浮くものを 上下に映す 水鏡 永遠と瞬時の 境目みせて 一撮
Mac電脳の記録によると、この写真『水鏡』の撮影は、2010年の4月25日になっている。
この写真を撮った時、この『短歌』が生まれるとは思っていなかった・・・ 。
写真に『文字=短歌』を乗せるアイディア(企画)が決まって、写真を観るともなく見つめていると浮かんできた詩だ。
しかし、詩ができても私はその真意が解らないでいて… 自分の中では禅の公案のように反芻していたのだと思う。
そして今思うことは、この写真と詩を見出す為に私はわざわざ日本からここレマン湖に来た・・・ということだ。
私達人間にとって、最大(マクロ)にして最小(ミクロ)の人生の単位は『生死』なのではないのか。
だとして、その『境目』を観るのは誰か?
この『境』という字・・・まるで『音+見る』を示唆するようで、私にとってそれは『観音』となる。
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