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此処から彼方

2017-02-14 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
3331アーツ千代田へ、此処から彼方を見に行きました。
アキバタマビ21の展示

閉校した小学校を使っているので、階段がこんな感じ。
走ったら怒られるやつ!

まずひとつめの教室に入ると、こちらを睨みつけながら紙をパシン!とする男性が。
鈴木余位氏による映像。

紙?何かの用紙?通知?いや、白紙か。
同じ部屋に、顔面を真っ赤や真っ青に塗った写真があったので、顔拓が始まるのかと思ったけど…
俺はやるぞ!というアピールなんだろうか。


廊下を挟んで隣の教室に入ると、折り紙を展開したような絵画。
神林優氏による作品。

山折谷折の痕跡が、誰かの作業の余韻を感じさせる。
でも、展示されてるのは、その紙の写真だ。
誰かの手触りと見せかけた、偽の痕跡。

振り返ると、こんな感じ。

謎の発光物体。
謎の四角い灯は、山本圭太氏によるLEDを使った作品。
見ていると少しずつ色が変わっている。
中でも、濃い赤と深い青が同時に浮かび上がったとき、私は焼けるような夕焼けを想像した。
いつかどこかでみたような、色を思い出させる。
ただの光る四角が、記憶を探らせる。
歳をとったものだよ。。

部屋の奥は、行竹亮太氏の写真だ。

壁に投影したところに近付くと、まるで自分が作者の世界に入り込んだみたいだ。

青い二枚は、童話の森のような、良くない夢の景色のような。

タイトルをみると、In my room。
これは作者の心象風景なんだろうか。


自分と同じくらいの人が、同じ時代を生きて作った作品に私も感じるところがありました。

また次の展覧会も行こうと思います。

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