男が、小さな部屋にいる映像。
まるで死んだあとの世界を体験させられているようです。
持ち物をなくし、記憶はスルスルと解けていって、寄せて返す海以外に動きのない世界。
男は机に向かってみたりしますが、何をしてるんだろう?
同じ展示室のついたての向こうには、小さな画面で夜の静かな風景。
まだ夜はしばらく続きそうです。
次の展示室に進もう。
時計が、カチコチ進んでいく…
あれ、テレビの砂嵐のようなザラザラの画面をぼうっと見ている人がいる…
そのまま進むと、プラネタリウムみたいな部屋があります。
チカチカ瞬いたり、オーロラみたいな模様ができたり。
中に立って見上げていると、以前どこかで見た、脳細胞ニューロンがシナプスを形成するときの映像が思い出されて、
なんだか自分の失ったものを回復してるような、新しい刺激を得ているような不思議な感覚。
最後に丹念に描かれた月の満ち欠けが並んで、展示は終わり。
月そのものの神秘的なイメージと、
作家がひたすら、描いては消しゴムで消し、また描く…という永遠のループのようなイメージが重なります。
終わりと始まり
失うことと得ること
時間の流れ
いくつかの印象を強く残して、とても面白い企画展でした。
☆さわひらき
UNDER THE BOX
BEYOND THE BOUNDS
@オペラシティアートギャラリー
~3.30.SUN
美術館に行くときは、いつも先にHPのイントロダクションや、パンフレットなどの導入を読んでしまうのですが、
今回は自分で見て感じたままを記憶したいと思い、あえてどんなテーマの作家なのか知らないまま展示室に入り、見てる最中は目録で作品タイトルを確認することもしませんでした。
以下は私が感じたままのレビューです。
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中に入るといろんな雑貨や道具の石膏がぽつんぽつんとあります。
意味があるような、ないような。
これらがこのあとの映像に登場するアイテムの化石だとは、このとき知る由もなく…
角を曲がって不安な和音の鳴る大スクリーンの前へ。
眠りから覚めた男が、小さな部屋にいる映像。
まるで死んだあとの世界を体験させられているようです。
持ち物をなくし、記憶はスルスルと解けていって、寄せて返す海以外に動きのない世界。
男は机に向かってみたりしますが、何をしてるんだろう?
同じ展示室のついたての向こうには、小さな画面で夜の静かな風景。
まだ夜はしばらく続きそうです。
次の展示室に進もう。
時計が、カチコチ進んでいく…
あれ、テレビの砂嵐のようなザラザラの画面をぼうっと見ている人がいる…
そのまま進むと、プラネタリウムみたいな部屋があります。
チカチカ瞬いたり、オーロラみたいな模様ができたり。
中に立って見上げていると、以前どこかで見た、脳細胞ニューロンがシナプスを形成するときの映像が思い出されて、
なんだか自分の失ったものを回復してるような、新しい刺激を得ているような不思議な感覚。
最後に丹念に描かれた月の満ち欠けが並んで、展示は終わり。
月そのものの神秘的なイメージと、
作家がひたすら、描いては消しゴムで消し、また描く…という永遠のループのようなイメージが重なります。
終わりと始まり
失うことと得ること
時間の流れ
いくつかの印象を強く残して、とても面白い企画展でした。
☆さわひらき
UNDER THE BOX
BEYOND THE BOUNDS
@オペラシティアートギャラリー
~3.30.SUN
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