拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 ピアノ・コンクール

2021年09月03日 | ヨーロッパの風

  私自身は、だいたい隔週ぐらいで相方の両親宅を訪ねるが、今日行くと、義母が今ローザンヌの東隣りの街Veveyヴェヴェイ

  で行われている有名な国際ピアノ・コンクールでファイナルに残ったのが韓国人一人と日本人二人であることを教えてくれた。

  『クララ・ハスキル国際ピアノコンクール』といってピアニストにとって登竜門となる有名なピアノコンクールらしい。

  2年おきに行われるコンクールで、今年は133人の応募者の中から24人に絞られ、明日の最終コンクールにアジア人が

  3人残ったというのだ。

  クララ・ハスキルの名前だけは聞いたことがある…程度の知識なので、ちょっとウィキペディアで調べると

  1895年ルーマニア生まれ。パリでピアノの指導を受けていたが、フランスの政権がナチス化するとスイスに逃れて来たらしい。

  1950年頃だから、彼女が55歳ぐらいからヨーロッパで知られるようになり、カザルス、カラヤン、チャップリンなどとも交友が

  あった。ただ生まれつき虚弱体質で演奏活動はそれほど活発ではなかったようだ。

  その彼女の遺功を偲び1963年より長年滞在したVeveyの街で彼女の名を冠したピアノコンクールが2年おきに行われるようになった。

  優勝者は250万円相当の賞金とのこと。明日、9月3日。韓国人女性と日本人の男性、女性の計3人で競い合う。

  西洋の伝統音楽のコンクールで日本人や韓国人が頑張っている・・・のも面白い現象。(そういう考え方自体がもうすでに古いのかも…)

         

          Veveyというと、この私の作品『ドラゴンボール』を撮ったときのことを思い出す。

          初めてVeveyに来てこの像を見たとき、私の知っているドラゴンボールが、こんな処に『ある!』と感激したものだ。



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