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『福島第一原発10キロ圏1ヶ月以上経過して行方不明者の捜査を開始』
【4月15日 AFP】福島県警は14日、東京電力福島第1原子力発電所の半径10キロ圏内で、事故後初の行方不明者の捜索活動を行い、10人の遺体を発見した。
白い防護服とフェースマスクを着用した300人の警察官が、津波に襲われ、がれきの山となった地区を捜索した。
遺体は車の中やがれきの下で見つかった。がれきの中からのぞく体の一部を手がかりに、捜索は進められた。
捜索は15日も続けられる。福島第1原発の20キロ圏内では、3日から不明者の捜索活動が行われている。
『遺体累々を放置したままの復興構想会議の無残』
やっと原発10キロ圏での不明者の捜査が始まった同じ日の14日、政府による東日本大震災の被災地復興を論議する『復興構想会議』がスタートさせた。
復興構想会議と遺体捜索が始まって途端、福島県の死者数は少ししか変化が無いのに突然、行方不明者数が4千人台から一挙に2千人台に半減している。
これ何故でしょう。
何かの悪質な印象操作が大々的に行われている模様であるが、合理的な理由が判らない。目の前にある現実世界とは違いすぎて実に不思議です。
東京電力は、大震災直後には福島第一原発も第二原発も震度6でも緊急停止に成功して安全であるとニセ情報の大宣伝を繰り返す。
直後に襲った津波の高さは何れも7メートルであると発表していたが、その後にベントや水素爆発での放射能流出事故後には第一だけ15メートル以上の大津波と誇大宣伝し、一月後には厚かましくも福島第一も第二も14メートルであったと二倍に修正した。(最終的には13メートルに修正)
今回の1ヶ月後の唐突な福島県の行方不明者数の半減も、同じような世論誘導の為の印象操作の疑惑がある。
『海ゆかば水漬く屍 山ゆかば草むす屍』
『海行かば』は万葉集にある大伴家持の長歌から採られたもので、その長歌の舞台も陸奥国(むつのくに)で今の青森、岩手、宮城、福島の各県であり、今度の大震災の被災地にぴったり一致している。
また『海行かば』は第二次世界大戦の戦争中には出征兵士を送り出す為の軍歌としても有名である。
先の世界大戦では死亡した日本兵の内で遺体収集は半分に止まり、この『海行かば』の歌のとうりで、半数の100万人以上の将兵は野辺に打ち捨てられたままで日本国は(戦争は「終わった=無かった」として)戦後復興に突き進むのです。
このような不道徳(無責任)な例は同じ敗戦国でもドイツやイタリアでは考えられない。
家族の下に帰れない無念の戦死者は、なにも遠い外国のニューギニアやフィリッピンのジャングルだけではなく日本国内でも東京都の硫黄島で戦死した半数以上の1万数千人の日本人兵士が誰にも弔われること無く地下の塹壕で眠っている。
そして今回は戦争でもないのに、東京から僅か百数十キロの福島第一原発周辺では遠くニューギニアやガダルカナル島のジャングルと同じで、日本人被災者の遺体が放置されたまま日本の復興を始めるとは、あまりに無恥であり無責任である。不謹慎でもあり不真面目でもある。
『汚染を広げるとして遺体収容を断念』
3月27日、5キロ圏内の大熊町で見つかった男性の遺体からは、計測器が振り切れるほどの高い放射線量が計測された。
男性の死因は病死で、死亡した後に被曝したとみられますが、安置所などで二次被ばくの可能性があるとして、警察は遺体の収容を断念。
汚染が酷い場合には遺体を火葬することで『煙や灰に放射性物質が残る。そういう物が環境を汚染するおそれがある』ので、余分に放射性物質が拡散する。
福島第一原発から10キロ圏内では警察官の立ち入りも制限されていて、実態はわからないが退避圏内にあたる双葉町などで3月末時点では収容された遺体は13人。
行方不明者の数から推測すると、数百から1000人にのぼる残された遺体をどのように収容するのか警察は難しい対応を迫られている。
福島県の死者数は、宮城岩手と比べて十分の一以下の少なさなのです。
ところが行方不明者数では、復興会議の4月14日に突然半数に激減するが、それでも死亡者に対して行方不明者数が2倍である。
『探したが見つからない』岩手宮城とは大違いで、福島県ではそもそも『探したくても(放射能が怖くて)探せない。』
警察が最近になって防護服で完全武装での行方不明者の捜索活動がようやくにして始まったが 遅々として進んでいないのが現状です。
最近にフリーのジャーナリトが原発の近くまでの退避圏内のビデオ取材を行っているが、・・草を食む放棄された牛の群れは牧歌的ですが、放棄された犬の群れは恐ろしい。
犬とは元々は肉食なのですよ。何故政府警察はこの現実を放置しているのか。怒りのために手が震える。
鬼哭啾啾
放置されている行方不明者の膨大な遺体の存在と、この飢えた犬の群れを考えれば自ずとその『凄まじい結論』は明白であるのです。
「全く同感」あるいは「勉強になりました」などの書き込みはむしろ無意味と思いこれまで自重してきましたが、
今次の震災と原発事故をめぐって悲しく腹が立つことばかりの今、特に私が内心感じてきた問題を単刀直入に指摘していただき、あらためて貴ブログへの賛意を述べずにおられません。
まさに人を人とも思わない棄民であり、中曽根・正力にはじまる日本の原発政策の根本的な体質が端的に示されている事態だと思います。こんな重大なことを政治家の誰も取り上げないし、メディアもちっとも真剣に伝えようとしていない。
またこの期に及んで情報のゴマカシや「風評」にかこつけた反原発論者への責任転嫁、被曝者への差別などの事態の拡大を見るに付け、かつての水俣病問題の拡大版を見ているような気がしてなりません。
あの事件から日本人は何も学んでこなかったのか…と思うと慄然たる思いにとらわれます。これは原発に限った問題ではないですね。
政官財やマスメディアが吹聴する薄っぺらな「復興」宣伝に惑わされず、
この没道義をしっかり見届けて、私も宗純様の博識慧眼には足下にも及ばない身ですが、後の世代の人たちに何かしら伝える術を身に付けていきたい、と思うばかりです。
>福島原発の放射線漏れで大騒ぎになっています。そのうちに大量の放射性物質が東京まで流れてきて、東京も危険になるかもしれないと心配されていますが、天皇ご一家が東京にお住まいになられている限りそういう心配はないでしょう。
天皇陛下は元々国民の事を深く思いやられて、何事も国民を第一にお考えになっておられます。
従って、仮に東京に飛んでくる放射性物質が危険な値に近づいても、天皇ご一家は殆どの都民が安全地帯に避難するまで、宮城に踏みとどまって国民をお励ましになられることでしょう。
また、毎年夏にご静養にいらっしゃる那須御用邸は、福島原発から100kmほどの距離にあり、東京と福島との距離の半分ほどですが、おそらく今年の夏も那須御用邸にご静養においでになって、放射性物質の危険性がない事を身をもってお示しになられる事でありましょう。
天皇は常に国民と共にありです。ご自分だけ安全地帯に避難される事は、太陽が西から昇る事はあっても、絶対にないでしょう。
現在は人々がまだ唖然としたままであり、統一地方選の前半では反原発の社共が大きく後退している。
これはある意味当たり前であり、今の様に人々が『不安』になれば体制の安定を願うので保守党側が有利になる。
人々が『不満』に思わないと原発反対の共産党など革新は勝てない。
この事実は韓国では良く知られており、大事な選挙の直前には必ず不思議な『北風』が吹き、これで長い間軍事政権側が勝利して来た。
それで去年の6月には軍事政権継承政党であるハンナラ党政権が北朝鮮の魚雷攻撃の北風を大宣伝して市民の『不安』を煽り勝とうとしたが、野党は真正面からインチキ臭い証拠品を批判した。市民の『不満』が大爆発して野党側が大勝利する。
今度の原発事故では、政府や東電の数々の隠蔽工作は明らかです。
今はまだ『不安』の段階で止まっているが必ず真相が徐々にでも明らかになり、それなら『市民の不満』は爆発的に大きくなり価値観の転換まで行き付く可能性があります。
政府の内部からも『原発はとんでもなく高くつく』との認識も生まれている。
東大法学部卒で日本原子力発電から政界入りした与謝野馨は今度の事故でも、かっての自分の原発推進の態度を問われて、今でも『いささかの間違いも無い』と言い切っているのですが、このような化石的人物は珍しい。
今までの定説が間違いであったことは誰の眼にも明らかです。
統一地方選の後半がはじまったのですが、人々がまだ『不安のまま』なのか、それとも政府の今までの行いを『不満に思っているか』が勝敗の分かれ目ですね。
福島原発ですが、放射能の流出(原子炉の損傷)は地震翌日の1号機の爆発以前の、何と地震直後の11日に起きていたらしいのですよ。
地震直後に大規模な漏水が起きているが、このときにすでに原子炉本体が損傷して外部に放射能を撒き散らしていたらしい。
1号機の前のバス停で地震に遭遇した作業員が全身カウンター(WBC)を受けられず4週間後に行ったら基準値の7倍を超えていた。
4週間では半減期の関係で大幅に数値は減るので、3月11日時点では大きくカウントされていたはずであるのです。
この報道が正しいとすると、今までの報道内容とは大きく違い、最初の大地震で大きく副島第一原発が損傷していたことになるのですね。
>『東京に飛んでくる放射性物質が危険な値に近づいても、天皇ご一家は殆どの都民が安全地帯に避難するまで、宮城に踏みとどまって』<
とは、船が座礁して沈没しかかった時に船長が乗客や船員全員が退避するまで最後まで見届てから最後に退避する話に近いと思います。
ところが条件が違い船の底に穴が開いていて必ず沈没することが解っているのに、誰も危険性に気が付かず、あるいは危険性を無視しているとしたら、最高責任者の船長としては、自分が率先して範を垂れるべきでしょう。
この話は、有給休暇の消費の話に近いのではないでしょうか。
職場の中で、上司が有給休暇を取らないと、平の部下は誰も遠慮して有給休暇が取れないのですね。
欧米ではそんなことは無いが、日本ではこの傾向が強いのです。
欧米社会でのパーティ・ジョークの定番の話ですが、
沈没した客船の救命ボートで、誰かが犠牲にならないと全員が死ぬという極限状況が生じた。
英国人には『あなたこそ紳士だ』というと粛然と海に飛び込んで行った。
米国人には『あなたはヒーローになれる』というとガッツポーズで飛び込んだ。
ドイツ人には『これはルールだ』というと納得した。
日本人には『皆さんそうしてますよ』というと慌てて飛び込んだ。
と言うのがあるのですよ。
ですから今上天皇には最後ではなくて一番最初に、庶民の健康と命を守る目的で率先して真っ先に西日本の京都の御所にでも退避してもらいたいものです。
これなら東京都民全員が逃げることが可能になるのです。
多分世界で誰よりも放射能のことを知っていると思われる核戦争である第三次世界大戦にも対応しているアメリカ軍の原子力空母は福島第一原発事故直後にメンテナンス中にもかかわらず、女風呂の火事のように恥じも外聞もかなぐり捨てて遥か西の九州の西方海上まで退避して長崎県の佐世保基地に入港したのは一月も後のことです。
アメリカは名古屋以西に在日米人を移動させ大使館も大阪に移転しています。
また16日付け産経新聞によると原発事故の早い段階での日本人の半径50キロ圏内退避を日本政府に勧告していたと報道しているのです。
米軍は震災発生翌日の3月12日以降、グアムから無人偵察機グローバルホークを第1原発上空に展開。建屋が損壊した原発内部を撮影し、温度測定も行った。
米側は原発から半径50キロ圏内は放射性物質による健康への影響が高くなると判断。
17日のオバマ大統領と菅直人首相の電話会談や、19日のルース駐日米大使と首相の会談など伝えたと報じています。
まったく同感です。私は、14日の3号機爆発で首都圏避難を決意しました。15日に母を親族から強奪、そのまま関西方面に避難し、現在は九州にいます。福島原発は、たとえ最悪の事態に至らなくても、今後何十年も放射能を撒き散らすでしょう。もはや、首都圏に戻るつもりはありません。
ところが、親族たちは私の行動を強く非難し、母の帰還を要求しています。母本人は嫌だといっているのに。被災地のことを思えば、避難などとんでもない、非国民的態度だそうです。
おどろき、あきれて物も言えません。
さらに、避難地域以外で、放射線量が常時年間10ミリシーベルトを超える地方が出るとはとても想像できません。 今後50年間監視が必要になるとしても、福島第一原発からの強い放射線漏れは数ヶ月で止められるのではないかと期待できます。 首都圏の人間が避難しようとするのは勝手ですが、科学的な根拠は無いと断言できます。 以下は、よく知られた例ですが、世界には自然放射線が高い地域があり、過去に客観的な疾病調査が行なわれました。(以下、引用)
特に自然放射線の多い地域として知られるのは、ブラジル南東岸のモナザイト岩石地帯である。ウランやトリウムを多く含む岩石のため、年間10ミリシーベルトもの被曝量がある。世界平均の4倍以上だ。 1970年代から80年代にかけ、この地域では盛んに健康調査が行なわれたが、その結果は、リンパ球細胞などで染色体異常の起きる確率が他の地域より高いことは確認されたものの、生まれる子供の性比、先天性異常、流産、死産、乳児死亡、受胎率、出産率などは他の地域と差がなかった。
同じようにモナザイト岩石地帯にあるインドのケララ州でも、年間10ミリシーベルトを超える自然放射線被曝をしている地域がある。しかし、ここでも大規模な健康調査の結果、他の地域との差はなかった。 その他、ラジウム泉の影響を受けるイランのラムサールでも、がん発生率に差がないことが確認された。中国の陽江(年間6ミリシーベルト)では、がんなどの発生率が変わらないことに加え、なぜか結核の死亡率が明らかに低いことが注目された。結核菌が放射線で死ぬのだろうか。真相は今後の調査が待たれる。 (引用 終わり)
また、15年前ころから数年前まで、チェルノブイリ周辺の動物(家畜や野生ネズミなど)について、大規模な被害調査が行なわれてきました。 高い放射能環境にもかかわらず、顕著な遺伝子異常、生殖異常、奇形・先天性異常、疾患率などについては、他の地域と大差なかったそうです。 想像されている理由としては、被爆で死亡または病気になった弱い個体はいたのかもしれないが淘汰され、そうでない大半は耐性があったか、あるいは耐性を獲得したのではないかと考えられます。 生態系はある程度の対応能力があるという事でしょうか。
チェルノブイリ周辺の生態系は驚くほど健全 http://www.nature.com/news/2005/050808/full/news050808-4.html
我々は、自然放射線、紫外線、カビ、細菌・ウイルス、様々な有害物質にかこまれて生活しており、その危険性を完全に取り除くことはできません。 それでも、ほとんどの人は健康に過ごしているのです。 おそらく生物には、事実上無害化できる能力があり、多くの場合に「健康上の閾値(しきいち)」が存在すると考えます。
ちなみに、今回の原発事故による一番の被害者は、避難を余儀なくされた避難地域の住民であり、風評被害にあっている方々であり、原発で事故処理をしている作業員達です。 もし風評被害が極端になれば、一番の被害者である彼らに対するいわれなき「差別」が始まると思います。 そのような根拠の無い行動を助長する言動は厳に慎まなければなりません。
http://www.j-cast.com/2011/04/16093099.html
(以上省略)
「特に気になるのは、「当面なすべきことは原子炉及び使用済み核燃料プール内の燃料の冷却を安定させ、大量の放射能を閉じ込めること。これを達成することは極めて困難であるが、これを達成できなければ事故の終息は覚束ない」と述べた点で、有効な解決策を見いだすのが難しいことを自ら認めているとも受け取れる発言だ。
(以下省略)
勝っているうちは、ラジオで大本営発表の前に「軍艦行進曲」のメロディーが流れ、負けが込んでくると「海ゆかば」に続いて「○○島玉砕」「○○司令官、名誉の戦死」などとなった。第2の国歌といわれた「海ゆかば」とは、
海行かば 水漬(みず)く屍 山行かば 草生(む)す屍 大君の 辺(へ)にこそ死なめ 顧みは せじ
という歌詞で、なんとわずかこれだけの中で、死体と死ということばが3回もでてくる。オカルト宗教並みの異常さである。一体こんな詞を誰が作ったのだろうか。答え、大伴家持。心のふるさと万葉集で日本人の皇室に対する素直の気持ちを表したもの。
エエッ「美しい日本」?。ほんまかいなと思う人は、あらためて万葉集の原文を見て欲しい(80巻、4094)。題は、陸奥の国で金が発見されたという詔勅を祝う歌である。上の4行は、万葉集で3番目に長いといわれる長歌のほんの一部である。
その要旨は当然のことながら、歴代天皇の人徳によって得られた恵みであるとヨイショし、ついでに大伴家は神世から天皇家と行動をともにして、代々献身的に忠勤をつくした家柄だよ、というPRが上の部分である。
したがって、これは家持自身の気持ちを歌ったものではない。当時家持は、僻地(彼の歌によれば)の越中(富山)転勤でくさりきっていた。都では藤原とか橘など新興貴族が権力をにぎり、なんで由緒ある俺がドサまわりなのだ、という宮仕えの気持ちはわかる。そのせいか、まもなく階位がひとつあがり、やがて都に帰ってそれなりの地位につくこともできた。
東京電力の勝俣恒久取締役会長は2011年4月17日、福島第1原子力発電所の事故について、収束に向けた工程表を発表。
この工程表は4月12日に菅直人首相から『今後の見通しを示すように』との指示を受け作成したもの。
マスコミ報道では、この工程表によると、『6ヶ月から9ヶ月程度』で収束する見込み(目標)とかかれているのですが、この書き方は真実ではなく嘘かペテン師の手口であり事実とは違いすぎる。
東京電力の勝俣会長は『収束する』とは一言もいっていないのですよ。
会長が言っているのは正確には、『収束する』ではなくて、『収束するよう努力する』でもない。
何と彼は『目指す』と言っているのです。
何かを『目指す』とは、その時点では『目標』とする到達点の遥か遠くに位置しているのですよ。
これは今の原発事故の収束で、東電が全く目標に到達する時期の見込みが立っていない何よりの証拠ですよ。
今までの、この様な事故の収束時期や工程の話で、『目指す』などの言葉が使われた例は一回も無いのです。
何故なら『目指す』のは、それは今現在の時点の話であり、『6ヶ月から9ヶ月程度』も先の未来の話ではけっしてない。
遠い将来において何かを『目指す』など、あまりに馬鹿馬鹿しい話であり阿呆らしい。
今現在『目指して』いて、何ヶ月先には『決定している』のが普通の『工程表』ですよ。
東電ですが、今のところお先真っ暗であり、見通した全く立たないのでしょう。
政府がチェルノブイリと同じレベル7にした理由ですが、先の記事にも書いたように何時終わるか終結の見通しが全く立たないので、ダラダラと汚染物質を垂れ流し続ける。
最悪、政府が今までと同じような慎重すぎる異常に低い評価態度であると仮定すると、
事故レベルの評価も1~2ランク上乗せしないと正しくないが、それなら評価外のウルトラ7(レベル8)か、それ以上の恐怖の超怒級レベル9となる。
アメリカは自国民の80キロ圏からの退避を解除していません。
放射能はアメリカ人だけに影響するはずがない。
この話は反対で、これからも日本に住み続けなくてはならない日本人の方が余計に影響は大きいはずであるのです。
チェルノブイリと福島第一の違いですが、一方は最初に大爆発を起こしていて一番酷い状態は10日程度で収束しています。
ところが今回の日本では最初はたいしたことは無いと思われていたのが段々話(数値)が大きくなり、しかもここが一番困ったことなのですが、何時終結するかの見込みさえ未だに立たないのですよ。
上のコメントにも書いたが、東京電力の勝俣会長の言っているのは遥か先の、『6ヶ月から9ヶ月程度』段階の未来でも決定的な何かを言えないのです。
予定とは普通多少自信が無くても、実現性が低くても『9ヵ月後には収束します』と断定的に発表する約束事であるのです。
だから『工程表』と呼べるのですよ。
それが、なんと『目指します』ですよ。
一番の責任者である東電の会長がこれでは情けないが、当事者が『解りません』と言っているのと同じであるのです。
保安院などの何人かが『収束には年オーダー』であると語っているが、それなら工程表も、実は数ヶ月単位ではなくて数年単位のトンデモナイ長い時間がかかりそうなのです。
それで一番最初のチェルノブイリと福島の比較ですが、
それなら今現在の状態を比べても全く意味が無いことになるのですね。
今の放出量が10分の1でも10年間では同等になって仕舞うし、冷却に失敗すればいつ何時大爆発も危険性としては何年もダラダラと続いてしますのです。
そしてこの場合に一番大切な心構えは『最悪の場合を想定して対策を立てる』ことなのです。
そもそもの福島第一原発の水素爆発を起こした原因とは、東電が『風評被害を恐れて』最悪の場合の想定を無視したことに始まっているのですよ。
危機管理の基本中の基本とは、『最悪の事態を想定して』対策を立てることであり、最悪を無視する今の態度は根本的な間違いです。
それは『原発は安全』と最悪を無いとした日本の安全神話と50歩100歩の愚かしい間違いです。
日本政府やオバマ大統領のベントや海水注入の指示を放射性物質の漏洩による東電や原発の風評被害を避けようとして嫌がった結果が最悪の事故に繋がっています。
今のいまだ事故が終結していない時点での風評被害云々とは、不適当であるばかりでなく不道徳でしょう。
危機管理の基本に立ち返ってください。ことは健康や人命に係わることですから慎重すぎても慎重すぎることはないのです。