逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

ネット世界は珍獣動物園だった

2014年12月07日 | 宗教

 『資本主義末期の国民国家のかたち・内田樹の腹立たしい手品』 

 内田樹ですが、何故安倍晋三などの日本の右翼国粋主義が売国的なのかの解説では、 『隠れ○○なので、過激にやりすぎて、わざと失敗して覇権を破壊している』との田中宇の国際ニュース解説よりも説得力が有る。
(田中流解説が、もしも正しいなら絶対に勝てない対米戦争を始めた東条英機も今のネオナチ路線で暴走する安倍晋三も『隠れ民主主義者』であると判断出来る)
内田樹ですが、うっかり聞いていると丸々真実だと錯覚する素晴らしい出来上がり。 基本的に嘘は付いていないのである。
(内田樹ですが、 真実を断片を『真実全部』であると錯覚させる手法で人々を間違いの迷宮に誘い込む)
マクラの『、日本の国家戦略が戦後一貫して「対米従属を通じての対米自立」というものです。これが戦後日本の基本的な国家戦略です。』 が、言葉として無茶苦茶。
言語矛盾の極みで
『対米従属を通じての対米自立』 は矢張り無理でしょう。 
そもそも『対米従属』と『対米自立』は反対概念であり、これでは言語的に矛盾していて論の体を無さ無いのです。
本来国粋主義のはずの
日本の右翼が極端な『対米従属』に陥った不思議の原因としては 白井聡『永続敗戦論 - 戦後日本の核心 -』が詳しく説明しているので、ここでは論じない。 
ただ、『日本の支配層が対米従属での成功体験が、その後の日本の運命を決定付けた』との今回の内田樹の説は、間違いない事実である。。 
安倍晋三のブレーンだった岡崎久彦の、『アメリカについていけば100年安心』のように、思考停止の対米従属バンザイなのは、一にも二にも半世紀にも及ぶ日本の成功体験なのです。 
この成功体験は(内田説の)沖縄返還の1972年だけではないし、日本に返還されたのは施政権であり、主権ではない。 
日本国の露骨な『対米従属』路線ですが、1990年までは、一応は成功していた。 
ところが、突如として風向きが変わって仕舞った。 
冷戦崩壊で、ソ連という怖い仮想敵国を失ったアメリカが、たぶん1990年の以後には、用済みの日本を食い物にしているのです。 
アメリカの言うとおりの経済政策で、今の日本は酷い目にあっている。 
1990年が日本国のGDPのピークであり、以後はジリ貧状態なのは明らかなのです。 
今回の内田説ですが、良く出来てはいるが一番の問題点である日本が25年間も穏やかに死につつある事実をまったく説明出来ない。
内田樹ですが、この男は頭が切れる詐欺師ですよ。 今回長々と論じているのに、一番大事な消費税の増税には一言も論じない。 
皆さんが勘違いしているが、彼が神戸のミッションスクールの教授で有る事実こそが、たぶん謎を解くカギでしょう。 
一回もパウロが如何のイエスがどうのとは言わないので、『経済を論じている』のだと勘違いしているが、 たぶんキリスト教のミッションを行っているだけなのでよ。 
だから、本当に大問題である消費税増税には何の関心も無いのです。 
またロイターやニューズ・ウイークが指摘している『アベノミクスはネズミ講』との浜田宏一エール大学名誉教授も絶対に論じない。主張の99%が護憲左派と同じなので、全員が勘違いしているが、目的がまったく別なのです。

『そりゃないよ!!!獣医さん。あまりにも、ひどすぎます』

(Dendrodium)  『資本主義末期の国民国家のかたち・内田樹講演録』に、『ちょっと長すぎます』とのタイトルで、
『いくらなんでも、引用文が長すぎます。 
色のつかない評論のようで、私の嫌いな池上彰のようで、だからという疑問が出てきます。 
「資本主義の終焉と歴史の危機」水元和夫著集英社刊を読んで、確かに資本主義が行き詰っているとと思われます。一読を』
との、とんでもないコメントが自称獣医から送られてくるから驚いた。本当に腹がたつ。
『 
経済学』ですが、社会科学も本来なら『科学』の一分野なのですから、色々な仮説が有る場合、他の批判とか検証作業を経たものだけが定説として残る。ところが、困ったことに自然科学のように上手くいかない、 経済では対象物が大きすぎて、個々の仮説の検証が不可能なのです。 
対象となるのが社会や国家丸ごとでバラバラに出来ない。結果が出るまでに最低でも何年もかかる。その結果、経済学では馬鹿馬鹿しい神話とか迷信が淘汰されないで、長い間生き残り社会に害毒を流す。 
その悪しき見本が、このマクロ経済学者を名乗る水野和夫。 この男ですが経済学者では無くて証券マンですよ。 フクシマで野原発事故当時に、原発メーカーの東芝の営業部長のくせに、原子力の専門家を名乗っていた東大のモロクズ教授と同じペテン師です。 
素人が経済学の本を読むとしたら、余り新刊は薦められない。 経済論の結果が既に出ている20年ほど前に書かれた古本を読むことを薦めます。
活字は恐ろしい。社会を正しく判断できている学者は小数なのです。 経済学ですが、20年前の指摘が丸々実現しているものと、 その逆に180度正反対になっているものが明々白々なのである。 水野和夫は民主党の経済ブレーンとして仙谷由人の子分として政権入りした人物で、 12月1日の毎日新聞では今回の総選挙に対しての意見を述べているが、 今回の内田樹の文章をもっと劣化させたような内容で、一見すると正しいのだが、何となくインチキくさい文章なのです。 
『何か』を主張しているのですが、 同時に、不都合な『何か』を隠したいのですよ。 だから、だらだらと、切れ味がすこぶる悪い。 
内田樹の何時もの軽妙な文章と、今回の長いだらだらとした文章ですが、大違いである。 

『ごりごりの消費税の増税論者』

毎日新聞に限らずマスコミに出てくるこれ等のエコノミストは馬鹿か嘘つきなのですが、 この水野は両方で馬鹿で嘘つき。(本物の、正しいことを主張する経済学者はマスコミには滅多に登場させない) 
この男は、日本は税制再建が必要で消費税増税賛成なのです。
 『そもそも消費税増税の前にやることが有る』と主張する。 基本的に(5年で手品のネタが暴かれて分解した)自分ひとりの党だった『みんなの党』の渡辺善美と同じレベルの熱心な新自由主義の信者であり、アホな悪党の詐欺師である。 

『民主主義の大原則の否定』

最低限、経済学でいえば、税金を余裕がある金持ちから集めて、社会の底辺を底上げするか、 それとも消費税で底辺から広く集めて、金持ちに配ってもっと金持ちにするかが、民主主義の原則の分かれ目で一番大事なのである。
2009年の歴史的な政権交代で民主党が始めた子供手当とか高校無償化、高速道路の無料化方針ですが、発想が今の消費税増税とは180度逆であった。 
ところが、2010年突如、『消費税増税』を打ち出して、参議院選挙では大敗北するが、 この方針転換の主役は、表の菅直人では無くて、 裏の経済ブレーンである水野和夫ですよ。 
『公約に無い』と小沢一郎などが反発して、民主党が分裂した原因は一にも二にも消費税の増税への民主党の大転換(公約違反の裏切り)なのである。 
水野和夫の罪は万死に値するでしょう。 
水野和夫に限らず、消費税増税論者の特徴とは、ストレートに『消費税増税』を主張しないことなのですよ。 だから善良だが愚かな大衆が騙される。 
国債など国の借金を論じて『財政再建が大事だ』とか、子孫に『負の遺産を残すな』とか、あるいは日本が『ギリシャのようになる』とか脅したりすかしたりして最終的に消費税の増税に誘導する手法なのです。 
この詐欺的な手法にころっと、民主党の菅直人が騙されたから哀れである。 

余り書きたくなかったのだが、最新の記事でも水野和夫のことを書いているので、捨て置けない。 
獣医さんですが、可也エキセントリックであり無茶苦茶。 
この人物の持論とは、自分が住む北海道の様な広い土地には都会より議席を多くするべきだと真面目に悪い冗談を主張したり、ダーウィンの進化論が間違っていると口汚く罵るなど、何かの悪い破壊的カルトの信者らしいのです。

『一般的な日本人の常識では欧米一神教世界とは大違いで、誰一人も「進化論」が神に背くなどと考えている人は、いない』

ところが何事にも例外は有る。 
この、何とか獣医と称する人物ですが、、その例外の一人。 
私の『逝きし世の面影』のまったく無関係な記事に対して、一方的な罵詈雑言の意味不明コメントを送ってきた。 
22年前の1991年(冷戦崩壊)から突然大問題になった従軍慰安婦の怪現象 
2013年05月23日 | 社会・歴史 
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/cc4736083970d528cb517f44f732874a 
その後、 
ダーウィンの『人類の進化』(人間の由来と性淘汰) 
2009年12月05日 | 文化・歴史 
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/5f885a632832e3c4eed285bf49e190d4 
を読んで、少しは自分の無知を反性したようなのですが、矢張り態度が不真面目。 
この呪医さん(獣医の変換ミスなのですが、こちらの方がぴったり)ですが、最初の失敗は『志村建世のブログ』にあった、 
『ダーウィンの『人類の進化』(人間の由来と性淘汰)』 
の記事に、噛み付いたことから始まったのです。 
この自称進化論の専門家ですが、ダーウィンには有名な『種の起源』以外に、『人類の進化』(人間の由来と性淘汰)と言う重大な著書がある事実さえ、まったく知らないですから呆れ果てた話である。
愚かにも、まったく無関係な馬鹿馬鹿しい話を一方的に論じていたのですね。 (知らない者には発言権も無いのだとの、大人の常識が無いネットウョの子供状態である)

そもそもが、まったくの勘違いなのです。 
私に論破され、大恥をかいた事実さえ、未だに気が付かないのでしょうか。 
本当に不思議です。 
この不思議の原因ですが、護憲左派には絶大な信用がある内田樹と同じで『隠れキリシタン』ですね。社会論議でも科学論議でも無くて、実は『宗教論』なのです。 だから話が最後の部分では噛み合わない。
余りにもアホくさい話ではある。 

なるべく、恥をかかせるのは遠慮していたのですが、反省がまったく無いことが、今回判明したので、アホ臭くは有るが一応過去のコメントを参考例として提示したいと思います。
(続く、)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アベノミクス解散は小児甲状... | トップ | ネット世界は珍獣動物園だっ... »

コメントを投稿

宗教」カテゴリの最新記事