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2016年04月19日ロシアの通信社Sputnikの『日本で唯一稼動する川内原発、地震の不安と隣り合わせ』とのオピニオン記事に添付されていた写真は原発ではなく何故か路上に座り込む一般被災民の姿だった。
『日本で唯一稼動する川内原発、地震の不安と隣り合わせ』
14日夜に発生した震度7の地震を皮切りに、熊本・大分地方では4日間で540回以上もの地震が発生している。気象庁は、活発な地震活動は今後1週間は続くだろうとみて警戒を呼びかけている。
国内で唯一稼動している原子力発電所は、鹿児島県・薩摩川内市の川内原発1・2号機だ。
今日18日には「ストップ川内原発!3・11鹿児島実行委員会」のメンバーらが、九州電力に対し川内原発の運転停止を申し入れた。この2日前の16日には既に、作家らが作る「川内原発の即時停止を求める有志の会」が九電に対し、川内原発の即時停止を要請している。
しかし九州電力・政府・原子力規制委員会は揃って、稼動を継続させることは問題ないという見解を出している。
18日、原子力規制委員会の田中俊一委員長は臨時記者会見で、震災時の原発に関する情報提供が国民のニーズと噛み合っていないことを指摘され「九州電力も色々な形で情報発信をしているし、随時、原子力施設に異常はないという報告をしているが、原子力規制委員会としてどこまでやればいいのか私自身も掴みかねていた」と述べた。
また、田中委員長は稼働中の川内原発について「エネルギー需給の問題は全くないと思う。止められない理由をお尋ねしたい」と質問したフリーの記者に対し次のように述べた。
田中委員長「私どもは科学的・科学技術としての判断基準に基づいて停止させるかどうかを決めているわけですね。ですから、そういったものがあるから止めたほうがいいという、それもひとつのお考えかもしれませんけれども、それは規制委員会や我々の判断ではなくて、安全上の問題があるなら、当然我々は止めなければいけないと思います。でも、そういうことではない、ということなんですね。今の段階で、ずっと見ている限りでは安全上の問題はありません。」
住民にしてみれば、現段階で安全上の問題がないことは、むしろ当然中の当然である。
今、懸念材料になっているのは、安全なうちに稼動を「予防的に」停止させ、被災地の不安材料をひとつでも除去するということが何故できないのか、ということだ。
川内原発の即時停止を求める有志の会は「異常があってからでは遅いということは、これまでの福島第一原発の事故の経験から、誰の目にも明らか」であると指摘している。
2016年04月19日Sputnik
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田中俊一委員長。「想定外は想定内だ」と言い切る。まるで禅問答を聞いているようだった。=18日、原子力規制庁 撮影:筆者=
『【熊本地震と川内原発】「想定外ない」田中委員長が強調する安全神話』 2016年4月18日田中龍作ジャーナル
熊本地震を受けて原子力規制委員会は、きょう、臨時委員会を開いた。気象庁は「震源が南西に移動している」としており、稼働中の川内原発への影響が懸念される。
「(地震の揺れは)原子炉停止装置の設定以下」「川内については火山灰が15センチ積もっても心配ない。破局的噴火を心配する必要はない」・・・
原子力規制庁の事務方がツラツラと資料を読み上げた。「心配ない」のオンパレードだ。
経産省出身の事務方が「危険性があるので原発の運転を一時停止した方がいい」などと言うはずはなかった。
委員たちも同様だった。「今回(川内原発で)観測された(揺れ)は小さなものだった。伊方も燃料の冷却が極めて進んでいる。仮に(冷却)水が抜けても、水をかけてゆけば大丈夫・・・」。更田豊志委員も安全性を強調した。
伴信彦委員が「震源が南の方に動いた場合の影響は?」と問うと石渡明委員は「その場合でも150ガル※くらいしか揺れはない」とフォローした。(※川内原発の基準地震動は620ガル)
田中俊一委員長に至っては、事務方に安全性のダメ押しを求めた ―
田中委員長「機器の損傷で止まるとかじゃないんですよね」
事務方「地震動の値で止まるように設計しています」
田中委員長「早期に止まるようになっているということですよね」
事務方「はい、そうです」。
事務方と委員たちで申し合わせたような質疑応答だった。
安全神話を覆して福島原発事故は起きた。悪夢の再来を懸念する向きもある。「一時運転停止」の勧告が出るのではないかと期待する声もわずかだがあった。
国内外が固唾を飲んで見守った原子力規制委員会の臨時会議はわずか40分あまりで終了した。
臨時委員会の後、田中俊一委員長の記者会見が開かれた。
記者団からは安全性を危ぶむ質問が相次いだ。だが田中委員長は「事故が起きる前に停止するよう設計している」「今の段階で安全上の問題はない」と繰り返した。
あるフリー記者が「福島原発事故で想定外という言葉が繰り返された。今回(もし事故が起きて)また想定外と言われたら国民は許さないと思うが?」と問い質した。
田中委員長は「(我々は)想定内で判断している。想定外と言ってはいけないと肝に銘じて我々も規制している」と胸を張った。
田中委員長はさらに、「どういう状況が起こっても今の川内原発で想定外の事故が起きるとは判断していない」と付け加えた。
原子力規制行政のトップが、安全神話を完全復活させた瞬間だった。
2016年4月18日田中龍作ジャーナル
安倍晋三首相の機関紙的な産経新聞系列の『関西テレビの中継車、被災地で非常識な行動』2016年04月18日Sputnik
関西テレビの中継車が熊本県菊陽町のガソリンスタンドで「並んでください」との注意を無視し列を抜かして給油。被災者が朝早くから列に並ぶ中の非常識な行動に非難が殺到している。
事態は、住民がこの事実をツイッターに投稿したため発覚した。関西テレビは事実を認め、公式サイトに謝罪文を出した。
17日の朝、関西テレビの中継車が被災地で非常識な行動に出た。
熊本県菊陽町のガソリンスタンドでの給油の際、順番待ちの車の列を抜かして堂々と横入りをし、我先にと給油をしたのだ。「後ろに他の人もいるので列に並んでください」と注意されたにも関わらず、無視した。多くの被災者が給油のため朝早くから列に並ぶ中、非常識な行動に非難が殺到している。
事態は、住民がこの事実をツイッターに投稿したため発覚した。関西テレビは事実を認め、公式サイトに謝罪文を掲載した。関西テレビによれば、中継車には社員および委託スタッフが乗車していたという。「マスコミはいい絵を撮りたいだけ。阪神大震災を経験したはずの関西テレビが、情けない」と、住民は失望している。
2016年04月18日Sputnik
『安倍晋三首相の指揮が被害を拡大する』
金子勝 @masaru_kaneko
【首相の指揮が被害を拡大】安倍晋三が15日午前11時15分、総理からは屋外に避難している人たちを確実に今日中に屋内に収容せよと河野防災大臣に指示し、誰も止めることなく、現地の松本副大臣を通じて県知事に上位下達された。
金子勝 @masaru_kaneko
【首相の指揮が被害を拡大2】14日夜には東大地震研平田教授は、「余震で再び強い揺れの可能性も。古い住宅などにいる方は、安全な所に避難してほしい。暗いので十分に注意してほしい」と呼びかけていた。地震が続き家屋の倒壊の恐れが増していた。
金子勝 @masaru_kaneko
【首相の指揮が被害を拡大3】安倍首相が15日午前官邸で、現在、屋外で避難しているすべての人が15日中に「屋内避難」するように命じたと、メディアは報じた。首相の決定的誤りが全国に流された。
金子勝 @masaru_kaneko
【首相の指揮が被害を拡大4】安倍首相が命じた「屋内避難」は、被害を拡大させ、熊本県民の命を危険にさらした。現に、16日の未明の本震で被害が拡大し、家屋が倒壊した。この事態は緊急事態条項の危険性を余す所なく暴露する。国会で追及すべし。
金子勝 @masaru_kaneko
【首相の指揮が被害を拡大5】15日に「全避難者の屋内避難」の方針を打ち出したことに対し、熊本県の蒲島郁夫知事が「現場の気持ちが分かっていない」と反発した。実際に、蒲島知事が正しく、安倍首相は決定過ちを犯した。絶対に検証が必要だ。
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金子勝@masaru_kaneko
【首相の指揮が被害を拡大6】本当の問題は、16日未明の本震のあと始まった。国民の危険にさらす無能首相の「屋内避難」指示に危険を覚えた住民は、自動車での避難。だが、車中の睡眠が続き、エコノミー症候群の患者が18名にのぼる
金子勝 @masaru_kaneko
【TPP強行で逃れる】突然、安倍晋三がTPP審議を強行に走る。自分が騒いだ「全員屋内避難」が批判を受けるや、熊本地震対策を放り出し、河野熊本地震災害対策本部長までTPP審議にはりつけ。責任逃れにTPP強行を使うトンデモナイ独裁首相だ
金子勝 @masaru_kaneko
【首相は説明を】安倍首相は地震が続く中、「全員屋内避難」指示を出し、翌16日未明の本震で多くの家屋が倒壊した。この首相の決定的間違いに待ったをかける閣僚も官僚もいなかった。独裁体質ゆえだろう。多くの国民を危険に導いた首相は逃げるためにTPP強行に走る。緊急事態条項は本当に危険だ。
金子勝 @masaru_kaneko
【首相の指揮が被害を拡大7】「全員屋内避難」を指示した安倍首相は、熊本被災地に(ヘリではなく)オスプレイを派遣することに夢中。辺野古新基地の宣伝に悪用?この人の「安全保障」とは、国民を命の危険にさらし「危機」を作り出すことなのです。
『何も知ら無いらしい安倍晋三(全員屋内避難の政府指示)や田中俊一(原発安全神話の完全復活)の殺人的無責任さ』
過去の日本軍の蛮行などの歴史的事実を『自虐史観だ』と全面否定する安倍晋三やネットウヨですが、歴史には『美しい』とか『醜い』などの個人的な美的感覚とは無関係だとの常識が無い。(歴史学など科学分野では、客観的事実の正誤だけが問題で、物事の善悪『個人の主観)は無関係)
確かに大勢の日本人が毛布にくるまって路上に座り込んだり野外に寝転んでいる姿は、はたから見れば『あまりにも異様である』ことは明らか。
しかし、いくら『美しい国』を目指す安倍晋三だからといっても、(確かに平時なら日本的礼儀に反する見苦しい行為だが)路上避難を『美しくない』として屋内退避を指示するとは呆れ返った非人道的暴挙である。
19日朝の毎日テレビ(TBS)では,、震度7を記録した14日の最初の熊本地震の直後に一旦は安全に屋外退避していのに、一時停電していた自宅の電気が回復じたため一人だけ一階の寝室に戻った後、2回目の地震で倒壊して死亡した20代の女性の遺族が、悲惨な事故の顛末を詳しく語っている。
連続して大地震が連続するという今回の熊本地震のような前代未聞の初めての異常な新しい事態に対して、何も知ら無いらしい安倍晋三の『全員屋内避難』指示の無責任さは言語に絶する酷さである。
田中俊一ですが、5年前に起きた原子炉4基が同時に暴走するフクシマのレベル7の核事故の原因が未だに判明していない事実をまったく知らないのだろうか。実に不思議だ。
科学的な正しい事故原因が究明出来てもいない今の段階では『原発の安全』とか『想定内』の言葉は使ってはいけないのに、田中俊一のように連発したのでは話にもならない。
斑目などの無知無能の委員長がいて大失敗して解体された『原子力安全委員会』ですが、本当の中身(正式名称)は、原子力安全神話の宣伝・広報を目的とする委員会(原子力安全宣伝委員会)だった。
『科学は万能ではない!』 完全でないばかりか大きな弱点を宿命的に抱えている
今回発覚した腹立たしい事実ですが、『原子力規制委員会』の名称は表向きの間違った名前で、その実態は原子力ムラに寄生する委員会(原子力寄生委員会)だった。
いくら歴史学者が否定しても愚かしい『自虐史観だ』とのネットウヨが無くならないことで証明されているように、多くの善良な一般市民が勘違いしているが決して『科学は万能』でないばかりか無敵でも無い。大きな弱点を宿命的に抱えていた。
実は、科学が得意とする分野は何回も繰り返す一般的な事柄の解明だけなのです。
『歴史』のように1回限りとか今回の熊本地震のように今まで経験したことが無い事例に対して科学は万能どころが、ほぼ無力だった。(熊本地震で気象庁は『今回のように地震が続くのは今まで前例がない』として何時もなら出している余震情報の発表を放棄している)
何回も同じ事例が繰り返し起きるから科学的な検証作業が可能なのです。1回だけだと科学的検証がほぼ不可能。地震や火山噴火の予知の確率が1割台の低さなのは『稀にしか起きないから』だった。(天気のように毎日繰り返すものでは予知確率が格段に向上して5割を超すが、それでも時々天気予報が大きく外れることもある。それなら地震や火山噴火が外れても当然だった)
一番最初の14日夜に震度7を観測したマグニチュード6.5の熊本県益城ましき町では最大加速度1580ガルだった地震計は壊れてしまい以後の計測が出来ない。また阿蘇地方の6カ所の地震計は停電などで機能を停止していて使えいない状態が続いている。
14日熊本地震のおよそ16倍の16日未明のマグニチュード7.3の熊本地震の最大加速度は発表さていないが、14日の1580ガルを大きく超えることが予想される。
しかし、九州電力作成の川内原子力発電所1,2号機は16日に発生した本震の16分の1だった2日前の熊本地震の3分の1の620ガルしか想定していない。しかも最新の気象庁の発表では『日奈久断層が西南方向へ地震域が拡大している』とハッキリと言っている。小学校の地図帳で見てもその先に薩摩川内市(川内原発)が存在していることは分かる。それでも『原発は安全だ』と言い張る田中俊一原子力寄生委員長。
日本人の普通の市民と安倍晋三との狂気のチキンレースは今後も延々と続い行くのでしょうか。これはブラックジョーク(笑えない悲劇的な喜劇)以外の何物でもない。
『日本で唯一稼動する川内原発、地震の不安と隣り合わせ』
14日夜に発生した震度7の地震を皮切りに、熊本・大分地方では4日間で540回以上もの地震が発生している。気象庁は、活発な地震活動は今後1週間は続くだろうとみて警戒を呼びかけている。
国内で唯一稼動している原子力発電所は、鹿児島県・薩摩川内市の川内原発1・2号機だ。
今日18日には「ストップ川内原発!3・11鹿児島実行委員会」のメンバーらが、九州電力に対し川内原発の運転停止を申し入れた。この2日前の16日には既に、作家らが作る「川内原発の即時停止を求める有志の会」が九電に対し、川内原発の即時停止を要請している。
しかし九州電力・政府・原子力規制委員会は揃って、稼動を継続させることは問題ないという見解を出している。
18日、原子力規制委員会の田中俊一委員長は臨時記者会見で、震災時の原発に関する情報提供が国民のニーズと噛み合っていないことを指摘され「九州電力も色々な形で情報発信をしているし、随時、原子力施設に異常はないという報告をしているが、原子力規制委員会としてどこまでやればいいのか私自身も掴みかねていた」と述べた。
また、田中委員長は稼働中の川内原発について「エネルギー需給の問題は全くないと思う。止められない理由をお尋ねしたい」と質問したフリーの記者に対し次のように述べた。
田中委員長「私どもは科学的・科学技術としての判断基準に基づいて停止させるかどうかを決めているわけですね。ですから、そういったものがあるから止めたほうがいいという、それもひとつのお考えかもしれませんけれども、それは規制委員会や我々の判断ではなくて、安全上の問題があるなら、当然我々は止めなければいけないと思います。でも、そういうことではない、ということなんですね。今の段階で、ずっと見ている限りでは安全上の問題はありません。」
住民にしてみれば、現段階で安全上の問題がないことは、むしろ当然中の当然である。
今、懸念材料になっているのは、安全なうちに稼動を「予防的に」停止させ、被災地の不安材料をひとつでも除去するということが何故できないのか、ということだ。
川内原発の即時停止を求める有志の会は「異常があってからでは遅いということは、これまでの福島第一原発の事故の経験から、誰の目にも明らか」であると指摘している。
2016年04月19日Sputnik
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田中俊一委員長。「想定外は想定内だ」と言い切る。まるで禅問答を聞いているようだった。=18日、原子力規制庁 撮影:筆者=
『【熊本地震と川内原発】「想定外ない」田中委員長が強調する安全神話』 2016年4月18日田中龍作ジャーナル
熊本地震を受けて原子力規制委員会は、きょう、臨時委員会を開いた。気象庁は「震源が南西に移動している」としており、稼働中の川内原発への影響が懸念される。
「(地震の揺れは)原子炉停止装置の設定以下」「川内については火山灰が15センチ積もっても心配ない。破局的噴火を心配する必要はない」・・・
原子力規制庁の事務方がツラツラと資料を読み上げた。「心配ない」のオンパレードだ。
経産省出身の事務方が「危険性があるので原発の運転を一時停止した方がいい」などと言うはずはなかった。
委員たちも同様だった。「今回(川内原発で)観測された(揺れ)は小さなものだった。伊方も燃料の冷却が極めて進んでいる。仮に(冷却)水が抜けても、水をかけてゆけば大丈夫・・・」。更田豊志委員も安全性を強調した。
伴信彦委員が「震源が南の方に動いた場合の影響は?」と問うと石渡明委員は「その場合でも150ガル※くらいしか揺れはない」とフォローした。(※川内原発の基準地震動は620ガル)
田中俊一委員長に至っては、事務方に安全性のダメ押しを求めた ―
田中委員長「機器の損傷で止まるとかじゃないんですよね」
事務方「地震動の値で止まるように設計しています」
田中委員長「早期に止まるようになっているということですよね」
事務方「はい、そうです」。
事務方と委員たちで申し合わせたような質疑応答だった。
安全神話を覆して福島原発事故は起きた。悪夢の再来を懸念する向きもある。「一時運転停止」の勧告が出るのではないかと期待する声もわずかだがあった。
国内外が固唾を飲んで見守った原子力規制委員会の臨時会議はわずか40分あまりで終了した。
臨時委員会の後、田中俊一委員長の記者会見が開かれた。
記者団からは安全性を危ぶむ質問が相次いだ。だが田中委員長は「事故が起きる前に停止するよう設計している」「今の段階で安全上の問題はない」と繰り返した。
あるフリー記者が「福島原発事故で想定外という言葉が繰り返された。今回(もし事故が起きて)また想定外と言われたら国民は許さないと思うが?」と問い質した。
田中委員長は「(我々は)想定内で判断している。想定外と言ってはいけないと肝に銘じて我々も規制している」と胸を張った。
田中委員長はさらに、「どういう状況が起こっても今の川内原発で想定外の事故が起きるとは判断していない」と付け加えた。
原子力規制行政のトップが、安全神話を完全復活させた瞬間だった。
2016年4月18日田中龍作ジャーナル
安倍晋三首相の機関紙的な産経新聞系列の『関西テレビの中継車、被災地で非常識な行動』2016年04月18日Sputnik
関西テレビの中継車が熊本県菊陽町のガソリンスタンドで「並んでください」との注意を無視し列を抜かして給油。被災者が朝早くから列に並ぶ中の非常識な行動に非難が殺到している。
事態は、住民がこの事実をツイッターに投稿したため発覚した。関西テレビは事実を認め、公式サイトに謝罪文を出した。
17日の朝、関西テレビの中継車が被災地で非常識な行動に出た。
熊本県菊陽町のガソリンスタンドでの給油の際、順番待ちの車の列を抜かして堂々と横入りをし、我先にと給油をしたのだ。「後ろに他の人もいるので列に並んでください」と注意されたにも関わらず、無視した。多くの被災者が給油のため朝早くから列に並ぶ中、非常識な行動に非難が殺到している。
事態は、住民がこの事実をツイッターに投稿したため発覚した。関西テレビは事実を認め、公式サイトに謝罪文を掲載した。関西テレビによれば、中継車には社員および委託スタッフが乗車していたという。「マスコミはいい絵を撮りたいだけ。阪神大震災を経験したはずの関西テレビが、情けない」と、住民は失望している。
2016年04月18日Sputnik
『安倍晋三首相の指揮が被害を拡大する』
金子勝 @masaru_kaneko
【首相の指揮が被害を拡大】安倍晋三が15日午前11時15分、総理からは屋外に避難している人たちを確実に今日中に屋内に収容せよと河野防災大臣に指示し、誰も止めることなく、現地の松本副大臣を通じて県知事に上位下達された。
金子勝 @masaru_kaneko
【首相の指揮が被害を拡大2】14日夜には東大地震研平田教授は、「余震で再び強い揺れの可能性も。古い住宅などにいる方は、安全な所に避難してほしい。暗いので十分に注意してほしい」と呼びかけていた。地震が続き家屋の倒壊の恐れが増していた。
金子勝 @masaru_kaneko
【首相の指揮が被害を拡大3】安倍首相が15日午前官邸で、現在、屋外で避難しているすべての人が15日中に「屋内避難」するように命じたと、メディアは報じた。首相の決定的誤りが全国に流された。
金子勝 @masaru_kaneko
【首相の指揮が被害を拡大4】安倍首相が命じた「屋内避難」は、被害を拡大させ、熊本県民の命を危険にさらした。現に、16日の未明の本震で被害が拡大し、家屋が倒壊した。この事態は緊急事態条項の危険性を余す所なく暴露する。国会で追及すべし。
金子勝 @masaru_kaneko
【首相の指揮が被害を拡大5】15日に「全避難者の屋内避難」の方針を打ち出したことに対し、熊本県の蒲島郁夫知事が「現場の気持ちが分かっていない」と反発した。実際に、蒲島知事が正しく、安倍首相は決定過ちを犯した。絶対に検証が必要だ。
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金子勝@masaru_kaneko
【首相の指揮が被害を拡大6】本当の問題は、16日未明の本震のあと始まった。国民の危険にさらす無能首相の「屋内避難」指示に危険を覚えた住民は、自動車での避難。だが、車中の睡眠が続き、エコノミー症候群の患者が18名にのぼる
金子勝 @masaru_kaneko
【TPP強行で逃れる】突然、安倍晋三がTPP審議を強行に走る。自分が騒いだ「全員屋内避難」が批判を受けるや、熊本地震対策を放り出し、河野熊本地震災害対策本部長までTPP審議にはりつけ。責任逃れにTPP強行を使うトンデモナイ独裁首相だ
金子勝 @masaru_kaneko
【首相は説明を】安倍首相は地震が続く中、「全員屋内避難」指示を出し、翌16日未明の本震で多くの家屋が倒壊した。この首相の決定的間違いに待ったをかける閣僚も官僚もいなかった。独裁体質ゆえだろう。多くの国民を危険に導いた首相は逃げるためにTPP強行に走る。緊急事態条項は本当に危険だ。
金子勝 @masaru_kaneko
【首相の指揮が被害を拡大7】「全員屋内避難」を指示した安倍首相は、熊本被災地に(ヘリではなく)オスプレイを派遣することに夢中。辺野古新基地の宣伝に悪用?この人の「安全保障」とは、国民を命の危険にさらし「危機」を作り出すことなのです。
『何も知ら無いらしい安倍晋三(全員屋内避難の政府指示)や田中俊一(原発安全神話の完全復活)の殺人的無責任さ』
過去の日本軍の蛮行などの歴史的事実を『自虐史観だ』と全面否定する安倍晋三やネットウヨですが、歴史には『美しい』とか『醜い』などの個人的な美的感覚とは無関係だとの常識が無い。(歴史学など科学分野では、客観的事実の正誤だけが問題で、物事の善悪『個人の主観)は無関係)
確かに大勢の日本人が毛布にくるまって路上に座り込んだり野外に寝転んでいる姿は、はたから見れば『あまりにも異様である』ことは明らか。
しかし、いくら『美しい国』を目指す安倍晋三だからといっても、(確かに平時なら日本的礼儀に反する見苦しい行為だが)路上避難を『美しくない』として屋内退避を指示するとは呆れ返った非人道的暴挙である。
19日朝の毎日テレビ(TBS)では,、震度7を記録した14日の最初の熊本地震の直後に一旦は安全に屋外退避していのに、一時停電していた自宅の電気が回復じたため一人だけ一階の寝室に戻った後、2回目の地震で倒壊して死亡した20代の女性の遺族が、悲惨な事故の顛末を詳しく語っている。
連続して大地震が連続するという今回の熊本地震のような前代未聞の初めての異常な新しい事態に対して、何も知ら無いらしい安倍晋三の『全員屋内避難』指示の無責任さは言語に絶する酷さである。
田中俊一ですが、5年前に起きた原子炉4基が同時に暴走するフクシマのレベル7の核事故の原因が未だに判明していない事実をまったく知らないのだろうか。実に不思議だ。
科学的な正しい事故原因が究明出来てもいない今の段階では『原発の安全』とか『想定内』の言葉は使ってはいけないのに、田中俊一のように連発したのでは話にもならない。
斑目などの無知無能の委員長がいて大失敗して解体された『原子力安全委員会』ですが、本当の中身(正式名称)は、原子力安全神話の宣伝・広報を目的とする委員会(原子力安全宣伝委員会)だった。
『科学は万能ではない!』 完全でないばかりか大きな弱点を宿命的に抱えている
今回発覚した腹立たしい事実ですが、『原子力規制委員会』の名称は表向きの間違った名前で、その実態は原子力ムラに寄生する委員会(原子力寄生委員会)だった。
いくら歴史学者が否定しても愚かしい『自虐史観だ』とのネットウヨが無くならないことで証明されているように、多くの善良な一般市民が勘違いしているが決して『科学は万能』でないばかりか無敵でも無い。大きな弱点を宿命的に抱えていた。
実は、科学が得意とする分野は何回も繰り返す一般的な事柄の解明だけなのです。
『歴史』のように1回限りとか今回の熊本地震のように今まで経験したことが無い事例に対して科学は万能どころが、ほぼ無力だった。(熊本地震で気象庁は『今回のように地震が続くのは今まで前例がない』として何時もなら出している余震情報の発表を放棄している)
何回も同じ事例が繰り返し起きるから科学的な検証作業が可能なのです。1回だけだと科学的検証がほぼ不可能。地震や火山噴火の予知の確率が1割台の低さなのは『稀にしか起きないから』だった。(天気のように毎日繰り返すものでは予知確率が格段に向上して5割を超すが、それでも時々天気予報が大きく外れることもある。それなら地震や火山噴火が外れても当然だった)
一番最初の14日夜に震度7を観測したマグニチュード6.5の熊本県益城ましき町では最大加速度1580ガルだった地震計は壊れてしまい以後の計測が出来ない。また阿蘇地方の6カ所の地震計は停電などで機能を停止していて使えいない状態が続いている。
14日熊本地震のおよそ16倍の16日未明のマグニチュード7.3の熊本地震の最大加速度は発表さていないが、14日の1580ガルを大きく超えることが予想される。
しかし、九州電力作成の川内原子力発電所1,2号機は16日に発生した本震の16分の1だった2日前の熊本地震の3分の1の620ガルしか想定していない。しかも最新の気象庁の発表では『日奈久断層が西南方向へ地震域が拡大している』とハッキリと言っている。小学校の地図帳で見てもその先に薩摩川内市(川内原発)が存在していることは分かる。それでも『原発は安全だ』と言い張る田中俊一原子力寄生委員長。
日本人の普通の市民と安倍晋三との狂気のチキンレースは今後も延々と続い行くのでしょうか。これはブラックジョーク(笑えない悲劇的な喜劇)以外の何物でもない。
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