逝きし世の面影

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摩訶不思議なニュース

2016年06月08日 | 放射能と情報操作
『觀自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五薀皆空度一切苦厄 舍利子色不異空空不異包包即是空空即是包受想行識亦復如是』カン ジ ザイ ボ サツギョー ジン ハン ニャ ハ ラ ミッ タ ジショー ケン ゴ ウン カイ クード イッ サイ ク ヤクシャ リ シシキ フ イ クークー フ イ シキシキ ソク ゼ クークー ソク ゼ シキ・・・

摩訶不思議とは、人知を超えた非常に不思議なこと。またそのさま。
要するに『不思議』が強まったということ。
『摩訶』は摩訶般若波羅蜜多心経など仏教の経典に出てくるサンスクリット語の「maha」の音訳で意味は『大きい』『素晴らしい』『偉大な』であり、摩訶不思議の『摩訶』は、『大きな、非常に、とても』の意味で使われている。

『反自民勢力(翁長知事与党)が大勝した沖縄県議選で、選管が摩訶不思議な前代未聞の大チョンボ(集計ミス)』 

沖縄県議選で選管ミスで当落が入れ替わる

5日投票では即日開票され午後11時25分時点での県選管の公式発表では、確定した同区の得票は平良昭一(53)(1万25票)、吉田勝広(71)(7944票)、仲里全孝(51)(6952票)、具志堅透(56)(6818票)の4氏の順番を発表していた。
このため地元沖縄の報道機関の速報などで平良、吉田両氏を『当選確実』と報じた。
ところが沖縄県選管は6日午前1時50分ごろに、確定した開票結果の一部に誤りがあったと発表した。これにより一部の選挙区で候補者の当落が入れ替わったり、当選者の得票順位が変わったりした。
知事与党の無所属候補から自民党候補に当落が入れ替わったのは4人が立候補した国頭(くにがみ)郡区(定数2)で、県選管によると、選挙区を構成する11町村のうち伊江(いえ)村と伊是名(いぜな)村から報告を受けた得票の単純な入力ミスだったとされている。(北海道5区で他市では負けていたのに千歳市と恵庭市の集中的な得票で自民党が滑り込みで勝った沖縄版か?)

『6月6日福島県検討委発表(小児甲状腺がん)』

6月7日の毎日新聞ですが、三面記事の片隅に小さく報じていたのが『原発事故時5歳 甲状腺がん疑い』との見出しの6月6日福島県検討委発表(小児甲状腺がん)の記事が摩訶不思議で恐ろしい。
37万人ほどの福島県の子供たちのうち8割の30万人の甲状腺を調べて『1順目の検査』終了だとして発表したのが2014年8月24日である。
ところが、7日の記事では2順目の調査は2014年4月に始まっているのに『1順目調査は2011年6月から~15年4月まで実施』と、「発表」の1年後まで続いていたと書いてある。
もっと摩訶不思議な怖い記事が福島検討委発表から2日後の6月8日の日本共産党機関紙赤旗の『甲状腺がん30人に増加』『福島 2順目検査』との社会面の小さな小さなベタ記事である。
8日付赤旗記事では、『2順目検査で「悪性ないし悪性疑い」と診断されたのは57人で、このうち50人が手術により甲状腺がんの確定診断を受けました』と、さりげなく書いてある。
唖然!茫然とする成り行きである。
福島県検討委(日本政府)の言う『小児甲状腺がんと確定した』の意味が、実は甲状腺の全摘出手術である怖ろしい真実は、今まで挙国一致の極秘事項(前代未聞・空前絶後のトンデモナイ国家機密)だったのである。
驚くやら。腹が立つやら。基本的に善良に出来ている日本人の一般市民では『がんの疑い』なら、これから精密な医学検査が行われてであろうと誤解する。ところが、フクシマだけは例外で実は残されている道は摘出手術だけ。
ほぼ国家(安倍晋三自民党政府)による詐欺か手品である。
怖ろしい真実が明らかになれば間違いなく安倍晋三自民党政府が簡単に吹っ飛ぶほどの国家機密を、赤旗(共産党)は他の既存のマスメディアと協力して、全員で必死に隠していた。今回、だれにも分からない様に『さりげなく』ではあるが、今まで全員で必死で隠していた極秘国家機密を書いた、赤旗の6月8日記事の意味は限りなく大きい。
多分、もうフクシマの放射能被害が『時間切れ』アウトなのである。

政府に近い論調が特徴の日本経済新聞は共同通信の記事をそのまま掲載している。
『福島県内の子供、がん確定30人に 甲状腺検査2巡目』2016/6/7
東京電力福島第1原子力発電所事故の健康への影響を調べている福島県の「県民健康調査」検討委員会が6日、福島市で開かれた。県内全ての子供が対象の甲状腺検査を巡り、2014年4月に始まった2巡目の検査でがんと確定したのは、前回会議(今年2月)での報告から14人増えて30人となった。がんの疑いは27人。
確定と疑いの計57人は、事故から約3年までの1巡目の検査でほとんどが「問題ない」と診断されていた
委員会後の記者会見で、星北斗座長(福島県医師会副会長)は「原発事故の影響とは考えにくい」と従来の見解を繰り返しながらも「人数が増えて県民の不安が増していることも間違いない。さらに詳細な調査をしたい」とした。
検査を実施する福島県立医大などによると、57人は事故当時5~18歳の男女で、腫瘍の大きさは5.3~35.6ミリ。このうち、事故から4カ月間の外部被ばく線量が推計できたのは31人で、最大値が2.1ミリシーベルト、11人が1ミリシーベルト未満だった。
約30万人が受診した1巡目の検査も合わせ、これまでにがんと確定したのは計131人、疑いは計41人。〔合計172人〕

『7月参議院選挙の自民党選挙公約から、肝心の「アベノミクス(異次元の金融緩和)が抜けている」!?!とアメリカの通信社がすっぱ抜く』 

『自民参院選公約から日銀の金融政策外れる、過去3回の選挙から一変』
2016年6月3日ブルームバーグ
自民党が3日発表した7月10日投票の参院選挙の公約に、金融政策への言及が盛り込まれなかった。過去3回の国政選挙とは様変わりで、日本銀行に対する自民党の風圧が弱まる可能性がある。
公約は、政策を総動員して国内総生産(GDP)600兆円を目指すとして、ゼロ金利を活用した超低金利の財政投融資で官民合わせて30兆円の事業規模を確保することなどを盛り込んだが、金融政策には直接触れなかった。
安倍晋三総裁の下で自民党が政権復帰を果たした2012年の衆院選挙では、明確な物価目標(2%)の達成に向け「大胆な金融政策を行う」、13年の参院選では「次元の違う金融政策を実施している」、14年の衆院選は「これまでとは次元の違う金融緩和で、流通するお金の量を増やして デフレマインドを一掃」といった言及があった。いずれも政府と日銀の連携強化にも触れていた。
野村証券の高橋泰洋エコノミストは「マイナス金利政策自体がかなり評判が悪く、自民党は選挙の前面には出したくない」とし、「現時点では日銀の追加緩和について政治的プレッシャーはあまりない。参院選前の決定会合で追加緩和の確率はかなり低い」とした。
日銀は、16年1月にマイナス金利の導入を発表し異次元緩和を拡大してきたが、アベノミクスで株高、円安に振れた相場は今年に入ってから反転の度を強めている。黒田東彦日銀総裁は金融政策の据え置きを決めた4月28日の記者会見でマイナス金利などについて「政策効果の浸透を見極めていくことが適当と判断した」と説明している。
HSBCホールディングスのデバリエ・いづみ日本担当エコノミスト(香港在勤)は5月29日付のリポートで、安倍政権の財政出動に関して具体策の欠如、特に規模がはっきりしないことについて市場は失望する可能性があると指摘した。安倍首相が対策の緊急性を感じていないとすると、7月の参院選を前に財政政策と金融政策の協調が実現する可能性は低下するかもしれないと分析している。
2016年6月3日Bloomberg



『摩訶不思議なアレレのミクス』

7月参議院選挙の与党自民党の選挙公約が、『過去3回の選挙から一変している』とのアメリカの通信社ブルームバーグの2016年6月3日付けの驚愕記事ですが、困ったことに今の日本のメディアは誰も報じていない。
ところが、安倍晋三の最大のセールスポイントである『アベノミクス』から肝心の『異次元の金融緩和』が抜けているのでは、それはアベノミクスではなくて『アレレのミクス』である。
もう無茶苦茶。
赤塚不二夫の元祖天才バカボンこれでいいのだ!の歌は、『ジャムパンにはジャムが入っている、 アンパンにはアンが入って いる、 だけど、ウグイスパンにはウグイス入っていない。』となっている。
2016年6月3日Bloombergですが、天才バカボンの『ウグイスが入っていないウグイスパン』と同じで、これは『目からうろこ』で、日本政府やメディアが大宣伝するアベノミクスが何時の間にか『アレレのミクス』に変化していた。
タコが入っていない『たこ焼き』とか餡が入っていない『アンパン』以上に、金融政策(異次元の金融緩和)が無いアベノミクスは有り得ない。3年も続けていた『アレレのミクス』がタイムアウトなのである。
2012年の年末に、安倍晋三が『輪転機をぐるぐる回す』と始まったアベノミクスですが、そもそも短時間限定の『猫だまし』であり誰であれ長時間続けられない。
3年以上も延々と続いた『猫だまし』(アベノミクス)の目的は矢張り2011年3月11日原子炉4基が同時に暴走した前代未聞、空前絶後のフクシマの核事故の隠蔽であったことは間違いないであろう。(安倍晋三が『輪転機をぐるぐる回す』と言い出した2012年末とは、小児甲状腺がんの二人目が発症した直後であり、フクシマの放射能被害の小児甲状腺がんとアベノミクスは全く『同じ時期』だった)
しかし、もう『時間切れ』アウト、日本は1945年8月15日から71年ぶり2回目の『御名御璽』なのである。

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2 コメント

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「県民健康調査」検討委員会を前に (KAWA)
2016-09-09 16:37:10
今日、こんなニュースが流れました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160909-00010000-minyu-l07
いまひとつ、どういう内容の報告かわかりませんが、「結果について県民健康調査検討委員会の星北斗座長は、福島民友新聞社の取材に「放射線の影響が見られないことを裏付ける一つの報告として、冷静に受け止めたい」と述べた。」とのことで、かれらはどうしても、原発事故の人体への影響を否定したいようです。そのためなら、どんな理屈でも持ってくるということでしょう。
これだけ科学的・論理的思考が無視され、一般市民の人権がないがしろにされているようでは、現代の状況はガリレオ以前よりさらに悪いのではとも思えます。
9月14日の検討委員会の内容も推して知るべし、です。
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本当に不思議ですね (宗純)
2016-09-10 17:10:11
KAWAさん、コメント有難うございます。

放射能汚染の強弱とは無関係に小児甲状腺がんの発症率が福島県内では同一だとの、インチキ統計を出したのが、2年も前の2014年8月24日
検査対象者の8割の30万人弱の福島県の子供達の甲状腺検査終了時に検討委から発表された、身も蓋もない下劣な手品か詐欺のタネばらし。
明らかにされた『図 2.実施対象年度別市町村』のフクシマの小児甲状腺がんの禍々しい真実ですが、この時点で第二次『玉音放送』は既に終わっていた。
後はタネアカシ済みの下手くそな手品が延々と続けられている様は悲劇というよりも、もはや究極の喜劇ですね。

1~2年で新たに25人が発症したフクシマの小児甲状腺がん
2015年09月05日 | 放射能と情報操作
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/fe08896206988a4eb90b2bdd636fd239
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