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逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

和製ベートーベン、STAP細胞。アンネの日記損壊の本当の意味

2014年02月28日 | 社会

『漠然とした不安』

誰も被害者がいない『良い話』なのに共犯者(共同正犯)であるマスコミが佐村河内守を全員で袋叩きする和製ベートーベン騒動は見苦しかったが、同時期に起きたノーベル賞最有力とのSTAP細胞の騒動はもっと見苦しい。
出来上がった作品さえ素晴らしければ代作者が耳が聞こえる健常者であっても、芸術的な値打ちは微動だにしない。
今回の和製ベートーベン騒動ですが、時系列的に整理すると右翼週刊誌として有名な週間文春がインチキをすっぱ抜いて記事に書いたのが始まりであり、文春の新聞広告が載る日になって日本中のマスコミが一斉に報道する。
これ、そんな大ニュースですか。今までマスコミ全員で『良い曲だ』の『感激した』だのと言っていた。みんなが満足していたのである。
誰も被害者がいない『良い話』なのに、文句を付ける(汚い裏側の真実を暴く)必要性が無いのです。
文春ですが、過去にも橋下徹が大阪市長選に出馬した時に父親がヤクザでの出自だった過去を暴いているが、今回も間違いなく東京都知事選の投票直前の猫ダマシですよ。
新聞などマスコミには『暇ネタ』と言うものがあり、大ニュースが少なく記事に困ったときにも書ける様に、何時でもネタのストックがあるのですね。
耳が聞こえない作曲家の話は最初から前提が臭すぎるのですよ。多分橋下とヤクザの関係と同じで、関係者やマスコミ全員が知っている『暇ネタ』なのです。
(両手が無いピアニストなら漫才か落語のネタである。本来なら耳が聞こえないのに作曲家になった話も同類項であり、真実ではなくジョークだと誰でも分かる)

『マスコミが陳腐な暇ネタを連続させる』

胡散臭い暇ネタを全てのマスコミが一斉に大報道した目的ですが都知事選もあるだろうが、今回の都知事選自体が猫だましである。
都知事選挙の候補者の誰もが一番の大問題だった福島第一原発事故の放射能汚染の深刻化を言わなかった。候補者も有権者もマスコミも、全員が『暗黙の了解』で意識的に避けていたのである。
暇ネタの意味ですが『ニュースが何も無い』場合と、もう一つは逆の『大ニュースを報道したくない』(隠蔽する)場合がある。
今回は小児甲状腺がん75人発症の方が都知事選よりも、もっと時期的にぴったりなのです。
この和製ベートーベンの馬鹿騒ぎと同時の『良い話』がSTAP細胞のリケ女のマスコミの大騒ぎ。
科学的な値打ちの高さには『若い女性』などの付加価値の添付は不必要である。
河内の守の騒動に少しもマスコミが懲りていないと言うか、手品のネタが作曲か生物学かの違いだけで、同一なのですから大笑い。
科学誌のネイチャーに2年前の2012年と今年の二回投稿しただけなのですよ。大発見なのかどうかは今後の成り行き次第なのです。
マスコミの大騒ぎですが、多分これも福島県の小児甲状腺がんの発症を誤魔化す猫だまし目的でしょう。
騒いでいるのは日本国内限定で、外国では実に静かなのです。使われていた画像が他の論文の転用であったとか、他の研究者が誰も論文に掲載された同一手法でのSTAP細胞の検証作業で成功者が出ていないなど状況証拠は真っ黒なのです。再現性が無ければどれ程良い論文でも値打ちはゼロ。
日本国のマスメディアですが全く同じ種類の大チョんボを連続して行っても少しも懲りずに、自分自身の根本的な間違い(お粗末過ぎる勘違い)に気が付かないのですから驚き呆れるが、全ては猫だまし『擬装のための赤いニシン』(red herring)でありマスコミが『何か』を必死になって隠している風に見える。

『事件が起きた時期が余りにもぴったりで、悪過ぎる』

日本の首都東京近辺で発生した公立図書館でのアンネ・フランクの日記損傷事件ですが、一荒れ来る悪い予感がする。欧米では泣く子も黙るサイモン・ヴィーゼンタールセンターが即座に反応して日本政府に対して事実関係を精査するように声明を発表している。
紙を扱ったものなら良く知っている事実ですが軽くてひ弱のイメージとは大違いで重くて結構丈夫なのである。
一枚の紙を破るのは容易いが三本の矢の毛利元就の遺訓ではないが、紙が重なると想像以上に丈夫なのである。
今回の事件は子供の犯行ではないし握力が低い女性でも無く、若い腕力がある成人男性(複数?)の犯行であろう。
マスコミ報道によれば、公開された写真で特徴的なのは摩訶不思議な破り方。
数ページをまとめて破いているのだが、下部の文字部分を破り捨て、上部のアンネの顔が無傷で見えるようになっている。不思議すぎるのである。
悪戯であるなら日本人とか子供大人の別にかかわらず、破り方が逆さまなのです。(侮辱目的なら今回とは逆に肖像部分を意識的に狙う)
今回の事件は最初から意識的にマスコミ受けを狙っているのか、テレビなどの映像メディアを意識した不思議な手口なのである。
ユネスコの世界文化遺産でもあるアンネの日記損壊は世界の大問題かも知れないが、我が日本国内は別世界で、そもそも『ユダヤ人差別』は存在しない。
と言うか一般的日本人の知識では『ユダヤ人』を他の白人キリスト教徒と区別できないので差別したくても出来ないのである。
(欧米世界のユダヤ人差別とは『救い主のイエス・キリストを殺したユダヤ人』との新約聖書の記述を根拠として生まれているので、そもそもキリスト教徒でない日本人は無関係)

『テレビ写りを気にした劇場型の犯行』

『アンネの日記』損壊というのは、一見すると間違いなく『ユダヤ人差別』などの日本の右翼的なレイシズムの暴力であると世間では思われる。(普通の解釈では必ずそうなる仕組みなのです)
ところが、そもそも日本の右翼は超近視眼的でユダヤ人に感心が無い。(反ユダヤではなくて親イスラエル)
しかし欧米など日本以外の世界の人々は、右翼=レイシズム=ユダヤ人差別とのステレオタイプのイメージを持っている。
何と今回、何時も何時も懲りることなく中国韓国などアジア諸国に対して最悪のレイシズムを剥き出しにする中山成彬元国土交通大臣(現維新の会衆議院議員)はツイッターで、
『中山なりあき
各地の図書館でアンネの日記が破られているというニュースに、瞬間日本人の感性ではない、日本人の仕業ではないと思った。ディスカウントジャパンに精出す国、安倍総理をヒットラーに例える国もある。図書館にも隠しカメラがあるの嫌だが、徹底して調べてほしい。不可解な事が多発する日本、要注意だ』と呟いている。
中山成彬を大手マスコミが報道すれば即座に大騒動に発展するだろう。(現在のところは報道していない)

『常識の罠(盲点)』

グローバルスタンダードの普通の一般常識的判断ならアンネの日記を破った犯人は小林ヨシノリや中山成彬に影響された極右の可能性が高いと思われるだろうが、そもそも日本国内にはユダヤ人差別自体が無い。
視野狭窄の日本の嫌韓嫌中の右翼にはオランダの70年前のアンネの日記の重大な意味以前に、欧州の歴史や政治事情にまったく興味をもっていない。
わざわざ欧州から遠い極東までアンネの日記を破りにネオナチが来るとも思えない。
欧米のネオナチでも日本の極右でも無いなら話は逆で、密かに欧米の政府機関に近いアンチユダヤ人差別組織が関与している可能性も十分ある。(ぴったりの時期にイスラエルのイツハク・アハロノビッチ公安相が来日している)
嘘つきの詐欺師の言葉だから嘘だとは断定出来ないし、阿呆の言葉だから間違ているとも判断するべきでない。
誰も言わないが、もしも中山成彬の『瞬間日本人の感性ではない、日本人の仕業ではないと思った』が正しければ、日本国にとっては危機的な状況なのである。
(日本の右翼がアンネの日記に無関心であるように)靖国神社参拝とか従軍慰安婦や南京大虐殺の否定程度では欧米の一般大衆にとって自分たちとは無関係で感心が薄いので、今ひとつインパクトが足りない。
ところが逆にアンネの日記毀損のパフォーマンスでは善良な一般市民に対して最大限、日本の悪をアピール出来る利点がある。
日本のマスコミは報じないが、今欧米のマスコミでは、『絶対に有り得ない』(あってはならない)アンネの日記損壊事件で騒然となっているのですよ。
アンネの日記毀損事件とは、病的に極限まで右傾化した今の日本が一直線に『ナチスの手口を真似る』(ヒトラーと同じ)との、恐ろしすぎる最高の宣伝効果があるプロパガンダなのである。

『何でこんな時期に。しかも東京で』

今の我が国を見る世界の報道姿勢は最悪なのである。(もちろん最悪なのは人間のくずの安倍晋三そのものなのだが)
人間のくずの安倍晋三首相のお友達のNHK籾井会長を筆頭に、テロを賞賛した長谷川経営委員や従軍慰安婦南京大虐殺を否定する百田委員、『失望の米国に失望』との小学生低学年程度の衛藤首相補佐官、アベノミクスは軍事目的と語りカミカゼアタックを賞賛する首相ブレーンの本田悦郎官房参与。
これ等の極右国粋主義のお馬鹿暴言の延長線に、今回のアンネの日記損傷事件が起きているとの筋書き(ネオナチ路線をまっしぐらに突き進む、懲りない悪い日本)は、事実で有るか無いかとは無関係に『世界の一般常識』なのである。
この事実は世界のマスコミが語らずとも、日本国内以外の欧米読書は全員が推測する。
極限まで病的に右傾化した今の日本ですが、凄まじいジャパン・バッシングのネタが目の前に山積み状態なのであるから心底恐ろしい。
今の日本ですがほとんどカチカチ山のタヌキ状態で、フクシマの惨状に加えて乗っているアベノミクスの泥舟は半分以上は溶けかかっていて背中に担いでいる薪(ろくでもない安倍周辺のお友達)には既に火がついてぼうぼうと炎上している。
今のように進退窮まった絶体絶命の状態で世界からバッシングされたら日本は一たまりも無い。

『日本は、敗北に終わった筈のあの戦争を戦い直すだろう』

1945年5月8日にドイツ軍が降服した後も、国体の護持(天皇制の維持)を目的にして、だらだら戦争を継続した日本は世界中の主要国全部から宣戦布告された挙句、3ヶ月以上も意味不明の無駄な損害を天文学的に膨らましていた。
ソ連軍参戦と原子爆弾による無差別殺戮の地獄も見てから8月15日にやっと無条件降服の現実を受け入れている。
ところが69年後の今、同じことが日本で起きようとしているのですから驚き呆れる。
『永続敗戦論』で白井聡は結論として、マルクスの『歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として』を引用して、『日本は、敗北に終わった筈のあの戦争を戦い直すだろう』との、目もくらむような恐ろしすぎる予言を行っている。
(ただし、白井聡は『日本は戦争を戦い直すだろう』としながら、日本の右翼には再び対米戦争を起こすだけの『度胸がない』事実も同時に指摘している)
敗戦した日本の恥辱を今のように『戦勝国として振舞う日本』に確実に変換する為には、論理上は戦争して勝つか、勝てないまでも五分五分の引き分けに持ち込む以外に方法が無いのである。
(今のような『日本は悪くなかった』と勇ましく『口で言っているだけ』のネットウヨ路線は、火に油を注ぐ愚か過ぎる挑発行為であり『悪い日本』とのジャパン・バッシングが強まることはあっても弱まることは無い)

『日本は全世界を相手にして「戦争」を再び戦うのか』

『日本は戦争を再び戦う』という余りにも不吉すぎる白井 聡の大予言の意味ですが、ヘーゲルの言葉、『偉大な出来事は二度繰り返されることによってはじめて、その意味が理解される』のであると説明している。(確かに白井聡の言うとおりで、今の日本が敗戦の事実を認めるには、それ以外の方法が無いであろう)
ドイツ人は第一次世界大戦と第二次世界大戦と、短期間に二回も連続して敗戦して初めて『敗戦』の本当の意味を理解した。(ドイツも敗戦1回目時点では、今の日本と同じで敗戦レジームの脱却を目指してナチズムに突っ走って大失敗している)
日本人は一回だけなので『敗戦』の持つ、とんでもなく恐ろしい意味を未だに理解出来ないので『戦後レジームからの脱却』と口走る。
去年12月26日の安倍首相の靖国神社公式参拝は、日本が戦後レジームを否定する(サンフランシスコ講和条約の大前提となる東京裁判の否定)との明確な意思表示であった。
人間のくず安倍晋三の『敗戦した日本の現実』の否定では、論理的に連合国(国連)による占領統治へ戻るか、(戦争終結の)ポツダム宣言の受諾も否定することになるので、法的には戦争状態が即復活するのである。(ポツダム宣言には明確に戦犯の処罰との『東京裁判』を想定した文言が書かれている)

『極右国粋主義の安倍政権をわざと延命させているアメリカ』

それにしてもアメリカの今の態度が不思議なのです。
アメリカ(オバマ政権)の『ナチスの手口を真似る』麻生太郎や人間のくずの安倍晋三(日本国の首相)に対する嫌悪感とか侮蔑は露骨過ぎて誰にでも分かる水準なのである。
本当に米国が安倍首相を心底嫌っているなら。米軍基地一つで鳩山由紀夫首相を引きずり下ろしたように、日本の官僚組織とかマスコミなどを使えば簡単に引き摺り下ろせる。
ところが、鳩山民主党とは180度逆の態度で、完璧に破綻している安倍自民党政権が長持ちしている不思議。辻褄が合っているようで『合わない』のである。
(白井聡の永続敗戦論では、代償として日本は余計に対米従属が強まり、結果的にアメリカの利益になるので不満だが我慢していると解釈している)
去年12月26日の靖国参拝直後に出された異例の『失望した』(双方が価値観を共有していないと言う意味)ですが、最初の大統領官邸の声明では『非常に失望した』となっていたが国務省が抵抗して『非常に』を抜くことに成功し、最終的に『失望』の言葉で決着したと報じられている。
政治的思惑とは別に人情として誰でも同じで(心が痛むので)『尾を振る犬は打てない』のである。
ところが逆の、牙をむいて吼える可愛げの無い『悪い犬』(安倍晋三の日本)は誰に遠慮することも無く、主人(飼い主)の義務(権利)として、思う存分殴ることが出来るのですから恐ろしい。
想像できないほど最悪のことが、今の日本で密かに進行している可能性が高い。


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18 コメント

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ちょ、ちょっと待って… (十澄)
2014-02-26 21:34:58
>法的には戦争状態が即復活するのである。
絶句…いや、マジで冗談じゃない!
戦争なんかしたくない死にたくない殺したくない!
まして、あんなくずのチッポケなプライドに巻き込まれてなんて!
人間のくずはこの法理を知ってて、国内のファッショ化と周辺への挑発を繰り返してるのでしょうか?
で、ある日突然
「日本国は、米中韓と戦闘状態に入れり…」
などと自慢げに会見でもするってんでしょうか?
あーもう俺は有権者の16%の自民支持者と、半分の棄権者どもを憎みます、
もーうこいつらだけで地獄に落ちてくれ!
俺を巻き込むな!
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先日のゴムボート (のすひろ)
2014-02-26 22:12:04
東京だけでなく横浜でも同様の事件が起きており
その数300冊を越すような報道ですが、中には面白がった模倣犯もいるとしても数が多すぎますね

明らかに強いメッセージを込めた行動のようで、早くも報道がなされなくなった先日のゴムボートでの漂流事件のように感じますが。

馬鹿な私でもこれだけ続くとこれは何かあるのかと周りに意見を求めますが、おぼっちゃまんはその周りも・・・・ですからどうしようもない。
アメリカはとうに日本を見限って、この際ごっそりうまみだけとって捨てる算段をしているのは??

以前は総理を何人も首にしたと豪語していたマスコミ関係者もいたのにいまだ安倍を持ち上げるこの状況なのは変ですよね。




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欧米世界に対する強いメッセージ (宗純)
2014-02-27 13:05:26
のすひろさん、コメント有難う御座います。

相変わらずですがアンネの日記損壊での日本の護憲左派の動きがお花畑の住民状態で情けない。
、『日本が叩かれる』との危機感がゼロなのです。
あほな日本の右翼が犯人だと思って、鬼の首でも取った様に喜んでいるのですから呆れ果てた話である
アンネの日記は世界遺産に登録されているのですよ。今回はお馬鹿の見本である中山成彬の方が10000倍は賢いのですから涙が出そうです。
日本では右翼で反ユダヤ主義などは存在し無い、イスラエルバンザイの連中は大勢なのですが、
逆に極左ではユダ金などの言葉か平気で使われているのですね。
海外から見れば日本国内の『右翼的な安倍政権』の話ではなくて『常識外れの極右の極悪な日本国』と受け取られるでしょう。

見つかった途端に転覆したゴムボートで200キロ以上も離れている韓国の釜山港から冬の荒波の日本海を自分で渡ってきたとの筋書きで無理やり押し通す心算のようです。今のマスコミですが無理を通せば道理が引っ込むの例えのとおり。無茶苦茶なのです。
1~2週間も前に既に死んでいたのですから海上保安庁とかマスコミの主張が正しいと、丸っきりの真冬の怪談話ですよ。
死人が動き回っていた摩訶不思議なこの事件は、事情を少しでも知っている関係者なら誰でもが震えあがる絶大な効果があるでしょう。
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日米開戦の本当の原因 (宗純)
2014-02-27 16:49:12
十澄さん、コメント有難う御座います。

1941年の日米開戦ですが、日本としては本当はアメリカとは戦いたくなかった。
当時の日本の資本主義は自立しているとは言い難くて、石油や屑鉄など燃料や資源ではアメリカに大きく依存していたので戦争に勝つか負けるか以前に『米国抜きの日本経済』は成り立たないのです。これは今の日本と中国との関係にも当て嵌まり、中国抜きの日本経済は成り立たない。
何故日本は嫌々対米戦争を決意したかですが、ハルノートを最後通牒と受け取って先制攻撃の大冒険に打って出た訳ですが、今の日本の一部識者の『アメリカに誘導された開戦』との指摘は十分に根拠があるのですね。
山本五十六司令長官の連合艦隊による奇襲ですが、アメリカ側は事前に情報を得ていたが現場には連絡せずに、奇襲作戦が成功裏に終わるようにと工作したとの驚くべき疑惑は、日米とも認めていないが状況証拠では真っ黒です。
日本は第一次世界大戦でイギリスが止めたのに日英同盟を根拠にしてチンタオ(青島)のドイツ軍を攻撃して山東省のドイツの利権を手に入れるのですが、丸っきりの火事場泥棒を働いたと当時の日本政府も悪事を自覚していた。
ところが1回目が大成功した影響で第二次世界大戦でも全く同じことを行ったのです。
フランスがドイツに敗北すると、松岡外務大臣が主導した日独伊三国同盟を根拠にしてベトナムなど仏領インドシナを占領する。
この日本軍の火事場泥棒に対して出されたのがハルノートなのです。
ところが、何故か日本ではハルノートの原因が仏領インドシナ占領だった事実は誰も語りたがらない。
アメリカが欧米列強の植民地を守ろうとした事実は『正義のアメリカ』の神話には不都合なのです。
そもそも日本海軍の真珠湾の奇襲攻撃よりも、陸軍によるシンガポールのイギリス軍への開戦の方が数時間早い。
第一次世界大戦が植民地宗主国の帝国主義の汚い戦争だった事実は誰でも知っているが、
実は第二次世界大戦でも事情は五十歩百歩だったのです。
お馬鹿なネットウヨの『日本は悪くない』も100%嘘ではなくて根拠がある話なのです。だから余計にアメリカが怒るのですよ。怖い話です。

日本のお馬鹿なネットウヨとか安倍晋三が主張したい『日本は悪くない』ですが、戦争の善悪とは自動的に勝敗である恐ろしい事実を完璧に無視しているのですね。
東条英機が悪いのは『戦争に負けたから』なのですよ。逆にもしも勝っていれば今頃は東京の一番目立つ場所に東軍服姿の条英機の銅像が建っていますよ。
スポーツと同じで戦争の善悪の基準とは勝敗だったのですから恐ろしい。ヒトラーやムッソリーニや東条は戦争に負けたから悪党だと断定されているのです。
それなら『日本は悪くない』の本当の意味は『日本は負けいない』となるので、敗戦した日本の恥辱を拭う試みは自動的に、
、『日本は、敗北に終わった筈のあの戦争を戦い直すだろう』との、目もくらむような恐ろしすぎる話になる。
だから普通の大人としての知性があれば誰一人言うものが無かったのです。
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また消しちゃうだろうけどね。真実を言わねばなるまぃ (神様)
2014-02-27 17:16:43
歴史は、勝者敗者の立場に関係なく、客観的に書かなければならない。それが学問と言うものだ。歴史上、戦いの後では勝者が歴史を作る事はたびたびなわけだが、月日が経てば、客観的な学問としての歴史として書かれる。
 政治家は真実を押し殺してでも国益の為に真実をコキ曲げたりする。が、学者やジャーナリストらは真実を研究・追求し、報道したりするのが本務だ。戦後は彼らが5流政治家の真似して、戦勝国に遠慮してりしてきたわけだな。
もぅ戦後70年、そろそろ真実を言わねばなるまぃ。
 歴史は百年単位の長期で見ないとゆけなぃ。欧米植民地勢力のアジア支配。大東亜解放戦争以前のアジア人が、どーゆー扱いを受けてきたか、すっかり忘れられておる。戦前の日本人は誰でも知っておった。戦いの根本感情としてあったわけだ。大東亜解放戦争と称して良い背景である。 あ、ベトナム進駐ね、こりゃ当然であって、ヴィシー政府とちゃんと交渉しておる。アメリカの言いがかりだ。
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ぷw だがヒトゴトでないあ、神のことだからか (紙さま)
2014-02-27 17:48:22
考えられないほど恐ろしい事態とはお呼びも尽きませんが、TPP交渉の農業項目やらを巡った「決裂」(というか日本への総批判)も茶番すなわち「目くらまし」なのかもしれません。ISD条項については前々から、そして今も触れられていません。アメリカにおけるTPPの最大推進勢力が保険会社業界であることも。このことの複合的意味は「神」のみぞ知るのか(またしても)「知らない」のか
返信する
TPPとか第三の矢とかわ、神様絶対反対 (神様)
2014-02-27 17:52:56
誤字訂正:

  × 紙さま
  ○ 神様

神様不愉快
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「名は体をあらわす」とはいうが・・ (宗純)
2014-02-28 10:50:33
何時もは便所の落書きレベルのHN (神様)のコメントは他の真面目な読者に迷惑になるので見つけ次第綺麗に掃除しているのですが、今回は珍しく汚らしい罵倒語の水増しが無い。
何時もは今回とは違い、馬鹿馬鹿しい罵詈雑言で水増しされていて見苦しいからゴミ扱いは当然なのですよ。
少しも懲りないアホ神さまも、多少は反省したのでしょう。
大人と扱って欲しければ、躾けの悪い子供以下の大人気ない態度は取らない程度は常識である。
そもそも大人なら恥ずかしくて『神様』などの傲慢に見えるHNは名乗らないのですよ。

若者の無知は恥じでは無いが、知らないことを自慢する今の態度は十分に恥じですよ。
政治にとっての『歴史認識』とは、田中宇の国際ニュース解説にあるように、
『ドイツや日本のような敗戦国が、米国に再戦争をいどまずに大国になろうとするなら、濡れ衣であっても、東京裁判史観やホロコーストの「罪」を受け入れるしかない。』
『語られている歴史が「事実」かどうかは、国際政治的に重要でない。
戦勝国が「史実」だと言ったことが「史実」になる。』
なのですよ。
たったの70年前の話なら関係者が死に絶えておらず、生残っているのですよ。書き換えは不可能なのです。
まあ700年ほど経てば可能かもしれません。NHKが大河ドラマで負けた平家側の視点で歴史を再確認していますが、
1400年前に負けた曽我氏の汚名は未だにそそがれていません。
曽我氏の悪行は 『日本書紀』に書かれていてこれが『歴史である』とされているのですが、それ以前の歴史を書いていた天皇記(すめらみことのふみ)及び国記(くにつふみ) は大化の改新(乙巳の変)で失われた。
日本書紀では曽我氏が焼いたとされているが、事実は曽我氏の功績が書いてある書物は不都合なので、『なかったことにした』のでしょう。
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お手盛り (のすふろ)
2014-02-28 15:20:45
来年度予算で政府広報費が1.5倍の65億円
今後消費増税で消費冷え込み、企業は宣伝広告費を減らすでしょうから、政府のお金になびかないわけないでしょう。
新聞各社の消費税逃れから始まったマスコミの大事なお客様、政府
そりゃNHKはじめマスコミがまともな報道するはず・・・ないですよ。
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150年前の南北戦争の恐ろしすぎる真実 (宗純)
2014-02-28 16:05:32
奴隷解放とか基本的人権の為の正義の戦争だったとのアメリカの南北戦争ですが真実とは程遠い。奴隷制廃止を北軍が言い出したのは南北戦争が始まった後からなのです。
一番のメインスローガンの順番が逆なのですから、奴隷制の是非は戦争の原因ではなかったのです。これは後付けの屁理屈なのですよ。
アメリカはそもそもの国家の成り立ちが逆で『州』(主権を持っているステーツ)が先でアメリカ国家はステーツの自主的な連合体組織として成立している。
成り立ちを考えれば独立しようとして戦った南部の13州の方に正義があるのですね。独立を認めず戦争を仕掛けたのは北部側なのです。
其れでは何故南部13州が北部諸州と分かれようとしたか謎ですが、これは今の日本で大問題になっているTPP交渉(関税問題)だった。
農業など一次産業が主力の南部諸州は農産物や工業原料をヨーロッパに輸出する為に貿易の関税率が低い方が良い。
ところが北部諸州は新興工業地帯であり、先進欧州諸国の工業製品の輸入を制限して自国産業を育てる目的で、関税は高い方がよい。
欧州諸国間の当時の貿易関税は20%だったがアメリカの関税は50%もの超高関税だったのであるが、アメリカの南北戦争とは240年前の本国イギリスの東インド会社の関税に対する抗議行動が原因の独立戦争と同種の事件だった。
90年の時間差があるだけで、戦争そものもは同じなのです。
240前は運よく勝ったので『偉大な革命戦争』との歴史を書くことが出来た。
ところが、反対に150年前には負けたので『卑劣で野蛮な奴隷商人』との汚名が歴史に書かれているのです。
戦争とは勝者が正しいとの、オリンピックのスポーツと全く同じ原理なのです。
(勝たないと正義を主張しても、今の日本が良い例で絶対に成功しない。
逆にバッシングされて余計に悪者にされるだけなのです)
返信する
東京電力一社だけでも250億円 (宗純)
2014-02-28 16:33:31
のすひろさん、コメント有難う御座います。

政府の広報ですが、日本を放射能まみれにした極悪電力会社である東電に比べれば随分控えめです。
独占企業で競争相手がいないので広告宣伝をする必要が無い電力会社が千億単位の無駄カネをマスコミなどにばら撒いているのです。
これで日本国が悪くならず未だにこの程度の腐敗堕落で止まってるのは、ほぼ奇跡ですよ。
返信する
反ユダヤといえば (どろろ)
2014-03-01 03:09:39
図書損壊事件の犯人探しを口実に、パレスチナ運動に共感している日本人(左翼)の通信を傍受する許可を取りやすくするという目的はないでしょうかね?
返信する
憶測は禁物ですが (相々健々)
2014-03-01 10:18:18
警察が捜査を開始したという報道がありました。
その続報がまるで出てこず、イスラエル関連の”美談”の連続でフェードアウトしてしまうようなら、
どろろさんがおっしゃる通りの可能性がはねあがりますね。
最近はイスラエルへの批判もけっこう強まってましたし、反ユダヤには無関心(捜査への士気も低い)日本は工作ターゲットにしやすいですし、
アンネ=フランク個人への同情心は大きい日本人のこと、このような事件が起これば、お人好しな反応が噴出するのは当たり前ですらあります。
フランスでの「抗議」でカギ十字入りのマンガを使おうとして総スカンを受けた失態もカバーしえますし、
「何が報道されてないか」を考えるべき見本のような事件ではないでしょうか。
返信する
有り得ない、摩訶不思議な「犯人像」 (宗純)
2014-03-02 13:49:44
どろろさん、相々健々さん、コメント有難うございます。

我が日本国ですが世界的に見ても治安が一番良い。原因ですが普通の市民が一番規則を守るのですよ。もしも図書館で本を破る不審者がいた場合には即座に通報されます。
それと、本を大事にする習慣も日本人が多分世界一ですよ。日本の本屋で書籍を買うと必ずカバーを付けてくれるのですが、これは世界的に見ても珍しいのです。
しかも、今までの日本では類似の事件が無いのです。今回がはじめての椿事ですよ。
ところが外国では秦の始皇帝の焚書とかナチスの焚書が有名であり、欧米世界ではアンネの日記損壊なら自動的にレイシストの右翼国粋主義、ネオナチの犯行だと断定される。
今回ですが極狭い範囲に集中しているので犯人は単独か少数と思わせたいが、図書館の同一本の蔵書数はそれ程多くない。
しかも時間的にも短時間で最近の話ですよ。
十人以上の多数の組織的な犯行の可能性が高いのです。
札付きの右翼国粋主義でレイシストの中山成彬は中国とか韓国の工作員の犯行であると匂わせているが、
去年からの欧米マスコミの流れの結果だとするとアメリカやイスラエルの犯行である可能性の方が高い。
ぴったりの時期にモサドのトップであるイスラエルの公安相が来日しています。
日本が捜査を担当するのは捜査一課で本来は殺人など凶悪事件を扱うが知能犯の捜査二課は蚊帳の外。これでは犯人は捕まらないでしょう。外国の諜報機関の犯行なら一切の証拠を残さないか、残っていてもミレニアムの世田谷一家4人全員殺害のように犯人が特殊部隊など悪すぎて日本の警察では逮捕できない。
逆に日本人の場合なら証拠を残すので簡単に逮捕されます。
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目を覚ませ (何かおかしい)
2014-03-11 07:46:33
ここ最近の事故・事件を見ていると、以前の日本では絶対にあり得ないことがあちこちで、国内外で、頻発している気がしてならない。何か黒い組織が日本を追い詰めようとしているような、そんな不安がする。そのように思わせるように、仕組まれているような、嫌な予感、しっかりと目を開いて、日本を守りましょう。
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オルタナティブな政治ブログ (宗純)
2014-03-11 11:00:25
アンネの日記損壊の続報が何も無いが、海外では驚愕的な話であり、しかも日本でも日本では類似の例が無い。
類似例が無いと言えば、同じ時期に日本で最も売国的な産経新聞が『はだしのゲン』閲覧禁止の請願が『新しい歴史教科書を作る会』である事実を、マスコミでは初めて報道する。(他は赤旗を含め匿名の市民と報道している)
もっと不思議な初めての事件とは、孫崎享が指摘している東京知事選挙の得票疑惑。これなど今まで日本では一度も浮上しなかったのですから椿事中の椿事ですが、
これ等はバラバラに見えるが、全ては民主主義に敵対してネオナチ化する『極悪な日本』との一つのキーワードに修練するのですから恐ろしい。
ある種の印象操作の可能性があるのです。

『お前達は間違っている』(今までが間違っていた)というオルタナティブな政治ブログとして、この『逝きし世の面影』ブログは、政府やマスコミだけではなくてネット空間での数々の擬装や悪質なプロパガンダを告発した関係で多くの読者を獲得した半面、自分たちの悪事を暴かれて恨みに思っている阪大の菊池誠を教祖とする不思議な偽科学教カルトとか解同の糾弾会モドキを繰り返すkojitakenグループなど、何とか足を引っ張りたいと思っている悪党連中も数多い。
タイトルや名前が無いコメント、あっても通りすがりとか日本人の一人などの、個人を特定しているとは思えないHNは無記名と看做して不掲載とするローカルルールの設定はやむを得ないのです。
次回のコメント投稿時には何でも結構ですから個人を特定出来るHNの記入を忘れないようにしてください。是非とも御願い致します。
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本文、コメント読ませて頂きました。 (渡辺A)
2014-03-14 10:47:32
始めて書き込みさせて頂きます。
渡辺Aと申します。

始め読み始めた頃は、「なんだこの極左野郎死ねクソが」と思いました。
しかし、読み進めるうち左とか右とか関係無く善かれと思って書かれておられることが伝わってきました。
正直納得出来ないことと共感できることの比率は7:3くらいなのですが、
大変真面目に書かれておられることは伝わって参りました。
良い事は良い、悪い事は悪い、と断じられる語り口が大変清々しく思えまして、多少乱暴なれども
コメントさせて頂くという暴挙に相成りました。
願わくば、あなたの思う事を伝えるのではなく、自分で考えるということの重要性に言及して頂けると
この国の為になるかと思います。
かなりの数の読者さんをお持ちのあなただからこそ、盲信的にあなたの言う事だけを真実と捉える事の恐ろしさをお分かり頂けると信じています。
まあ一読者の戯言ですので、ほっておいて頂いて構いません。

長文失礼致しました。
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前例が無い出来事が連続する恐怖 (宗純)
2014-03-14 17:15:36
渡辺Aさん、はじめまして。コメント有難う御座います。

今の日本国ですが260年続いていた江戸幕府や77年間続いていた大日本帝国が崩壊したような未曾有の出来事の真っ最中らしいのですよ。ただ、その事実に日本人の多くが気が付いていない。
あるいは気が付いているのだが恐ろしすぎるので気が付かないふりをして、無視しているのです。
安倍晋三など日本の右翼は日本が敗北した1945年8月15日以前と以後が『同じである』と思いたいのです。しかし事実はまったく別の国なのです。
この『別の国』の意味ですが、1868年の以前の江戸幕府と以後の大日本帝国とが、『日本国』としては同じように日本列島上に存在しているが、全く性質が違っている別々の国だとの意味です。
今の日本語は左から右に書いているが、1945年以前日本語はアラビア語と同じで世界基準の逆なのです。漢字は旧字なのでとんでなく難しい。
今の多くの日本人では当時発行されていた新聞記事がまともに読めない。森鴎外とか夏目漱石など明治の文豪の作品は原文のままでは解読不能に近いのです。言語や文化の変化では1868年時点の変化より、アメリカに破れた1945年の方が遥かに大きいのです。
アメリカが主導して創った今の日本の民主主義ですが、福島第一原発事故以前から耐用年数が近づいていた。経済が根本的におかしくなり解決不能。
日本の2倍になっていた中国のGDP(国内総生産)
2014年01月26日 | 経済
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/51e7f26131ab1a2f4455569988d4280b
ところが、3年前の事故で、政府やマスコミが挙国一致で必死になって先送りしているだけで、日本は完全に破綻しているらしいのですよ。
大日本帝国は77年間の寿命だったのです。敗戦した日本国の寿命が現在69年で終りなのですが、新しく生まれる日本が何処にも見えないのです。歴史の歯車は決して逆方向には進まず、一度滅んだ封建制の江戸幕府も大日本帝国も復活ししないように、今のままの状態なら滅んで仕舞ったら復活しないでしょう。
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