カタクリ(ユリ科)「片栗」2006.06.04暑寒別岳2~3合目
ユリ科の多年草。北海道、本州、まれに九州、四国の山地の樹陰に生える。高さ約二〇センチメートル。春、地下の鱗茎から二葉を出す。葉は長柄をもち、長さ六~九センチメートルの先のとがった長卵形で、紫色の斑紋がある。四~五月頃、葉間から花茎を出し、茎頂に径四~五センチメートルの紅紫色の花を下向きに単生する。花被は六片で反曲する。鱗茎は良質のでんぷんを含み、片栗粉の原料。若葉は食用となる。
別名「堅香子」(かたかご)「傾籠」(かたかご)
名の由来は
「片栗」
食用にする根の鱗片が栗の片割れに似ていることから
「堅香子」
育ってしばらくは片葉(一枚葉)で 葉に鹿子模様の斑点があることから「片葉の鹿の子」が転訛(てんか)して、堅香子(かたかご)の名になった
「傾籠 」
籠を傾けたようにして咲くところから。
花言葉は初恋